9インチの大画面で地図や映像が見やすい! 9V型ダイナビッグディスプレイ

革新的なカーナビライフを実現する パナソニックのSDナビ Strada「CN-F1D」

カーナビの画面は大きいほうがいい。でも、ただ大きければいいわけではない。大画面に機能性や操作性が加わってこそ意味があるが、そんな視点で見ても、パナソニックのSDナビStrada「CN-F1D」は、ユーザーが待ちわびていた存在と言える。市販ナビ初となる9インチ大画面が誕生した背景を含め、開発に携わったお二人に話をうかがった。

Strada「CN-F1D」

パナソニックのSDナビ「Strada」の最新機種「CN-F1D」。圧倒的な存在感を放つ9V型大画面に、ブルーレイなどのエンターテインメント機能を搭載したフラッグシップモデルだ。取付タイプは2DINで、メモリー容量はSDメモリーカード16GB、ディスプレイ解像度はワイドVGA(800×480)。

2DINの幅を活かした新発想 カーナビの常識を覆した新構造“9V型”ディスプレイを採用

商品企画 主幹
向田 英明

商品設計
山崎 景

ビルトインではなく浮かせる!
コロンブスの卵的なカーナビだ

現在のカーナビ市場のトレンドの一つは、間違いなく「大画面化」である。画面の大きさは視認性の高さともイコールであり、それ自体は歓迎するとしても、問題がないわけではない。というのも、これまで、大画面のカーナビを取り付けるには、車種別の専用ガーニッシュなどが必要になり、「取り付けたい」と思っても、愛車が対応車種に含まれていなければ装着できなかったからである。かといって、2DIN規格(180×100mm)内に収めようとすると画面の大型化には限界がある。ユーザーにもメーカーにも、けっこう悩ましい問題であったのだ。

そんな問題に対して、今までにないアプローチで挑んだのが、Strada「CN-F1D」。2DIN規格に収まる汎用性の高い市販カーナビでありながら、車種別専用ガーニッシュがなくても、なんと「9V型」の大型ディスプレイ搭載を実現している。最大の特徴は、「ダイナビッグディスプレイ」と呼ばれる、ディスプレイが浮き上がったようなフローティング構造を採用していること。この手があったかと、膝をパシリと打ちたくなる、コロンブスの卵的なカーナビなのだ。

「我々が目指したのは『2DINからの解放』です。社内で横断的にカーナビイノベーションプロジェクトを立ち上げ、従来の形にとらわれず、ゼロベースからアイデアを出し合いながら議論を重ねました。大画面にしようとして始まったのではなく、お客様のニーズに応える新しい形を提案したい。その流れから生まれた製品です」と、商品企画に携わった向田英明氏は語る。3Dプリンターでモックを作成し、クルマに取り付けて検討を重ね、フローティング構造にたどりついたという。ただ、今までにない斬新な機構であり、製品化にはさまざまなハードルが待ち受けていた。

「最大の問題は振動対策でした。コンソールとディスプレイをつなぐ首の部分は、単に固めればいいわけではなく、固めながら、振動を適度に逃がす免振の構造も必要になります。日本のあらゆる悪路を想定した振動試験が可能な装置を使い、構造を突き詰めながら、時間はかかりましたが少しずつ完成度を高めていきました。上下スライドの機構には、歯車をかませてロックさせることで安定させ、角度調整できるヒンジの構造もいろいろ試しながら、どんなクルマに装着しても納得できるレベルにまとめられたと思います」。商品設計に携わった山崎景氏が言うように、ゼロからの挑戦であり、相当な苦労があったと推察できる。現在のところ144車種への搭載に目途を立てているが、「検証した車の約90%の車種に取り付け可能であることを確認しています」とのこと。9V型大画面を、限られた車種ではなく、グッと身近な存在にしてくれているのだ。

自由に角度調整できるチルト機構

-20度から60度まで無段階で角度調整できるチルト機構を採用するため、ディスクの出し入れもスムーズに行える。また上下に32mm可動するスライド機構を備えることで、ハザードランプなどの位置をふまえ、最も収まりやすい場所を選ぶこともできる。

圧迫感のないデザインを実現した新構造 細かな配慮が行き届いたデザインとブルーレイを手軽に楽しめるワケ

大きいだけでなくスタイリッシュ。
ブルーレイで新たなエンタメ提案も

フローティング構造の「ダイナビッグディスプレイ」を採用する「CN-F1D」は、9V型という大きさだけでなく、細部のデザインからも「新しさ」が感じられる。「『従来のカーナビから、ディスプレイが手前にせり出しただけ』。とならない様 、外周にはアルミフレームを使い、ハードキーを上部に備えるなど、見た目と使い勝手の両面からデザインを詰めていきました」。向田氏はこう語る。

カーナビの形といえばほぼ例外なくスクエアだが、「CN-F1D」は、角を落とした丸みを帯びたデザインとなっており、ディスプレイというよりタブレット端末のようで、柔らかな印象を受ける。また、画面が浮いているような印象は全体の薄さとも強く関係しているが、よく見ると、左右の両サイドを絞ることで薄さをうまく表現しているのがわかる。

「全体を薄くするには、どうしても物理的な限界があるため、横幅をあえて伸ばして左右の厚みを絞ることで、浮いているようなフローティング感を強調しました。そこにエッジの効いたアルミフレームが加わることで、品質の高さも感じてもらえるはずです」と、山崎氏。

ブルーレイディスクプレーヤーの搭載も大きなトピックスだ。市販カーナビでブルーレイ搭載はパナソニックのみであり、車載用として培ってきた技術には定評がある。それをさらに進化させたシステムを搭載し、9V型大画面と組み合わせることで、今までにないドライブエンターテインメントを実現している。向田氏は、「9V型の大画面になると、後部座席からも十分にコンテンツを楽しめます。薄型テレビ「ビエラ」で培ってきた画像処理エンジン「PEAKSプロセッサー」を内蔵し、車載に最適なチューニングをしてあるため、画質には絶対の自信があります。より多くの人に、ブルーレイの高画質コンテンツを、車内で楽しんでいただけるはずです」と話す。

また、ブルーレイディスクプレーヤーは熱がこもりやすく、車載には条件が厳しいといわれるが、排熱孔を設け、内部ファンを高効率で適切な配置にするなど放熱対策も見直している。このように、「CN-F1D」には、培ってきた車載機器づくりのノウハウが、細部に反映されているのだ。

ブルーレイを高画質で視聴

ディスプレイの外周には、ぐるりとアルミフレームを採用している。実物を見ると、高級感があるだけでなく、絶妙なデザインアクセントとなっており、まさに「浮いたように見える」のだ。

所有欲を満たすアルミフレームボディ

車載専用に開発されたブルーレイディスクプレーヤーを搭載。DVDよりも録画時間が圧倒的に長いので、例えば小さな子どもがいる家庭では、家で録りためたコンテンツを車内に持ち込むのも簡単だ。

  • カーナビの常識を覆した新構造“9V型”ディスプレイを採用
  • 細かな配慮が行き届いたデザインとブルーレイを手軽に楽しめるワケ
  • カーナビとしての基本性能もさらに進化して使いやすく
  • 大画面で視認性の高いカーナビは、エントリーユーザーからファミリーまで、あらゆる人にメリットがある。
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