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日経テクノロジーONLINE SPECIAL
TOP INTERVIEW・後編 「つながる製造業」は大きな流れとにかく一歩を踏み出すべき

製造業が大きな変革期を迎え、いま多くの企業がものづくりの革新に挑もうとしている。こうした企業を、ジェイテクトは「ラインビルダー」として積極的に支援する考えだ。その取り組みの軸となるコンセプト「モノ・ヒト・コトをつなぐ『IoE(Internet of Everything)』」の本質や、同コンセプトの背景にあるビジョンなどについて同社取締役副社長の井坂雅一氏に聞いた。

中堅/中小企業の支援体制を構築
IoEを新たな事業の柱に

 もちろんのことですがIoEをベースにしたラインビルダー事業を、ジェイテクトの発展にもつなげる考えです。当社は、「自動車部品」「軸受」「工作機械・メカトロ」の大きく三つの事業を展開しています。2016年3月期で見ると、自動車部品事業が売上高の48.5%、軸受け部品事業は29.2%、そして工作機械・メカトロ事業は11.7%をそれぞれ占めるにとどまっています。

 IoEおよびラインビルダー事業は、工作機械・メカトロニクス事業の傘下に設けたIoE推進室を中心に展開しています。IoE推進室を発展させるためには、人材の育成は不可欠です。幅広い知見をベースに工場や生産の仕組みはこうあるべきだというビジョンを企画・構想できる人材をどう育て増やしていくかがポイントだと考えています。このために、IoE推進室には、生産、設計開発、マーケティングなど幅広い部門から人を集めました。こうして人材を育てながら、中堅/中小企業の皆様を支援する体制を強化していくつもりです。

実際にIoEが現場の改革に貢献

 すでにIoEに基づくソリューションを先行して複数の中堅/中小企業のお客様に実践導入していただいています。いずれも、まだ現場で稼働させてから1年経っていませんが、生産効率の向上など事業の強化につながる効果が得られているという手応えを得ています。

 また、IoEのような新しい概念を速やかにものづくりの現場に定着させるのは難しいという話はよく聞きますが、導入いただいたいずれの現場においても短時間で受け入れられたようです。最近では、生産効率の向上につながる「改善提案」が現場から上がってくるようにもなっていると聞き、当社の「人が主役」「人が成長する」というコンセプトが確かに現場で受け入れてもらえているという自信が付きました。

 そのうえで中堅/中小企業の皆様をはじめ、ものづくりの革新に挑もうとしている方には、まずは一歩を踏み出して欲しいと思っています。経営者の方々がIoT/IoE化に投資して本当に効果が出るのか、利益につながるのかと懸念されるのは当然だと思います。とはいえ、何も手を打たず、ものづくりを巡る革新の動きに乗り遅れると、大きな可能性を失うことになりかねません。

 まずは一歩を踏み出して、ものづくりの新しい時代に向けて進んでいただきたいと思います。そのために、ジェイテクトも全力でサポートさせていただきます。一緒にはじめましょう。

FACTORY 2017 FALL/2017年10月12日(木) 東京ビッグサイト/井坂雅一氏による講演が決定!/IoEを巡る戦略と最新動向が明らかに――/詳しくはこちら≫