特集2016年5月30日公開
Made in Japanの底力
レッツノートが20年こだわり続ける軽量・頑丈・長時間・高性能レッツ

1996年に初代の「AL-N1」を世に送り出してから、パナソニックの「レッツノート」の歴史は20年を重ねる。栄枯盛衰の激しいパソコン業界で20年もブランドを維持するのは容易なことではない。パナソニックは、20年前から「持ち運べる真のノート」を作り続けてきた。その結果、「レッツノート」は信頼して使えるモバイルノートの代名詞になった。「メイド・イン・ジャパン」で、ユーザーの声に真摯に耳を傾けた製品づくりが市場に評価された結果だ。
(本記事は「日経PC21」6月号に掲載されたものを再編集したものです)
持ち運べるパソコンだからこそ頑丈性能が求められた

レッツノートはやんわりと力を逃す内部構造を採用。HDDにはクッションを貼り、マザーボードはフローティング構造で衝撃から守る。ちなみにHDDのクッションは、HDDの種類によって貼る位置が微妙に異なるという
レッツノートの開発に長く携わる坂田厚志さんは「いつでもどこでも使えるモバイルノートを提供することが開発のコンセプトでした。2002年のCF-R1以降は、モバイルノートで特に重要な長時間駆動と軽量な本体を特徴として際立たせることで、大きな反響を頂くようになりました」と振り返る。
軽量化と長時間駆動を実現したレッツノートだが、次なる関門が待ち構えていた。それは落下などのトラブルだ。レッツノートの頑丈設計に携わってきた長村佳明さんは「CF-R1で実際に持ち運んで使うお客様が増えると、壊れたという事例も増加しました。机から落とす、満員電車で押されるなどが原因でした。そうしたシーンでも壊れないように、頑丈性能も追求するようになったのです」と語る。
ほかにもアナログRGB端子を全モデルに搭載していたり、光学ドライブ内蔵モデルを用意したりと、レッツノートがこだわり続けるポイントは多い。「必要だというお客様がいる限り搭載し続けますし、進化させ続けます」と坂田さん。レッツノートのこれまでの歴史を象徴する言葉だ。
ビジネスの現場で安心して使える信頼性
「お客様の仕事を止めない」というのが、レッツノートに課せられた使命です。バッテリーは実利用で8時間以上駆動することを目標にしています。頑丈さも、標準的な机の高さの76センチからの落下や、満員電車でかかる100キロの加重に耐えられるように設計しています。
スペック通りの使い方ができて、バッテリーが持ち、軽くて壊れにくい。こうしたことを20年間追い求め続け、実現してきました。そして、これこそがビジネスの現場で安心して使える信頼性なのです。

モバイルに必要なものをすべて詰め込んだ「レッツノートSZ5」シリーズ


オプションのバッテリーパック(L)を装着すると、最長で約21時間の駆動時間というスペックを誇る。ACアダプターを持ち歩かずに1日中安心して使えるようにと、長時間駆動のスペックを突き詰めた成果の表れだ

レッツノートでは軽量な天板でも強度を保つために、自動車のボンネットのように折り曲げた構造を採用。さらにCF-SZ5では、逆ドーム型ボンネット構造とすることで、最薄部が0.45ミリでも頑丈さを確保

薄型ボディーでも2ミリのキーストロークを確保。指が引っ掛かりにくいリーフ型キートップを採用し、心地良く打鍵できる。円形のホイールパッドの使い勝手も良い

レッツノートのこだわりの1つが端子。アナログRGB出力やLAN端子を備えるほか、HDMI出力、USB3.0端子、SDメモリーカードスロットまでフル装備する
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