設計士が語る“人生100年時代”の住まいのあり方

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間取りからではなく、暮らしから考える。満足度の高い住まいづくりの秘訣は、そこにある。人生100年時代を前に、どのような暮らしを思い描くのか。住まいづくりに臨むときは、その整理がまず欠かせない。そこで頼りになるのが、建築主の要望を引き出しプランに反映させる三菱地所ホームの「フルオーダーの自由設計」である。
その魅力は、何か――。三菱地所ホーム執行役員商品開発部長の月田徹氏にお聞きした。

――自由設計という言葉そのものは多くの住宅メーカーが掲げています。三菱地所ホームでは同時に「フルオーダー」もうたっているのは、なぜですか。

三菱地所ホーム株式会社
執行役員 商品開発部担当
 商品開発部長
1級建築士 月田 徹氏

一口に自由設計と言っても、住宅メーカーによってその自由度には違いがあるからです。同じ条件でも実現できるプランには差があるのです。

一般の住宅メーカーでは、独自のシステムに基づく構法を採用しています。またコストを抑える狙いから、その構法に用いる部材の種類や寸法に一定の制限を設けています。これらシステムや使用部材の制約から、たとえ自由設計をうたっていたとしても、建築主の要望を全てプランに反映させられるとは限らないのです。

これに対して当社では、お客様のご要望にはきめ細かくミリ単位で応じられます。構造体は壁と床の面で構成する「ツーバイフォー」という工法をベースに、それをさらに発展させた技術開発をしています。一般的なツーバイフォーに比べ間取りの自由度が高くなるからです。そうした対応力の幅広さから、自由設計の前に「フルオーダー」と付け加えているわけです。

独自構法で
大空間・大開口を生み出す

――間取りの自由度が高いというのは、どのようなことを意味しているのですか。

耐震性が確保された大空間を生み出せるということです。例えば、30畳ほどのひと続きの広いリビングや階段まで取り込んだ大きな吹き抜けです。そうした大きな空間さえ確保することができれば、その中を必要に応じて仕切るなど、間取りを自由につくり上げていくことができます。お客様がストレスを感じることなく住まいづくりに取り組めるように技術開発に努めてきた成果とも言えます。

浜田山ホームギャラリーにあるリビングダイニング。
家の中にいることも忘れてしまいそうな開放感がそこにはある。

――耐震性と大空間の両立を実現した技術とは、どのようなものですか。

 
   
 

新しく開発した強度の高い部材を用いることで耐震性の高さを確保しながら開放感のある大空間・大開口を生み出す「ツーバイネクスト構法」です。一般的なツーバイフォーの進化版という位置付けです。

この構法では、一般的なツーバイフォーで用いる耐力壁の1.5~3倍もの強度を持つ「ハイプロテクトウォール」と呼ぶ耐力壁で建物の外周部を構成します。外周部の耐力壁で一定の耐震性を確保できるため、建物内部の耐力壁は最低限に抑えられます。その結果、開放的な大空間を生み出せるようになるわけです。開口部の脇を門型フレーム部材である「MBウォール」で固めれば、最大で間口5.7mもの大開口を生み出すことも可能です。

――大空間・大開口の住まいは下手をすると、冷暖房効率が悪く、夏暑く、冬寒い、ということになりかねません。温熱環境の快適性は確保できるのですか。

大空間・大開口の住まいづくりが当社で可能なのはまさに、その快適性を確保できる全館空調の仕組みを用意しているからです。全館空調とは、建物全体をコンパクトな室内機1台で24時間365日換気しながら快適な室温に保つものです。夏は高原のような爽やかさを得られます。冬は隅から隅まで暖かく、例えば北向きに配置することが多い洗面・脱衣室も南向きの居室と同じ環境を実現できます。温熱環境に関してバリアフリーを実現できているわけです。この全館空調の仕組みを「エアロテック」と呼んでいます。

住まいを
スモールビジネスの起点に

――確かに、「全館空調」なら快適性は確保できそうです。建築主の満足度をさらに高めることを考えると、住まいづくりにはどのような姿勢で臨むのが良いのですか。

日常の暮らしの延長線上でこれだけの広さのリビングを確保したいとご要望されるお客様もいらっしゃいますが、せっかく住まいをつくるなら、そこで新しいライフスタイルを築く、夢のある住まいにしていただきたいと願っています。

設計者の立場で注目しているのは、人生100年時代の住まいのあり方です。長寿命化に伴い、住まいで過ごす時間は長くなります。住まいという拠点を人生の新しいステージを切り開くのに生かすという発想が可能になります。例えば住まいを新しいスモールビジネスの起点にするというアイデアも生まれます。

――新しくオープンする千葉・市川ホームギャラリーや東京・浜田山ホームギャラリーでは、そうした発想からの提案もみられるそうですね。

はい。市川では玄関脇に土間空間を設けて、初めのうちは趣味で制作した何らかの作品を飾るスペースとして活用し、そのうちそれらを販売するスモールビジネスの起点に、そして、そのアイデアをさらに発展させて、店舗併用プランを提案しています。

市川ホームギャラリーにあるショップスペース。
軒天から続く木製天井の素材感と、
デザインされたモダンなショップファニチャーが、次の空間を期待させる。

 

また浜田山では、リビングの一角にSOHOスペースも設けています。独立したスタディルームにこもってではなく、家族の気配を感じられるオープンな場所でビジネスの時間を少しだけ持つというライフスタイルの提案です。

浜田山ホームギャラリーにあるエントランスアトリエ。
エントランスエリアからつながる土間空間を、趣味のアトリエに。

 
 

ホームギャラリーで
多くのヒントを

――ホームギャラリーにみられる各種の提案は住まいづくりの参考になりそうです。実際、住まいづくりを進めていくときにも活用するものですか。

 

もちろん、そうです。ただ、ホームギャラリーの造りをそのままお建てになるお客様はさすがにいらっしゃいません。打ち合わせの中で「こういう造りはいいよね」「こういう暮らしはいいね」とやり取りを重ね、ホームギャラリーでの提案を所々に取り込みながら、一つのまとまった形に仕上げていくわけです。

 

満足度の高い住まいづくりにはやはり、こうしたコミュニケーション、それも密度の高いコミュニケーションが不可欠です。ホームギャラリーだけでなく、それまで手掛けた実例の写真を基にお客様とやり取りを交わすこともあります。空間に対するお客様の好みを把握する必要から、ホテルや店舗などお気に入りの施設をお聞きすることもあります。

 

浜田山ホームギャラリーにあるグリーンサロン。
天井から木漏れ日のような光が包み込み、自然と住まいが共生する空間を生み出す。

住まいづくりはクリエイティブな取り組みです。お客様にはぜひ、そのプロセスを一緒に楽しんでいただきたいと思います。

――要望をきめ細かく反映させられるフルオーダーの自由設計は確かに、クリエイティブな取り組みです。今後の人生に新しいステージを切り開いていくための取り組みとしても役立てることができれば、なおさらですね。

そう思います。住まいづくりはフルオーダーの自由設計で進めていこうとお考えになるお客様は、住まいを「買う」というより、住まいを「つくる」という発想です。ご自身の中にクリエイティビティをお持ちです。私たちはそれをうまく引き出し、住まいづくりを成功に導くのが仕事です。

ホームギャラリーは各種の提案を通じて、そうしたクリエイティビティを刺激し、アイデアにつなげる仕掛けの一つです。そこでの提案から、これからの住まいづくりへの多くのヒントが得られるはずです。皆様、ぜひ足をお運びください。

 

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