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モバイルビジネス最強化計画

レッツノート/タフパッドで企業力UP !最新モバイル活用シーン・事例を完全網羅!

モバイルビジネス最強化計画

特集2017年10月9日公開

SPECIAL REPORT レッツノート企業導入事例

「味の素流 働き方改革」でICTツールに求められたものレッツ

30の国・地域に拠点を置き、食品やアミノ酸など、さまざまな事業を展開している味の素株式会社。新たなアイデアや付加価値を生み出すためには、多様な人財による多様な働き方を広げることが必要という考えから、「2020年度までに1日7時間労働」や、働く場所を自由に選択できる「どこでもオフィス」をキーワードに「働き方改革」を推進中だ。その目指す姿と、必要となるICTツールについて訊いた。

働き方改革の根底にある「ASV」

味の素株式会社 グローバル人事部 労政グループ 古賀吉晃氏
味の素株式会社
グローバル人事部 労政グループ
古賀吉晃氏

 当社は「Eat Well, Live Well.」(コーポレートメッセージ)と「私たちは地球的な視野にたち、“食”と“健康”そして、明日のよりよい生活に貢献します」(味の素グループミッション)を掲げていますが、この実現に向け、ASV(Ajinomoto Group Shared Value)という“事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組み”を進めています。

 ASVに取り組んでいく上では、多様な価値観を持つ人財が集まって、イノベーションを起こすことができる環境が必須です。従来型のオフィスでの、残業して長時間働くことが当たり前という状況では、特定の従業員しか活躍できない、また、偏った価値しか生み出されないと考えます。そのために、男性も女性も、若い社員もベテランも、親の介護が必要な人も、どんな人でもライフスタイルに合わせた働き方ができる環境をつくることが、企業の継続的な発展にもつながっていくという思いから、「働き方改革」に取り組んでいます。

味の素では、ASV(Ajinomoto Group Shared Value)という“事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組み”を通じて、グループミッションの実現を目指している。
味の素では、ASV(Ajinomoto Group Shared Value)という“事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組み”を通じて、グループミッションの実現を目指している。

「どこでもオフィス」に最適だったレッツノート

 2017年度からは、7時間35分だった所定労働時間を20分短縮して7時間15分にしました。さらに2020年度までに、7時間にしていくことが目標です。社員の生産性を高め、多様なワークスタイルをサポートするために、2017年4月から「どこでもオフィス」という制度を導入しました。在宅勤務やサテライトオフィスの活用により、多様な働き方が広がってきています。ここで重要になってくるのが社員が使うICTツール、つまりモバイルPCの選択です。

味の素では2016年度から「ゼロベースでの働き方改革」を開始。労働時間の短縮と共に、マネジメントとワークスタイル双方の改革を進めている。
味の素では2016年度から「ゼロベースでの働き方改革」を開始。労働時間の短縮と共に、マネジメントとワークスタイル双方の改革を進めている。

 レッツノート導入前、子育てや介護で在宅勤務が必要な社員や、出張等で外出する機会の多い社員にヒアリングをして、選定要件をピックアップしました。そこで「軽さ」「頑丈さ」「バッテリー駆動時間の長さ」「Web会議用のカメラ内蔵」という4点が重要事項として挙げられたのです。特に子育て世代の社員からは、保育園に子どもを連れていく時にも持ち運べるようにPCが軽いこと、充電器を持ち運ばなくていいようにバッテリーが長持ちすることが求められました。

 「軽くてバッテリー駆動時間が長い」というレッツノートの特長は、選定の上で大きなアドバンテージになりました。導入後、出張や社外での打ち合わせが多い社員から、「持ち運びが大変楽になった」という声が届いています。以前導入していたモバイルPCに比べると大幅に軽いので、ペーパーレス化という観点でも役立っています。モバイルPCが重いと“紙を持ち歩くほうが軽くて楽”という事になりがちでしたので。

 また育児中の社員だと、保育園へ急に迎えに行かなくてはいけない時、大きいモバイルPCではかさばり、荷物も多くなるため困ります。子どもが急に走り出すと危ないので片手は子供と手をつないで、片手にバッグを持つという時には、普段のバッグに入るレッツノートのコンパクトさは助かっていると聞きます。

保育園へ子供を送り迎えする時、レッツノートの軽さ・コンパクトさが社員には好評だという。(写真はイメージ)
保育園へ子供を送り迎えする時、レッツノートの軽さ・コンパクトさが社員には好評だという。(写真はイメージ)

社員用ファイルサーバの個人領域を活用しセキュリティを担保

 社員はワークスタイルに合わせて、クラムシェル型の「レッツノートSZ5」と、着脱式でタブレットとしても活用できる「レッツノートXZ6」から選べるようにしています。キーボード作業が多い人はSZを選ぶことが多く、外勤営業及び、出張等で外出する機会が多く、隙間時間でも効率的に作業をしたいという人はXZを選ぶ傾向があるようです。「タブレットは得意先でプレゼンしやすい」という話も聞きますね。より働きやすい環境をつくるためにはモバイルPCの選定は重要で、個人個人の働き方に合ったツールを選べることは、働き方の自由度を高める意味でも効果的だと感じています。

 また、社外での作業が中心となる「どこでもオフィス」では、セキュリティの確保が前提条件です。パスワード設定等は当然として、味の素では社員用ファイルサーバの個人領域の活用により、PCには一切データを保存しない運用を徹底しています。また、何らかの事情で、やむを得ずPCにデータを保存する場合に備えて、データの暗号化を実施しています。さらに、XZは、持ち出しの機会も多いため、遠隔でデータを消去できる機能を追加する予定です。

味の素では12.1型の「レッツノートSZ5」(写真)と、12.0型のタブレットモバイルPC「レッツノートXZ6」を導入。社員はワークスタイルに合わせて好きな機種を選べる。
味の素では12.1型の「レッツノートSZ5」(写真)と、12.0型のタブレットモバイルPC「レッツノートXZ6」を導入。社員はワークスタイルに合わせて好きな機種を選べる。

多様な働き方に根差すイノベーティブな企業へ

  従来型の朝から夜までオフィスで顔を合わせるという文化から見ると、在宅勤務やテレワークはコミュニケーションが希薄になる等、ネガティブなイメージを持たれることもあるかもしれませんが、レッツノートの内蔵カメラを用いたWeb会議など、ICTを積極活用することにより課題をクリアできると思います。コミュニケーションを維持しながら通勤時間や無駄な移動時間を削減し、有益な作業時間を確保できれば、今まで以上に生産性の高い1日を過ごすことができるようになると考えます。

味の素では、レッツノート内蔵のカメラを使い社員間で気軽にWeb会議を行う文化が広まりつつあるという。
味の素では、レッツノート内蔵のカメラを使い社員間で気軽にWeb会議を行う文化が広まりつつあるという。

 今後、日本社会の高齢化が進む中で親の介護のために離職するというケースも増えていくと予想されます。当社では、レッツノートを使って働ける「どこでもオフィス」の活用で、働く意思があるのに離職せざるを得ない人を減らしたいと願っています。現に先日、「どこでもオフィス」を活用しながら、離職せずに、仕事と介護の両立を目指すと宣言した従業員もいました。

 子育てや親の介護は他人事ではないからこそ、将来的にもこの制度の活用を広げていきたいと思います。オフィスで顔を合わせない分、Web会議やスケジュールの見える化等、ICTでコミュニケーションをカバーし、誰もが働きやすい環境を整えていきたい。多様な人財による多様な働き方から新たな価値を生み出していく、イノベーティブな企業を目指したいですね。

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※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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