新市場を切り開くキリンビバレッジ こんなドリンクが欲しかった!個性派“機能性表示食品”誕生秘話

2月14日、キリンビバレッジから「キリン サプリ レモン」が発売された。
これは、働く人の“飲んではじめる、健康マネージメント”飲料として、
機能性表示食品を取得したサプリメントウォーター「キリン サプリ」シリーズ第1弾商品。
“一時的ストレスの軽減”に働く成分を配合したユニークなドリンクだ。
一体なぜ、このようなドリンクが生まれたのか? キリンビバレッジの開発担当者らに聞いた。

“痩身系”商品がひしめく中、“ストレス”に着目

「キリン サプリ レモン」は、ありそうでなかったドリンクだ。カプセルをモチーフにしたパッケージの中央には、大きく「ストレス」の表示。一時的なストレスを軽減する「テアニン」と日常生活や運動後の疲労感を軽減する「クエン酸」の2素材を配合することで、1本で2つの健康機能を備えたサプリメントウォーターだ。世の中には「脂肪の吸収を抑える」「糖の吸収をおだやかにする」といった痩身をテーマにした商品が多い中「ストレス」という機能性表示食品ならではの新提案をしている。また、従来の困ったときに対処する“対処型”のアプローチではなく、“先手型”の健康感を打ち出している。インタビューに答えてくれたのは、開発を担当した同社マーケティング本部の増本洋希氏とキリン株式会社 品質保証部信頼性保証室の川久保英一氏だ。

――「キリン サプリ レモン」が開発されたきっかけは?

増本:2009年にキリンの健康プロジェクト「キリン プラス-アイ」がスタートしました。これは「おいしさ」に「健康」をプラスした商品を提案するプロジェクトで、キリンならではのイノベーションと安心・安全の品質保証体制によって、これまでに「プラズマ乳酸菌」や「回復系アミノ酸オルニチン」を配合した商品を展開してきました。これらは健康に寄与する素材を日常生活でいかに楽しんでいただくかという発想のもとに誕生した製品です。一方、2014年頃からは、お客様のお困りごとを起点にした商品の模索も始めました。そして、2015年に「機能性表示食品」制度がスタートする情報もありましたので、機能性を表示し、誰にでもわかりやすく、手軽に飲めるサプリメントウォーターという開発の方針が固まっていきました。

アラフォーのお困りごとを起点に開発

――「ストレス」にフォーカスしたのはなぜ?

増本:お客様の健康に関する意識調査をしました。今や誰もが健康を意識して生活しているということが改めてわかったのですが、アラフォーの層は健康への意識が高いにもかかわらず、具体的なアクションを起こせていない人が多いというギャップがあることが見えてきました。とりわけ男性はその傾向が強いことから、アラフォー男性をメーンターゲットに据え、お困りごとについてのリサーチを進めました。そんななかで浮かび上がったのが「ストレス」です。働き盛りのアラフォー男性は仕事に忙しく、上からも下からもプレッシャーを感じることが多くストレスを抱えた人が多い。シリーズ第1弾は、このお困りごとに寄り添う商品にしようと決まりました。

厚生労働省の平成25年国民生活基礎調査を見ると、男女ともに働き盛りである30~50代で悩みやストレスを抱えた人が多いことがわかる。では、そのストレスに対して自分でケアできているかというと、確かに女性よりも男性の方がなおざりになっていそうな気がする。

日常のさまざまなシーンで飲めるものを

――開発にあたって重視したことは?

増本:“ストレスの緩和”に機能するものであり、忙しい普段の生活でも手軽に取り入れられる商品となること。日常のさまざまなシーンで飲んでいただくことによって、ストレスを感じる前に常に先手を打ち、常に自然体でいることに役立つ存在になることを目指しました。そのため、味は飲み続けやすい爽やかなレモン味。低カロリーなので、仕事中や休憩時間、スポーツ後、家庭でのひと時にも、お茶や水、他のドリンクと置き換えて楽しんでいただけます。

飲んでみると、甘さはぐっと控えめでほどよい酸味とレモンの香りが爽やかだ。仕事中にはスッキリ気分転換できそうだし、喉の渇きをゴクゴクと癒やすのにもピッタリ。さまざまな生活シーンで試したい味だ。

2素材配合で2機能を備える画期的商品

――開発にあたって苦労したところは?

川久保: 機能性表示食品は科学的エビデンスに基づいて機能性を表示した商品で、発売するには安全性や機能性の根拠に関する論文などを消費者庁へ届け出る必要があります。「キリン サプリ レモン」は2素材を配合して、1本で“一時的なストレスの軽減”と“日常生活や運動後の疲労感の軽減”という2つの健康機能を備えています。1商品で2素材により2つの機能があるというのは、特定保健用食品制度では困難なのに対し、機能性表示食品では実現性のあるコンセプトです。この制度の特徴を活かした画期的なものだと考えています。
実は、機能性表示食品の開発には研究所の科学者から届出書類の信頼性を保証する我々まで、関係するスタッフが多くなるという特徴があります。一般的な商品に比べてその数は多くなる。しかも、2素材が入るとなれば、さらに多くの人員と時間を要します。苦労の連続でしたし、開発コストもそれなりになっているかと思いますが(笑)、素晴らしい商品に仕上がったので、必ずヒットしてくれると信じています。

――増本さんも川久保さんも「キリン サプリ レモン」のターゲットど真ん中。ご自身はどんなときに飲みたいですか?

川久保:今日は重い会議があるという日は早めに飲みたいですね(笑)。強いストレスを感じてから飲むのではなく、ストレスを感じる前に、今日も頑張ろう! 楽しく過ごそう! と自分を応援する気持ちで飲みたいです。

増本:会議でみんなが「キリン サプリ レモン」を飲んでいたらおもしろいかもしれません(笑)。いろんな飲み方があっていいと思います。その人にとっての“お守り”のような存在になってくれればうれしいです。気楽にいこうよ、と部下への差し入れにも使ってみたいと思います。

2017年の事業方針でも「Health with shared-happiness」を掲げ、健康へのチャレンジを打ち出しているキリンビバレッジ。目指すのは、無理したり、我慢することなく、おいしい飲み物のある豊かな時間を通して、毎日を生き生きと暮らせる「健康習慣づくり」とのこと。そんな健康を基軸とした新たな価値創造を実践する「キリン サプリ」シリーズの今後の展開に目が離せない。

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本品にはテアニン(L-テアニン)が含まれます。テアニンは心理的負荷のかかる事務作業により発生する一時的なストレスを軽減することが報告されています。
本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は継続摂取により日常生活や運動後の疲労感を軽減することが報告されています。
本品は国の許可を受けたものではありません。
本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
キリンビバレッジ株式会社
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