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日経ビジネスONLINE SPECIAL

「ThinkPad 選ばれる理由」25人の知性派が語る一流の条件

Vol.17
アートと泊まるホテル
BnA
ファウンダー/取締役
田澤 悠
アートと泊まるホテル/田澤悠 「ThinkPad 選ばれる理由」25人の知性派が語る一流の条件

ThinkPadと創る新しい宿

 

 シェアリングエコノミーの台頭、そしてAirbnbに代表されるような民泊サービスによって、誰でも気軽に世界中のユニークな宿泊施設を検索することが可能になった。そうした中で若き4人の起業家が、“泊まれるアート”をテーマに立ち上げたのが、ベッド&アートプロジェクト(BnA)だ。当初はAirbnb上でのコンセプトテストとして「BnA GALLERY Ikebukuro」を発表。その成功を受けて正式に旅館業許可を取得し、2015年8月には京都に「BnA MACHIYA Kyoto」、昨年3月には、東京・高円寺に「BnA HOTEL Koenji」をオープンした。

 JR高円寺駅北口から目と鼻の先にある3階建てのビルを改装したものだ。1階はフロントデスクとバーを兼用。2階と3階にはそれぞれ1部屋ずつアーティストの1つの作品として仕上げられた客室がある。そして、地下はギャラリー、屋上はラウンジとしてイベントなども開催する。このときにはちょうど高円寺名物の阿波踊りに合わせたインスタレーション作品となっていた。

 先のファウンダーの1人である田澤悠はこのプロジェクトを立ち上げた意図をこう話す。

田澤氏
Yu Tazawa
兵庫県生まれ。幼少期をスペイン、イギリス、アメリカで過ごす。ペンシルバニア大学卒業後、ボストン コンサルティング グループを経て独立。ジャカルタでのサロン事業や医療アプリの開発を行い、外国で育った経験からアートに浸れるホテルとして、高円寺でホテル事業、BnAを展開する。

 「日本には世界に誇る素晴らしいアートがありますが、有名アーティストですら常設展はほとんどありません。一般の人が家にアートを飾る文化もなく、それで生計を立てるのは難しいのが現状です。もともとは民泊×建築×アートというところで始めたのですが、さまざまな法規制など、民泊の限界もあって、旅館業許可を取得して始めたのがBnAホテルです。このホテルでは展示されているアートやグッズはすべて購入可能で、また宿泊料などから一定の割合を参加アーティストにも分配することによって安定した収入源を提供します。

 我々4人もそうなのですが、高円寺という町にはたくさんのアーティストが暮らしています。町の特性を考えたときにフロントデスク=バーというのが、自然なカタチでした。宿泊客は海外からの旅行者が多いのですが、作品の中に泊まるだけでなく、夜はバーが旅行者とアーティストたちや地域の人たちをつなぐ場になる。このホテルはそうしたプラットフォームを構築していく実験的な位置づけでもあります」

 既にこの高円寺をプロトタイプとして、東京をはじめ国内数カ所にデベロッパーと組んで新しいホテルを建設中という。

 自身はスペイン、イギリス、アメリカと人生の半分を海外で過ごし、ペンシルバニア大学を卒業後、ボストン コンサルティング グループに入社した経歴を持つ。なぜ経営コンサルタントが、ビジネスとして成立させるのが難しいアートを扱う事業へと乗り出したのか。

 「日本を入れれば4つの国で生活してきましたが、大学時代を過ごしたアメリカが僕には一番合ってました。無邪気に夢を追い求める、そういったDIYの文化がある。だから起業することを前提にコンサルに入ったんです」

 ThinkPadとの出合いはまさにそのときだった。

 「会社に入社してからずっとThinkPadを使っていて、辞めて一度別のパソコンに乗り換えたんです。でもすぐに、これじゃあ仕事できないなってThinkPadに戻りました。やっぱりエクセルやパワーポイントはこれじゃなきゃだめですね」とトラックポイントを指さす。既に投資家を交じえての海外進出の話も進んでいるという。そして出張にも必ずThinkPadを携帯する。最後に田澤はこんな思いを語った。

 「将来的には海外のアーティストとも手を組んで、世界各地のクリエーティブなコミュニティーが存在する町に1つずつホテルを作っていきたい。そうすることによって世界中に点在している面白いコミュニティーがつながっていけば、いいモノを作っている人たちが活躍できる、そんな経済システムを築くことができると思うんです」(敬称略)

田澤氏
田澤氏はこれまでトータルで3台のThinkPadを使い続けている。現在、使用するのはX1 Carbon(インテル® Core™ i7 プロセッサー搭載)。「軽いし丈夫ですし、バッテリーの持ちも昔に比べて格段に良くなっていますね」。自宅では、トラックポイントの使い心地の良さから、大きなモニターと“ThinkPadトラックポイント・キーボード”を組み合わせて使用しているという。
(文:藤野 太一/写真:栗原 克己)
「ThinkPad 選ばれる理由」25人の知性派が語る一流の条件
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