「裏切りに、言葉はいらない」鈴木亜美主演。ホテルの部屋で繰り広げられる裏切りの連鎖。誰が味方で誰が敵か……。

監督インタビュー
ホテルの2つの部屋で起こる裏切りのストーリーを
360度の視点で同時に体験する新感覚“劇”

監督の横山裕己氏

 「今回の作品は、1つのドラマになっています。観客は、ホテルの隣り合う部屋で起こる出来事を、2つの部屋の間の視点で見ながらストーリーを追っていきます。2つの部屋は現実には同時に見られませんが、それをVRの360度の視点を使うことで観客に提供します。ある意味で、舞台演劇に近い見せ方かもしれません。

 VRで作品を作らないかという話をいただいたとき、これまでのVRには無駄な部分が多いなと感じていました。1つのシチュエーションで360度が見られるわけですが、注目している部分以外は一生懸命作っても無駄になりがちです。無駄になる部分を少なくしたVR作品を作れないか。そうして発想したのが、2つの部屋の真ん中に視点を置くという方法でした。

 2つの部屋では、同時にストーリーが展開していきます。片方の部屋では、登場人物が隣の部屋の様子をうかがうために立ち上がって壁に耳を付けます。その時、観客はその人物を追うことでもう1つの部屋の存在に気づきます。また、片方の部屋で音をたてることで、観客の視線を誘導しています。360度の画面を半分ずつにするという制限を作って観客の視点を明確にし、VRの360度の視野を有効に活用する新しい表現技法を創造できたと思っています。

 テーマは“裏切り”です。セリフはあまり使わず、様々な感情を動きで表現することを試みました。とにかく、2つの部屋の演技のタイミングが重要になるので、リハーサルを重ねに重ねた上で撮影した力作です。撮影時には、現場でVRゴーグルを付けて視線の動きをチェックしながらしっかりと作り込んでいます。直接は見えないはずの2つの部屋で起こる裏切りのストーリーを、ぜひ一緒に体験してみてください」

※写真をクリックすると各作品紹介・監督インタビューページへと移動します。

「VR SHORTS」は
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018」が
国内の映画祭として初めて設立したVR部門です。

開催期間:2018年6月8日(金)~10日(日)
会場:六本木ヒルズ ヒルズ カフェ/スペース
http://www.shortshorts.org/2018/ja/program/vr.php

VR Story Seek®は「VR 360°プログラム」内にて上映予定です。※鑑賞は無料です。当日券のみ(事前予約はございません)

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