Special Report“はかる”技術で未来を創る
東陽テクニカの新たなる挑戦

「東陽ソリューションフェア 2017」 9月7日(木)・8日(金)開催 [詳細はこちら]

Vol.2 自動車と情報セキュリティ、2人の業界キーパーソンが“はかる”技術に新たな価値を創造する

東陽テクニカの成長戦略の両輪となるのが、技術研究所とセキュリティ&ラボカンパニーだ。技術研究所 所長 木内健雄氏(写真右)はホンダF1の黄金期を支えた著名なエンジニアとしても知られており、自動車業界を牽引してきた。一方、セキュリティ&ラボカンパニー プレジデント 櫻井俊郎氏(写真左)は大手IT企業のCIOなどを務めるとともに、情報セキュリティの啓蒙活動にも深く関わってきた。両氏の造詣と東陽テクニカの”はかる”技術が融合した革新的なビジネスモデルが産業界に新たな価値をもたらす。両氏に「東陽ソリューションフェア 2017」の見どころも含め、新たなチャレンジについてお聞きした。

計測技術の進化があってこそ技術革新は加速する

 株式会社本田技術研究所に入社して36年間、エンジニア一筋で自動車業界の先頭を走ってきました。エンジニアとしてのキャリアの出発点となった基幹車種の電子制御化の後、F1、ハイブリッドシステム、燃料電池、コミューターなど常に最先端の研究テーマに取り組んできました。
 F1の専任エンジニアとしてアイルトン・セナなど世界のトップドライバーとホンダF1黄金時代を築きましたが、F1はエンジニアが世界と勝負する場でもあります。自動車の先端技術の開発を突き詰めていくほどに、計測技術などの周辺技術の進化があってこそ技術革新が加速していくという思いを強く抱くようになりました。特に計測技術は性能や品質を評価し、その向上を支える技術ですから、“はかる”技術の進化が欠かせません。技術研究所の所長をお引き受けした理由は、ホンダ時代に栃木研究所で2日間のセミナー開催を依頼するなど東陽テクニカの技術力の高さと先進性をよく知っていたため、技術研究所でさらに技術を大きく育てていくことにやりがいを感じたこと。なによりも計測技術に新たな価値を創造し、産業全体の技術向上に貢献していきたいという私の思いをかたちにできることが、新たな一歩を踏み出すモチベーションとなりました。

   

実走行に近い環境を再現し自動運転のテストを行う新たな試み

 産業技術の複合化・融合化が進展する中、計測技術も技術領域の垣根を超えた複合化・融合化へのニーズが高まっています。技術研究所は各分野の要素技術の融合・統合を図り、これまでにない時代を先取りした技術テーマの研究と独自技術の開発を行って、既存事業の付加価値を向上させ、さらに、新たなビジネスフィールドの構築に挑戦していきます。
 研究範囲は枠を設けず幅広く取り組んでいきますが、最初の研究テーマとして選んだのは今注目度の高い自動運転に関する計測技術の確立です。自動運転技術の開発では、テストコースなどで実車走行を行わないとシステムの機能確認ができないため安全リスクが高いと考えられ、また、同じ条件での再現テストも完成度向上のために必要なテスト手法と考えられます。
 当社が販売している実車両を用いて燃費測定などを行うテストシャーシをベースに、自動運転用のセンサーなどを搭載したプローブカーで実際の街を走って得られたデータを利用して、ラボで様々な走行条件を再現し、外に出ることなく実走行に近いテストの実現や再現テストができる複合システムを構築します。自動運転車両の開発を加速させる計測環境とソリューションを提供することで、開発時の課題をクリアすることができると考えています。厚木に試験ラボをオープンしましたが、すでに50社に及ぶ自動車関連企業様からの見学やテストを含めたお問い合わせをいただいています。
 「東陽ソリューションフェア 2017」では、上記の自動運転の計測システムについて具体的なプレゼンテーションを行います。また自動運転、コネクテッドカーなど注目のテーマから安全性、快適性といった恒久的な課題に対する最新の計測技術まで興味深い講演やセミナーがそろっています。モノを進歩させる秘訣は計測などの周辺技術です。周辺に目を向けてご自身がより高いレベルで仕事をするために、日々の業務の効率化や課題解決のヒントを探しにぜひご来場ください。

 
東陽テクニカが提供する
可搬式のハブ結合式シャシダイナモメータシステム
「ROTOTEST Energy」。
車軸に直接測定装置を取り付け屋内環境下で
完全な車両試験を可能にする。

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世界の技術を結集し新たなセキュリティサービスを創造

 国内大手IT企業でサービス型の新規事業の立上げ、常務取締役CTOとしてモバイルやAIなどの技術導入に携わるとともに、情報システム戦略を統括するCIOの役職につきました。また日本の情報セキュリティの研究調査・啓蒙活動を牽引しているJNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)の幹事などの要職も歴任しました。
 東陽テクニカとの出会いはネットワーク測定器のユーザーとなった30年近く前にさかのぼります。当時から東陽テクニカの高い技術力には関心を持っていました。東陽テクニカの社内カンパニーとしてセキュリティ&ラボカンパニーをゼロから立ち上げていくことは、シリコンバレーのシンクタンクに留学した若い頃に抱いた起業という夢へのチャレンジでもあります。東陽テクニカの技術商社としての高いポテンシャルと、私のこれまでの経験や知見を融合することで新しいビジネスモデルの創造、市場開拓を実現できると確信しています。
 昨今、サイバー犯罪のビジネス化・サービス化が進み、RaaS(Ransamware-as-a-Service)など業者に発注することで誰もが簡単にターゲット企業に攻撃することができる時代になってしまっています。またIoT(Internet of Things)デバイスもウィルスの一種を使って遠隔操作するDDoS(Distributed Denial of Service attack)の攻撃の踏み台となるなど守るべき対象も拡大している一方、セキュリティを担う人材不足は深刻です。人材の育成は重要ですが、それだけではサイバー犯罪の裾野の拡大やさらなる高度化に対抗することはできません。

世界最高水準のサイバーセキュリティ対策をサービスとして提供

 一連のサイバー攻撃に対して、これからは守る側もサービスを上手く利用することが重要なポイントとなります。そこでセキュリティ&ラボカンパニーでは、プラットフォームとして「TOYOクラウド」を独自開発し、全世界から最新のセキュリティソリューションやサービスを組み込んで、安価かつワンストップで提供する「サイバーセキュリティサービス」事業を2017年4月に立ち上げました。国家戦略としてセキュリティに取り組むイスラエル、サイバー犯罪の最前線で戦う米国の企業などと強固なパートナーシップを構築し緊密に連携することで、高度化するサイバー犯罪にタイムリーに対応できる点が強みです。クラウドサービスのためお客様は資産として自社に所有せずに、常に最新のサービスや情報を利用することができます。また当社内でサイバーリスク分析チームを育成し、お客様が高度なサービスを最大限に活かせるように支援にも力を注いでいます。
 常にお客様に密着し、世界最先端の“尖った”セキュリティソリューションを「安価に、効率よく、幅広く、使いやすく」提供することで、お客様のニーズに迅速かつダイナミックにお応えします。情報セキュリティにおける“はかる”技術とサービスでSIerを支え、デジタルトランスフォーメーション時代のお客様の成長に貢献していきます。
 「東陽ソリューションフェア 2017」ではその全貌を初披露し、デモを交えご紹介します。またイスラエル大使館の方に、サイバーセキュリティ分野におけるイスラエルの日本への貢献についてご講演いただきます。デジタルトランスフォーメーション時代のビジネスを加速させるため、安全装置として欠かせない最新のセキュリティソリューションに触れてください。

 
東陽ソリューションフェア 2017