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「飛行機に乗る前にはスマートフォンを機内モードにして、到着まではメールもSNSも我慢」という常識が、今変わろうとしている。2017年6月JALは、JTAを含めた国内線機内Wi-Fi対応機材※1で運航するすべての便を対象に、「ずっとWi-Fi無料宣言!」を実施し、好評のようだ。

※1:JAL・JTA運航の777-300型機、777-200型機、767-300型機、737-800型機(JTA運航は一部の機材のみの設定)。国際線機材運航時は除く。J-AIR運航のエンブラエル190/170型機では、無料ビデオプログラムサービスは提供しているが、インターネット接続サービスは提供していない。

情報の遅れが決断の遅れをもたらしビジネスを脅かす

今の時代、熟慮して開発された製品やサービスが、必ずしも当たるとは限らない。むしろ時代はスピードを求めている。未完成でもキラリと光るアイデアがあればスピーディーに開発を進め、顧客の反応をうかがいながら製品やサービスをどんどんブラッシュアップしていく。これにより、まず先に市場を押さえ、さらにファンを拡大していく、そんなビジネススタイルが席巻している。だからこそ、迅速な決断や行動が何よりも重要だ。

特に決裁権を持つビジネスパーソンの意思決定の遅れは、時としてビジネスに重大なピンチをもたらす。しかし、迅速な決断には裏付けが必要だ。経営指標となるさまざまな最新データ、製造や営業現場の状況、顧客の嗜好、さらにはトレンドの動向など、判断材料となる十分な情報が求められる。また、刻々と事態が移り変わっている取引先との交渉などでは、1~2時間メールをチェックしない間に、思わぬ方向に事態が転がっていて、慌てふためくことも。とりわけ、M&Aや業務提携といった重要な交渉中は、担当者からの急な連絡をいち早く受け取って決断しなければ、チャンスを逃しかねない。わずかな間連絡がつかないだけで、大きな損失につながることもあるだろう。

そこで、スマートフォンやタブレットなどで、いつでもどこでも必要な情報に触れられる環境が求められてきた。移動中も例外ではなく、従来難しかった電車や地下鉄の中でも、多くの場合ネットアクセスが可能になった。仕事にかかわらず、今やスマートフォンやタブレットが常に情報の窓口になっている。

しかし従来、飛行機での移動中は、外界と遮断されてきた。一部有料サービスなどはあったものの、利用者は限られており、皆がそういうものだと諦めているのが現状だった。

そこに風穴を開けたのが、日本航空(以下JAL)である。2017年6月から国内線のWi-Fiサービスを全面無料にすることを英断したのだ。空の上であっても、ネットを利用できる環境が整い、仕事はもちろん、家族や友人にSNSなどで連絡ができるようになったのだ。

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