2017年 マーケティング&セールスの最新潮流とトレンド

企業の成長の秘訣に迫るクラウド活用最前線
  1. TOP
  2. 企業内限定で利用できる法人向け「フェイスブック・ワークプレイス」登場

企業内限定で利用できる法人向け「フェイスブック・ワークプレイス」登場

フェイスブック ジャパン


フェイスブックが2016年10月から、企業のコミュニケーション基盤となるクラウドサービス「フェイスブック・ワークプレイス」の提供を開始した。世界中で約19億人が利用する「フェイスブック」と、使い勝手がほぼ同じであることが大きな特徴だ。フェイスブックとは独立したサービスで、投稿や閲覧は社内の利用者に限定されるため、機密情報の流出等のリスクも極めて低い。

現在、若年層を中心として業務上の連絡にも、スマートフォンでコンシューマー向けSNSを利用するという社員が増えつつある。企業のコミュニケーション手段の中核である電子メールよりも利便性が高いからだ。
ただしこのような使い方は、誤送信などで顧客情報などの機密情報が外部に流出する恐れがある。フェイスブックが提供する「ワークプレイス」なら社内のコミュニケーションを活性化させ情報共有をよりオープンに行いながら、情報のやり取りが社内に限定されるので、このような懸念を払拭できる。

生の情報を即時に共有

ワークプレイスは、フェイスブックの使い勝手やユーザー・インターフェースはそのままに、ユーザー管理やセキュリティーなど、企業内で使う上で必要な機能を強化したサービス。約19億人に利用されているプラットフォームなので、安定したサービスが提供できる。ニュースフィード(フォローしているユーザーとフェイスブックページからの記事を一覧する機能)やタイムライン(自分の投稿を時系列に一覧する機能)、チャット、ビデオ、ライブ動画、「いいね!」ボタンなどの基本機能は、フェイスブックと全く同じだ。
フェイスブックにはない機能も追加されている。利用者にとって利便性の高い、複数の企業の間で情報を共有できる「会社間グループ機能」や1回認証手続きで複数のデバイスやソフトウェア、サービスにアクセスできるシングルサインオン(SSO)、また情報管理部門にとって便利な、社内のサービス利用状況を把握し、コンテンツを管理できる「ダッシュボード」や、利用者の情報や権限などを一元管理できるActive Directoryとの連携などだ。

「グループ」を使いこなす

新しいコミュニケーションツールなので、企業によっては使い方に戸惑うこともあるだろう。執行役員の横山直人氏は、「ワークプレイスを有効に活用するポイントは、『グループ』を使いこなすことです」と指摘する。
グループとは、特定のテーマに興味のあるユーザーで構成するコミュニティーのこと。例えば部門横断のプロジェクトでは、ここに参加するメンバーでグループを構成する。これによって、メンバーが一堂に会さずとも、ワークプレイス上で簡単な打ち合わせができる。特定のメンバーに対する質問も、メールや電話ではなくワークプレイス上でやり取りすれば、それをメンバー間のナレッジとして共有できるのだ。
新たな製品やサービスに関するアイデアが浮かんだ社員がグループを立ち上げ、興味のある人を募るという使い方もある。ここに多様な部署から人集まれば、さまざまな知見からアイデアが洗練され、新たな製品やサービスにつながる可能性が高まる。こうした場は、ワークプレイスのようなツールなしに実現することは難しいだろう。
横山氏は「既にワークプレイスをご利用いただいている企業の中には、グループ内でのディスカッションからイノベーティブなサービスを生み出しているところもあります」と語る。

「働き方改革に貢献したい」

現在、日本では政府が主導する働き方改革に着手し、テレワーク制度や在宅勤務制度を導入する企業が増えつつある。こうした制度を導入すると、必然的に顔を合わせてコミュニケーションをとる時間が減ることになる。いつでもどこでもコミュニケーションをとれるワークプレイスは、これを補完するツールとしても活用できる。長谷川氏は「フェイスブックは、テクノロジーやコミュニティーの力によって、企業をエンパワーしていきたいと考えています。現在、多くの日本企業が取り組んでいる働き方改革にも貢献できると思います」と語る。
ワークプレイスの利用料金は、導入後3ヶ月は無料で、利用者数が1000人までの場合で1人当たり月額3ドル、1001人から1万人までが同2ドル、1万人超が同1ドルである。

フェイスブック ジャパン

代表取締役
:長谷川 晋
お問い合わせ先
: https://workplace.fb.com/

その他企業のインタビュー