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活用事例2015年10月5日公開

レッツノート“熱烈”ユーザーインタビュー

笑顔で実践!仕事に活かす脳科学レッツ

脳科学者・中野信子さんがパートナーに選んだレッツノート

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人間のさまざまな感情や行動を「脳」の働きの観点からわかりやすく解説し、今やテレビ番組のコメンテーターとしても引っ張りだこの脳科学者・中野信子さん。そんな中野さんは、実は長年のレッツノートユーザーでもある。今回は特別に、「できるビジネスパーソン」を目指す上で役に立つ「脳活用のノウハウ」を中野さんがレクチャー。その上で、研究活動のパートナーにレッツノートを選んだ理由や、日々の活用法、さらには最近手に入れたという最新機種「レッツノートRZ4」のインプレッションについてもたっぷり語ってもらった。

好印象を与えるには、美人やイケメンでないほうが有利?!

中野信子さん
中野信子さん(なかの・のぶこ)
1975年生まれ。東京都出身。脳科学者、医学博士。東京大学工学部卒業、東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から2010年までフランス国立研究所で研究員として勤務。2013年から東日本国際大学客員教授、横浜市立大学客員准教授。脳や心理学の研究のかたわら、多数のテレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。高IQ国際組織「MENSA」の会員でもある。

── 「できるビジネスパーソン」を目指す上では、まずは相手に好印象を与えることが大事だと思います。そもそも「好印象」とは、脳科学的にはどのような事象なのでしょう?

中野 すごく科学的な、冷たい言い方をすると、人間は「自分にとって都合のいい人」を印象良く感じるようにできています。自分に何かをしてくれる人、得になる人を、いいな、と思うんです。これについては面白い実験があります。一般的に、男性は若い女性が好きですよね? でも一方で、いわゆる「熟女好き」な人もいます。それはどう決まるのか実験をしたんです。

── どのような実験でしょう?

中野 同じ女性の顔写真にほうれい線を加工し、ほうれい線のあるもの、ないものを両方、被験者に見せ、点数をつけてもらいます。すると、一定の割合でほうれい線のある顔を好む人がいる。ある程度、年齢のいった女性の顔が好きだと。ではそういう男性は何がどう違うのか、ということでデータを取ったところ、生まれた時のお母さんの年齢が違うんです。お母さんが30歳を超えてから生まれた男性は、ほうれい線のある顔が好き、つまり、熟女好きの傾向が高いんです。「自分に優しく接してくれた実績のある顔」が、ある程度年を重ねた女性の顔、というわけです。

── そうなんですか!

中野 もう1つ、これもかなり身も蓋もない実験なのですが…。フィンランドで行われた、政治家を対象にした実験です。政治家の写真を一般の人たちに見せて、魅力があるかないかを1〜5の段階で点数をつけた。その上で、選挙での得票率との関係を調べたら、点数が高い、つまりルックスが良い政治家の得票率が、20%以上上回っていたんです。つまり、本来、政治家は政策や実績で選ばれるべきなのに、実は多分に「見た目」で選ばれていたということです。

── そうなると、結局、他人に好印象を与えるのに重要なのは「見た目がいい」ことで、そうじゃない人は無理、という、まさに身も蓋もない話になってしまいますよね(笑)

中野 ええ(笑)。でも実は、ルックスに自信がない人にも、逆転の目は充分あるんです。脳の中で、「好印象」を感じる時には、「眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)」という部位が反応していることがわかっています。ここは「共感性」を司る部位。人間と人間の絆や、相手の気持ちを忖度する、といったものを担当しているんですね。美人やイケメンの写真を見せると、この眼窩前頭皮質の中央部が反応するんです。逆に、そうでない人の写真を見せると、はじっこの部分が反応する。

── シビアですね〜(笑)

中野 はい(笑)。けれども、美人やイケメンでないとされた人の写真を見せても、真ん中が反応するケースがあります。それは、「笑顔の写真」を見せた時です。

── 笑顔ですか!

中野さん
「最強の武器は笑顔!」と、キュートなしぐさで話す中野さん。

中野 そうです! つまり、どんな人でも、魅力的な笑顔を見せれば、美人やイケメンよりも好印象を与えられる可能性があるということです。また、美人やイケメンというのは、「隙のない人」と見られがちですよね。それに対し、そうではない人は、ちょっと隙があるように捉えられる。それが信頼感の源になったりするんです。「この人なら酸いも甘いも知っていて、人を騙したりしないだろう。信用できそうだ」といった具合に。

── なんだか自信が湧いてきました(笑)

中野 だから、ビジネスシーンで笑顔を見せるのは、ものすごく有効なんです。相手に好印象を与えたいと思ったら、「いい笑顔を見せる」ことが一番。いつも素敵な笑顔を見せる練習をしてほしいですね。鏡の前で練習するのもいいし、身近な人にいろんな笑顔を見てもらって、どれが最も素敵に感じるか聞くのもいいでしょう。

「良性妬み」をうまく活用してモチベーションをアップ!

── 中野先生は「妬み」についても研究していらっしゃいますよね? ビジネスパーソンでも、例えば「同期が先に出世した」みたいなことで、妬んだり、悩んだりするケースがよくあると思います。それが高ずると、足の引っ張り合いが起きて職場がギスギスすることも。そういうことを避けるにはどうしたらいいのでしょう?

中野 妬みというのは人間ならどうしても持ってしまうものなのですが、それが強まる条件があります。1つは「類似性が高い時」。もう1つは「獲得可能性が高い時」です。「類似性が高い」というのは、同期とか、性別が同じとか、学歴が一緒といったこと。「獲得可能性が高い」というのは「俺だってできるはず」とか「本当は俺があのポジションにいたはずなのに」みたいなこと。この2つが高まると、妬み感情が強くなります。

── 確かに。

中野 また、妬みおよびそれを解消する方法も2種類あります。1つは「良性妬み」。これは、相手のことが妬ましいと思う時に、自分のほうが業績を上げて、届かないところまで行ってしまおうとすることです。モチベーションとしては上向きのもので、うまく使うと成長の源になります。

中野さん
「妬みの科学」について冷静な分析をする。

 問題はもう1つの「悪性妬み」です。これは相手を引きずり下ろしてやろうとすること。相手の失敗を誘引する行動を自分がしたり、もしくはそこまでしなくても、相手が失敗するとうれしい気持ちになったり、といったものですね。「相手が失敗するとうれしい気持ち」を、ドイツ語で「シャーデンフロイデ」といいます。フロイデは「喜び」、シャーデンは「恥ずかしい」とか「毒の」という意味ですから、「毒の喜び」とでも訳しましょうか。

── 「他人の不幸は蜜の味」みたいなものですね。

中野 そのとおりですね。このシャーデンフロイデは、男性のほうが強いとされています。では、「良性妬み」と「悪性妬み」は、どういう条件の下でどちらになるかが決まるのでしょう? 「人間性のせい」と思いがちですがそれは違います。

「良性妬み」が起こりやすい条件は、数字や成績など、客観的な評価指標がはっきりしている時です。例えば、進学校では、妬みは起こりますけど、それは「良性妬み」であることが多いんです。相手が落ちてくることを期待するよりも、自分が勉強したほうが簡単に順位を逆転できるからです。

「悪性妬み」が起こりやすい条件は、それとは全く逆で、客観的な評価指標がはっきりしていない時です。例えば、「誰かの腹で決まっている」とか、「噂」とか。

── うわ〜、よくありがちですね!

中野 例えば、今の学校では、「徒競走で順位をつけずにみんなでゴール」みたいなことをやっていますよね? あれは「悪性妬み」が起きやすい状況を作ってしまっているんですよ。評価基準がはっきりしていないと、排除できる人を作って妬みを解消しようとしたりしますから。

 だから会社でも、「悪性妬み」が起きないようにするには、「数字など客観的な評価指標をはっきり見せてあげる」ことが大事。さらに「評価の基準を複数設ける」といいですね。「営業成績では劣っているけれども、調整能力では勝っている」みたいに。そうすれば、他人の足を引っ張るより、適性のあるところで自分が頑張ったほうが得だよね、となり、「良性妬み」によって葛藤を解消しやすくなります。妬みが全く起こらない、というのも、なあなあでやる気のない職場になってしまいがちなんです。管理職が「良性妬み」をうまく煽ることで、活気ある職場にすることも可能です。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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