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特集2017年3月13日公開

アジアで初開催された フリーライドスキー・スノーボードの世界的イベント

「FREERIDE HAKUBA」の魅力タフ

- 大会運営にタフパッド/タフブックが活躍 -

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手つかずの大自然の雪山を、美しいラインを描きながら猛スピードで下り降りる―。ダイナミックな魅力から「今、一番クールなウインタースポーツ」ともいわれるフリーライドスキー・スノーボード。その世界選手権「FREERIDE WORLD TOUR」によるアジア初のイベント「FREERIDE HAKUBA」が、2017年1月13日から18日にかけて、長野県の白馬村で開催された。開催地になぜ白馬が選ばれたのか? 雪山という苛酷な環境でのイベント運営にはどのような苦労があったのか? そしてその中で、IT機器はどのように活用されたのか? 「FREERIDE HAKUBA」のプロジェクトリーダーを務めた、白馬村観光局事務局長の福島洋次郎氏に訊いた。

福島 洋次郎 氏

福島 洋次郎 氏

「FREERIDE HAKUBA」
実行副委員長・プロジェクトリーダー
白馬村観光局事務局長

大自然の雪山を、ライダーたちが好きなラインを描いて滑降

 従来、日本で開催されたスキー・スノーボードの大会といえば、オリンピック競技にもなっているジャンプやスラローム、ハーフパイプなど、人工的に造られたゲレンデで行われるものばかりだった。これに対し、「FREERIDE WORLD TOUR(以下、FWT)」は、スキー場ですらない全くの自然の雪山で開催される競技だ。スタート地点とゴール地点だけ決まっていて、ライダー(競技者)たちは、それぞれ自分で選んだ好きなラインを描いて滑降していく。その間にある崖や岩と岩の間のシュートなど難易度の高いところをどれだけ通るか、ジャンプした際にどのようなトリック(技)を決めるか、といったことにより、総合的なスキルを競い合う。

FWTは1996年、スイスで誕生。2008年から世界大会となり、今では年間100以上のイベントが開催され、3500人以上が参戦するワールドワイドなイベントに成長している。大自然の中を雪煙を上げて滑降する自由かつダイナミックな魅力から、若者の間で「今、一番クールなウインタースポーツ」と認識されており、若者のみならず幅広い年代でも人気急上昇中だ。
FWTは1996年、スイスで誕生。2008年から世界大会となり、今では年間100以上のイベントが開催され、3500人以上が参戦するワールドワイドなイベントに成長している。大自然の中を雪煙を上げて滑降する自由かつダイナミックな魅力から、若者の間で「今、一番クールなウインタースポーツ」と認識されており、若者のみならず幅広い年代でも人気急上昇中だ。
「FREERIDE HAKUBA」は、FWTがアジアで初めて開催したイベント。FWTにはトップ大会のFWTの下に、1スターから4スターまで4レベルの予選があり、今回は日本人予選を兼ねた2スターと、その上位入賞者を含めたライダーたちが競う4スターの大会が行われた。参加者は約140人で、そのうち75人が外国人。55人がヨーロッパからで、残りが北米・オーストラリアなどからのライダーだ。大会の模様はライブ中継され、全世界で約13万人が視聴した。
「FREERIDE HAKUBA」は、FWTがアジアで初めて開催したイベント。FWTにはトップ大会のFWTの下に、1スターから4スターまで4レベルの予選があり、今回は日本人予選を兼ねた2スターと、その上位入賞者を含めたライダーたちが競う4スターの大会が行われた。参加者は約140人で、そのうち75人が外国人。55人がヨーロッパからで、残りが北米・オーストラリアなどからのライダーだ。大会の模様はライブ中継され、全世界で約13万人が視聴した。

 近年、海外のスキーヤー、スノーボーダーたちの間では、“JAPOW”という単語が、ごく一般的に用いられているという。”JAPAN”と”POWDER”を組み合わせた造語だ。日本のスキー場のパウダースノーは、それほどまでに素晴らしいものとして海外の愛好者たちに広く知れ渡り、憧れの対象になっているのだ。「1月には必ず日本のスキー場に行ったほうがいい」という意味で、”Japan”と”January”を組み合わせた”Japanuary”という言葉が用いられたりもする。

「とはいえ、スキーやスノーボードの本場のヨーロッパでは、『日本は遠く離れた不思議な国』という印象を持っている人もまだまだいます。そういう意味で、今回、FWTのイベントが白馬で開催され、ものすごいパウダースノーが世界中にライブ中継されたのは、日本のスキー場の魅力をアピールする上でも大きかったと思います」(福島氏)

「FREERIDE HAKUBA」のプロジェクトリーダーを務めた福島洋次郎氏は、着込んだTシャツの胸に書かれた“JAPOW”の文字を誇らしげに示しながらインタビューに応じてくれた。
「FREERIDE HAKUBA」のプロジェクトリーダーを務めた福島洋次郎氏は、着込んだTシャツの胸に書かれた“JAPOW”の文字を誇らしげに示しながらインタビューに応じてくれた。

宿泊地から競技開催可能な斜面まで至近。白馬のような場所はなかなかない

 日本にはもちろん、白馬のほかにもたくさんのスキー場がある。その中からFWTのイベントの開催地として白馬が選ばれたのはなぜか? 福島氏は次のように話す。

「まず基本的に、FWTの大会を開くには、平均斜度40度以上の傾斜が400mなくてはならない。その条件にかなう雪山は、白馬にしかなかったのです。正確に言うと、そういう雪山は、例えば北海道の山奥とかにはあるかもしれません。けれどもそこまでどうやって行くんだ? という話になる。その点、白馬なら、そうした雪山にまでリフトがかかっているんです。普通に温泉に入って、宿泊できる場所から、大会を開催する斜面まで30分で行ける。そんなところは世界中を見てもなかなかない。それが一番の決め手になったと思います」

 もともとFWTサイドでも、アジアマーケットを開拓するため日本で大会を開催したいという意向をかねがね持っており、来日経験のあるライダーたちにどこを開催地にするか意見を聞いていた。その際、「白馬がいい。白馬なら間違いない」という声が常に出ていたそうだ。

「私自身、白馬のプロモーションのためにヨーロッパに行くことがあるのですが、ヨーロッパでは日本の他のスキー場より、白馬の知名度が断然高いのです。やはりオリンピックを開催した効果が大きいのでしょうね」と福島氏は言う。

FWTの大会を開くには、平均斜度40度以上の傾斜が400mなくてはならない。白馬はその条件にマッチし、世界的な知名度も抜群だという。
FWTの大会を開くには、平均斜度40度以上の傾斜が400mなくてはならない。白馬はその条件にマッチし、世界的な知名度も抜群だという。

※記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります

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