スポーツジャーナリストとして、全国を忙しく駆け回っている二宮清純さん。実は新幹線を年間300回前後も利用するという“新幹線の達人”でもある。新幹線のどこにどんな魅力を感じているのか。達人ならではの新幹線の楽しみや乗車中の時間の過ごし方、新幹線に求めることなど、様々な角度から話を聞いた。
- 年間300回は新幹線を利用されるということですが、すごい頻度ですね。
二宮正確に数えたわけではないのですが、往復の乗車で2回と数えると、そのくらいにはなると思います。新幹線は私にとって最も身近な移動手段ですね。
東京から広島くらいまでなら新幹線を使うようにしています。どうしても日帰りばかりになってしまいますが。
- 新幹線にはどんな印象をお持ちでしょうか。
二宮私が小さい頃の歌にもありましたが、まさに“夢の超特急”ですね。僕らの世代では新幹線の運転士は「なりたい職業」の上位だったと思いますよ。初めて新幹線に乗ったのは確か中学時代でしたが、新幹線から富士山が見えた時は感激しましたね。
- やはり、新幹線から見える富士山は格別ですか。
二宮天候や時間などに影響されて毎回見られるわけではないですからね。学生時代の帰省する際にも、きれいに見えた時には写真を撮っていました。富士山だけでなく、車窓から富士山が見える新幹線は日本が誇れる財産ですよ。
観光という意味だけでなく、新幹線の車内から見える風景は、世相を映す鏡ですね。最近では、沿線の看板広告が少なくなって、景気の悪さを如実に感じます。
車内販売のビールやおつまみでも、ロングセラーやヒット商品など、商品の構成にその時々の世相が反映されています。新幹線には“新幹線文化”みたいなものを感じますね。





