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活用事例2018年3月22日公開

SPECIAL REPORT

トンネル定期点検の業務時間を約70%短縮タフ

頑丈タブレットTOUGHPAD(タフパッド)で点検精度の向上と作業軽減を実現

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2014年から義務づけられたトンネル定期点検は、過酷な点検作業に加え、現場の各種情報のCAD入力と写真整理、国が定めた形式での帳票作成など、時間と手間を要する業務だ。岡山を拠点とする株式会社ウエスコは、近年、トンネル点検業務の効率化・IT化に向け沖電気工業の「インフラ点検レポートサービス」を導入。運用端末にパナソニック製でWindows搭載の「TOUGHPAD FZ-G1」を使う点検業務をスタートさせた。その背景と効果を担当者に聞く。

点検業務の効率化に向け頑丈なタブレット端末を

株式会社ウエスコ トンネル設計事業部トンネル設計課 杉井直人氏
株式会社ウエスコ
トンネル設計事業部トンネル設計課
杉井直人氏

 2014年から、トンネルや2m以上の道路橋などは、国が定める統一的な基準により5年に1度、近接目視による全数点検が義務付けられている。西日本を中心に1970年の設立以来、社会資本整備に携わってきた総合建設コンサルタント企業、株式会社ウエスコでは、トンネル点検業務が増加する一方で、将来的に作業員の人手不足も予想され、点検業務の効率化が急務となっていた。特に、点検結果報告の帳票作成には手間がかかり、目視・打音検査で発見した変状を野帳にメモし、現場から事務所に戻りパソコンでCADデータに入力する手順が必要だった。

 「点検作業員の現場の手書きの記録は、他の担当者との共有が難しく、それぞれが事務所に戻りCADに入力する必要がありました。同時に何百枚もの撮影画像を整理しエクセルにまとめるのですが、日付をまたいだ点検では画像データ名や順序が変わり、整理に時間がかかっていました」と、ウエスコ・トンネル設計事業部トンネル設計課 杉井直人氏は語る。

 この作業軽減のため、ウエスコは沖電気工業の「インフラ点検レポートサービス」(NETIS登録番号:TH-170006-A)導入を決める。同システムの動作推奨端末としてシステム開発者の沖電気工業から提案されたのが頑丈タブレット10.1型「TOUGHPAD FZ-G1」だった。システム稼働に十分な高性能CPUを備え、過酷な現場で性能を発揮できる頑丈性能が推奨の理由だ。

トンネル点検業務において、機動性に優れたコンパクトな「TOUGHPAD FZ-G1」と、「インフラ点検レポートサービス」を使用。従来、使用していたA3サイズの野帳と比べコンパクトで機動性があり、タッチペンでの記入もスムーズ。
トンネル点検業務において、機動性に優れたコンパクトな「TOUGHPAD FZ-G1」と、「インフラ点検レポートサービス」を使用。従来、使用していたA3サイズの野帳と比べコンパクトで機動性があり、タッチペンでの記入もスムーズ。

7日程度を要した業務が約2日程度で完了

 「インフラ点検レポートサービス」は、タブレット端末とタッチペンを使って変状を記入でき、そのままCADデータ化できるシステム。写真が必要な変状を発見した際は「TOUGHPAD FZ-G1」のカメラを起動して写真撮影すると、自動で写真が整理される。記入データとともにクラウドサーバー経由で事務所に送ると、国土交通省のトンネル定期点検要領で定めた帳票形式で出力できる。

 「点検中は水滴や、打音検査で剥がれた破片が落ちタブレットに当たることもあります。それに耐えられる『TOUGHPAD FZ-G1』の頑丈性能は画期的です。高輝度の液晶画面はトンネル内でも、出入口の直射日光下でも視認性が高く、一つひとつの作業を着実に速く完了できるので正確性も高まります。導入前は写真整理に1日、CADへの転記に1~2日要した作業がまるまる削減できました。野帳に使う図面印刷や、記入後の図面をPDF化して保存する手間も削減できています」(杉井氏)。

 現場でCADデータを直接作成できることが、事務所作業に加えて点検現場の作業削減、さらに点検精度の向上や作業員のストレス軽減にもつながった。ウエスコでは、現場での点検から報告用の帳票作成まで7日程度かかると見込まれる業務が2日程度と、所要時間が70%短縮されたという。

タッチペン操作のみで変状を記録できる。事務所でCAD入力していた際は、変状の種類ごとにレイヤーを分けて管理していたが、現在は記入前にタッチペンの色を選ぶだけでいい。過酷な環境下でも正確かつ迅速な点検記録が可能だ。
タッチペン操作のみで変状を記録できる。事務所でCAD入力していた際は、変状の種類ごとにレイヤーを分けて管理していたが、現在は記入前にタッチペンの色を選ぶだけでいい。過酷な環境下でも正確かつ迅速な点検記録が可能だ。

画面の視認性とタッチペン記入のスムーズさが好評

 「TOUGHPAD FZ-G1」は「インフラ点検レポートサービス」のメリットを最大限に活かすタブレット端末と言っていい。水滴や粉塵による故障が起こらないのはもちろん、耐衝撃に優れ、内蔵バッテリーのみで終日作業を遂行するタフさも備えている。実際に「TOUGHPAD FZ-G1」を点検作業で使った作業員からは、画面の視認性とタッチペン記入のスムーズさが好評だったという。

 「トンネル内では突風で図面が飛ばされないよう注意して点検していたが、『TOUGHPAD FZ-G1』はその不安もなく作業に集中できる」と杉井氏。加えて、点検要領が変更になった場合でも、クラウドサーバー経由で最新の要領に自動更新されるため、手間をかけずに更新漏れを防止できるのもメリットと語る。

 さらに「インフラ点検レポートサービス」は、1つの現場で「TOUGHPAD FZ-G1」を使う作業員が2人以上いる場合、Wi-Fi経由で記入中の画面共有も可能になる。この機能を活かし、ベテラン作業員が離れた場所から新人の記入をチェックして指導する活用方法も期待されている。業務の効率化から点検技術の継承まで、「TOUGHPAD FZ-G1」と「インフラ点検レポートサービス」への期待は大きい。また、こうした特質が評価され、ウエスコではトンネル点検業務に加え、橋梁点検業務を担当する部門への導入も検討中だ。

「TOUGHPAD FZ-G1」の内蔵カメラで変状部分の撮影も迅速に行える。デジタルカメラを持ち歩く必要がなくなる上、撮影した写真は図面上の変状箇所と自動で紐づけられ、注釈の記入もその場で完了。
「TOUGHPAD FZ-G1」の内蔵カメラで変状部分の撮影も迅速に行える。デジタルカメラを持ち歩く必要がなくなる上、撮影した写真は図面上の変状箇所と自動で紐づけられ、注釈の記入もその場で完了。

頑丈タブレット「TOUGHPAD FZ-G1」の詳細はこちら


株式会社ウエスコ
http://www.wesco.co.jp/
1970年創業。本社は岡山県岡山市。総合建設コンサルタントとして西日本を中心に、インフラの維持・管理や防災・減災などで地域の社会資本整備に携わってきた。独自のGIS構築や3次元測量などに積極的に取り組み、社会資本の計画・調査・設計・施工管理・運営に関わる技術的なコンサルティングを行う。

「インフラ点検レポートサービス」のお問い合わせはこちら
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/infrains/

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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