仮想化 Special ネットアップ

仮想化 Special ネットアップ

仮想化ストレージは実用段階に入り、企業のITインフラが抱える課題を解決する有効な手段として導入が進んでいる。さらに仮想化サーバーと組み合わせることで、インフラ全体の柔軟性や利用効率、管理容易性の向上が実現される。セッションでは、こうした環境でのネットアップの仮想化ストレージソリューションの優位性が紹介された。

 「サーバー仮想化のメリットを最大限に生かすためには、ネットワーク接続型ストレージへの移行と、ストレージ自体が仮想化機能を備えていることが必要です」。ネットアップの阿部恵史氏は、セッション「やろうと思えばここまでできるストレージ仮想化!!~事例が示す実用技術とその効果~」の中で、仮想化されたITインフラ環境でのストレージのあり方についてこう語り、「ストレージの仮想化機能として特に重要なのは、ストレージリソースをサーバーやアプリケーションに対して柔軟かつ効率良く使えるようにすること」と強調した。

ストレージの仮想化に ユーザーが求めるものとは

阿部 恵史氏 ネットアップ株式会社 ソリューション マーケティング部 部長
阿部 恵史氏
ネットアップ株式会社
ソリューション マーケティング部
部長

続いて阿部氏は、ストレージの仮想化に対するユーザーニーズにはどのようなものがあるか触れた。ユーザーニーズとして「ストレージの効率性」「ストレージプロビジョニングの加速化」「コピーオーバーヘッド削減のための技術」「仮想化環境を前提としたバックアップおよび災害対策ソリューション」「利用率の向上とTCO削減の促進」を挙げた上で、「こうしたニーズにきちんと対応しないと、サーバー仮想化のメリットを生かせないばかりか、足を引っ張る要因になりかねません」と警鐘を鳴らした。

では、これらのニーズのすべてに応える仮想ストレージには、どのような要件が求められるのか。これに対し、阿部氏は「先進のシンプロビジョニング」を筆頭に、「迅速なクローニング」「エンドツーエンドの重複排除機能」「QoS機能」「負荷の少ないスナップショットと迅速なリカバリ」「シンプルなディザスタ・リカバリ」「マルチプロトコル対応」「多様な規模への対応」「共通のソフトウエア・UI・トレーニングの用意」「異機種混在のストレージ環境サポート」といった要件を挙げ、「ネットアップのストレージはこれらすべての要件に対応する機能を備えています」と同社ストレージ製品の優位性をアピールした。また、こうした豊富な機能によってネットアップのストレージ製品がユーザーに提供するメリットについて、阿部氏は「クラス最高レベルのデータ保護」「優れた効率性を備えたストレージ」「高度な柔軟性を持つITインフラ」の3つに集約されると語る。

クラス最高レベルの耐障害性と 優れた効率性の両立を実現

特にデータ保護に関する優位性について、ネットアップならではの「RAID-DP」ソリューションを紹介した。RAID-DPは耐障害性を高めるRAID技術の1つであるRAID6に相当するもので、現在主流のRAID5よりハイパフォーマンスで耐障害性に優れているだけでなく、RAID10と同等以上の信頼性とパフォーマンスを併せ持ち、さらにRAID10に比べコストは約半分で済むという。また阿部氏は、瞬時のバックアップや迅速なリカバリを可能にするNetApp独自のスナップショット機能も、クラス最高レベルのデータ保護を実現している要因という。

次に阿部氏は、効率性について他社製品と比較し、総保有コスト(TCO)を大幅に抑えられる点を強調した。例としてVMware ESX Server環境でのTCOを取り上げ、導入時および導入後のベンダーコスト、社内運用コスト、ダウンタイムおよび復旧コストにおいて、ネットアップのストレージが他社製品を大きく引き離していることを示した。中でも社内運用コストの差に着目し、「実際にご利用いただいているお客様からは、ネットアップのストレージ関連製品は非常に扱いやすい、とのご評価を数多くいただいています」と製品に対する自信の大きさをうかがわせた。

VMware ESX Server環境におけるネットアップ社製ストレージと他社製品とのTCOの比較
VMware ESX Server環境において、ネットアップ社製ストレージは他社製品と比較して導入後のベンダーコスト、社内運用コスト、ダウンタイムおよび復旧コストでの優位性を示している

重複排除機能も効率性の大きなポイントだという。これは、ストレージ内で重複しているデータを排除して最小限のサイズにし、物理容量の削減と利用効率の向上を図る機能。特に有効なのは、シンクライアント環境でプライマリストレージ側に各クライアントのOSを搭載したケースとのことだ。データだけでなくOSにも適用できるため、容量、ひいてはコストを大幅に削減できる。VMware ESX Server環境での重複排除機能を検証したところ、約85%の容量削減効果が得られたという。

異機種混在環境も可能にした 柔軟性の高い統合型ストレージ

阿部氏は柔軟性についても触れ、「テスト・開発環境のプロビジョニング高速化や、幅広い統合型ストレージであることが、高い柔軟性を持つITインフラの実現に貢献する」と語った。特に幅広い統合型ストレージという点では、NAS、SAN、iSCSI、FCoEへの対応や、ミッションクリティカルからアーカイブまでの階層型ストレージをラインアップしている。仮想化アプライアンス「Vシリーズ」による異機種混在環境のサポートも、同社ならではのソリューションだ。Vシリーズを他社製品のヘッドユニットにすることで、同じストレージプール基盤上でネットアップのストレージと同様に扱えるという。

ネットアップが提供するストレージインフラ仮想化のためのポートフォリオ
ネットアップのストレージインフラ仮想化ポートフォリオは、仮想化の本来の目的であるインフラ全体のコストメリットや利用効率を追求することが可能
 

最後に阿部氏は、「仮想化というと、サーバー仮想化ばかりに目を奪われがちですが、仮想化の本来の目的はインフラ全体のコストメリットや利用効率を追求することです。そのためには、少なくともサーバーの仮想化と同時に、ストレージの仮想化の検討もぜひ行っていただきたい」と、ストレージベンダーの立場から訴えかけた。

ストレージインフラ仮想化ポートフォリオを持つネットアップは、そうしたユーザーの要望に応える体制を整えているようだ。

※本企画内に記載されている会社名,製品名,およびサービス名などは, それぞれ各社の商標または登録商標です。

ネットアップ株式会社

ネットアップ株式会社
URL:http://www.netapp.com/jp/
E-mail:info@netapp.co.jp

INDEX

  1. ストレージの仮想化に
ユーザーが求めるものとは
  2. クラス最高レベルの耐障害性と
優れた効率性の両立を実現
  3. 異機種混在環境も可能にした
柔軟性の高い統合型ストレージ

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