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※1:2016年10月4日発売「新ファイア」ブランド累計出荷数 ※2:2017年2月2日(発売122日目)現在

日経BPヒット総合研究所 上席研究員
品田英雄

『日経エンタテインメント』元編集長、コメンテーター、ラジオパーソナリティー。著書に『ヒットを読む』(日経文庫、2005年)。

品田:今、空前のコーヒーブームです。シアトル系に代表されるおしゃれなカフェが林立し、コンビニでも簡単に本格コーヒーが飲める。そんななかで、缶コーヒーのKIRIN FIREが大ヒット。ご自身では、なぜここまでヒットしたとお考えですか。

大石:おっしゃるように近年のコーヒーブームによって、日本人のコーヒーに対する舌が肥えてきています。みなさんがコーヒーに求める味のレベルが、明らかにアップしているのを感じていました。そこで、一回缶コーヒーという枠を取り払って、カフェのコーヒーに負けない味を求めました。

品田:確かに、人々の嗜好や味は、時代とともに変わっていきます。実際今回のFIREは、従来の缶コーヒーのイメージとは明らかに違う。どういう風に変えたのですか。

大石:市場調査などから、香りと苦みに不満を持ちながら飲まれている方が結構いらっしゃることがわかりました。そこで、香りと苦みをより引き出そうと思い、とにかく世界各地のコーヒー豆をかたっぱしから集めて、評価をしていきました。

品田:その方法は、通常とは違う?

キリンビバレッジ株式会社
マーケティング本部 マーケティング部
商品開発研究所 飲料開発担当 主任
大石竜也

大石:開発担当者は、だいたいこの産地の豆はこういう感じ、というのを経験でわかっています。そこで、過去のレシピや作りたい味のイメージにあわせて、ある程度あたりをつけて試していくというのが、割と普通のやり方だと思います。それに対して、今回とにかく従来の知識は一旦置いておいて、フラットに試せるだけ試しました。

品田:それで発見はありましたか?

大石:香り・苦みを強めるために、これ以上焙煎すると燃えてしまう寸前という、異次元の焙煎強度を試しました。試行錯誤の末、それが可能な豆を発見することができました。今回「焦がし焼き豆」としてトッピングしているコロンビア産のコーヒー豆です。ただ、単独では味が強すぎるので、隠し味として加えています。加える量もそれぞれ変えており、それがリニューアルしたファイアのコーヒー感が強い味を引き出しています。「エクストリームブレンド」では焦がし焼き豆を15%使用しています。

品田が持っているのが、大石氏が開発を担当した「KIRIN FIRE エクストリームブレンド」。品田のイチオシだ。

焦がし焼き豆を10%使用。香ばしくすっきりした微糖コーヒー。

焦がし焼き豆を15%使用。コーヒー主役の味のブレンドコーヒー。

焦がし焼き豆を10%使用。心地よい香りと苦みのブラックコーヒー。

焦がし焼き豆を35%使用。「コク深く、香ばしさ溢れる」ブレンドコーヒー。

焦がし焼き豆を20%使用。「ミルクと合う香ばしさ」を引き出したカフェラテ。

焦がし焼き豆を30%使用。今までにない「突き抜けた香ばしさ」を引き出したボトル缶ブラックコーヒー。

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