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どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

どうして凝りは起こるの? しつこい肩こりの原因を教えて!

2017.09.28

渡辺満樹子=ライター
三弓素青=イラスト(図版)

現代女性を悩ませる、しつこい肩こり。第1回では、肩こりの主な原因はスマホやパソコンによるうつむき姿勢にあることを紹介しました。今回勉強するのは、凝りのメカニズムについて。そもそも凝りって何? 凝ったと感じるとき、筋肉では何が起きているの? 肩こりが慢性化するのはなぜーー? そんな凝りのメカニズムについて、専門家に聞きました。

そもそも凝りってどういうこと?

「凝りとは筋肉が緊張して固まり、ゆるめられない状態のこと。 筋肉はもともと伸び縮みする性質があるが、長時間のスマホやパソコンなどのうつむき姿勢で緊張が続くと、本来の弾力を失って、縮んだまま硬くこわばってしまう」と順天堂大学医学部解剖学 教授の坂井建雄さん。ずっと緊張したままでいると脳がその状態を覚えてしまい、無意識で緊張を続けてしまうのだという。

では凝りや痛みを感じたとき、体の中では何が起きているのだろうか?「筋肉が緊張して硬くなると、血管が圧迫されて血流が悪くなり、疲労物質や老廃物が筋肉中にたまる。これにより凝りや痛みが発生すると考えられる」と坂井さん。

筋肉が凝って硬くなると、筋肉に必要な栄養素や酸素が行き届かず、筋肉は栄養不足状態に。さらに血管が圧迫されて血流が悪化し、筋肉中には疲労物質が蓄積する。

凝りは“負のスパイラル”で慢性化する

肩こりがなかなか治らないのは、骨格と筋肉、血管、神経が互いに影響し合っているから。

凝りの原因の1つが、筋肉の緊張やこわばり。デスクワークで同じ姿勢を続けるなどして、特定の筋肉ばかり使い続けると、筋肉が緊張してこわばり、凝りを感じるようになる。2つ目は、血流の悪化。冷えやストレスなどで血管が収縮したり、筋肉の緊張が続くと血管が圧迫されて血流が低下する。すると、筋肉の活動や修復に必要な酸素や栄養素が不足するだけでなく、乳酸などの疲労物質がうまく排出されず、凝りや痛みの原因になる。

さらに、硬くなった筋肉や疲労物質が末梢(まっしょう)神経を刺激すると痛みが発生する。脳が痛みを感じると、さらに筋肉は緊張して硬くなり、凝りが悪化するーーそんな負のスパイラルに陥り、凝りが慢性化してしまうのだ。

凝りを防ぐためにはどうしたらいい?