2017年 マーケティング&セールスの最新潮流とトレンド

企業の成長の秘訣に迫るクラウド活用最前線
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中国No.1のシェアを持つクラウドサービスが日本上陸

SBクラウド株式会社

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「Yahoo! BBが日本市場においてインターネットの利用料金を劇的に引き下げたように、我々もB2B(企業間取引)のクラウドサービス市場で革命を起こしたい」。こう力説するのはSBクラウドの二宮暢昭氏だ。ソフトバンクグループ傘下の同社は、2016年から中国アリババグループ提供のクラウドサービスを日本で展開し始めた。日本市場に合った多様なクラウドサービスを、低料金で提供していく計画だ。

世界規模のECで培った技術と信頼

日本企業が中国に進出する際、大きなハードルとなるのが現地におけるIT環境の構築と運用だ。手間ひまやコスト、システムの信頼性に現地でのサポート体制…。こうした課題を解消するのが、SBクラウドが提供する「Alibaba Cloud」だ。
Alibaba Cloudは中国最大のECサイト、「Alibaba.com」を支えるクラウドサービス。アリババグループのアリババクラウド社が構築・運用している。1秒間に最大で17万5000件もの注文を安定的に処理できる能力を誇るECサイトを構築・運用する技術力の粋を結集して作られたクラウドサービスだといえば、その信頼性の高さが分かるだろう。SBクラウドでは、この“中国最強レベル”のサービスを、日本向けにパッケージ化して提供する。
SBクラウドが、ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であることも、Alibaba Cloudの大きな強みだ。日本にいながら中国で使用するクラウドを構築でき、さらにアリババクラウドと直接的なつながりがあるため、サポート体制も強固だ。まさに、「日中間を強く結びつけるクラウドサービス」だといえるだろう。今後は日本と中国の間を専用のネットワーク経由で通信させる計画もあり、日本企業の中国でのビジネスをさらに強力に後押しする。

堅牢性、安定性に加え柔軟性も

SBクラウドが現在提供しているのは、ズバリIaaSだ。巨大なコンピューター資源の上で顧客企業があたかも一般のサーバーのように利用可能な「仮想マシン」を提供する「Elastic ComputeService」や、データベースを管理するサービス「ApsaraDB for RDS」。ビッグデータと呼ばれるような巨大データを効率的に管理できるサービス「Object Storage Service」、そして先端の強力なセキュリティガードでサイバー攻撃を防御するサービス「Anti-DDoS」など、多岐にわたっている。
これらのサービスが安価な月額料金で利用できる。スターター・検証向けプランは月額1200円から、ウェブサイト運用向けのプランは月額4200円から利用可能だ。顧客企業の安全性を高めるために、サービスの利用者に対して、Anti-DDoSの無償提供もしている。
強固なセキュリティーや安定性も、Alibaba Cloudの大きな強みだ。アリババクラウドの孫氏は次のように語る。
「Alibaba.comは、世界中からサイバー攻撃の標的とされており、日々、膨大な数の攻撃を受けています。しかし、今までに攻撃者が成功したことは、一度もありません。Alibaba Cloudを利用すれば、この堅牢性を手に入れることになります」
孫氏は、「クラウドサービスを利用するメリットは、IT資産を所有せずに必要な時に必要なものだけを利用できることです」と指摘する。
例えば新たなシステムが必要になった際に、短期間で立ち上げられるのも、クラウドサービスを利用するメリットだ。自社でシステムを導入する場合は通常、ハードウエアを調達するのに数週間かかる。しかし、Alibaba Cloudを利用すれば、ウェブサイト上でほんの数クリックするだけで自社専用の仮想マシンを立ち上げることが可能だ。
システムの拡張性に柔軟性があることも、大きなメリットだ。例えば、ウェブサイト上でキャンペーンを実施する際には、その期間中だけアクセスが殺到する。自社でシステムを導入する場合は、そのピークに合わせた処理能力のシステム基盤を用意しなければならない。しかし、キャンペーンが終われば、過剰な処理能力を抱えることになる。その点、クラウドサービスなら、その時々に必要な処理能力を調達し、その分のコストを負担すればよいのだ。

EC事業で開発した機能を外部に提供

アリババクラウドは、世界中の14拠点にデータセンターを設置し、グローバルにクラウドサービスを提供中だ。SBクラウドが日本で事業を展開するに当たっては、日本国内にもデータセンターを開設している。これによって、海外に情報を保管できないといった社内規定を持った日本企業でも、同社のサービスを利用できるようになった。
今後もサービスのメニューを拡充していく計画があるという。アリババグループの宋氏は、「我々は、Alibaba.comの利便性を向上させるためにさまざまなサービスを開発しております。これらをお客様にも使っていただき、ぜひ生産性を高めていただきたいと考えています」と、その意気込みを語る。例えば、Alibaba.comでは顧客の購買動向を調べるために、分析ツールを独自に開発して活用している。ゆくゆくは、こうしたツールもクラウドサービスとして外部に公開していく計画だ。
17年夏には、「Express Connect」というサービスが追加される。これはデータセンターの間を専用のネットワークで接続するサービスだ。これを使うことでインターネットを介することなく、データセンター間で通信できるようになる。セキュリティー対策が堅牢になるとともに、安定した速度で通信できることがメリットである。海外の拠点間でシステムを連携させたいような企業などに、向いているサービスだ。

SBクラウド株式会社

代表取締役社長
:エリック・ガン
設立
:2016年1月26日
※2016年5月10日にソフトバンクとアリババグループからの増資が完了し、SBクラウド株式会社に社名変更
資本金
:5億7626万円(資本準備金含む)
本社
:東京都港区東新橋1-9-2
事業内容
:パブリッククラウドサービスの設計、開発、輸出入および販売
お問い合わせ先
:https://www.sbcloud.co.jp/

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