コストの削減と生産性の向上とは、トレードオフだと決め付けていないだろうか。経営環境の厳しい今こそ、本当のコスト=TCOを見極めたい。高性能なレッツノートが、実は意外なほど低コストであることに気付くはずだ。
(2009年11月10日公開)
「すぐにバッテリーが切れる」「Excelファイルを開くだけで待たされる」「荷物と一緒にカバンに詰めたら液晶に傷が付いた」。導入コストを下げるためにミニノートを導入したところ、現場の不満が爆発――そうした話をよく耳にしないだろうか。金融危機に端を発した厳しい経済環境のもと、コスト削減は経営サイドとして当然の判断だ。しかし、ユーザーサイドの生産性や働きやすさを犠牲にしてしまっては、競争力の低下を招く恐れもある。
世界経済の回復はいよいよ現実味を増してきた。2009年10月版のIMF世界経済見通しは、世界的な景気後退は既に終焉(しゅうえん)を向かえ、拡大基調に戻ったと宣言している。世界のGDP成長率は、2009年はマイナス1%にとどまるものの、2010年はプラスに転じ、3%と予想している。新興国に限れば成長率は5%に達し、先進諸国においても、ついにマイナス成長を脱するとみられる。

中国やインドをはじめとした新興国に牽引され、世界経済は既に2009年より回復基調に入っているとの見方をIMFは示した。2010年には、先進国を含む世界全体のGDP成長率がプラスへ転じる公算が大きいという。 ※「IMF世界経済見通し」(2009年10月版)より
2010年こそIT投資も攻めに転じ、生産性を高めておかなければ、上昇気流に乗り遅れることになりかねない。特にクライアントパソコンのリプレース時期が近づいているなら、コスト削減と生産性の向上を両立させる方策を知っておくべきだ。軽量・長時間・頑丈、そして高性能でセキュリティも強い。ビジネスモバイルとして非の打ち所のないレッツノートは、最適な選択肢の1つだ。イニシャルコストだけを見れば、確かに高額に見えるかもしれない。しかし、その後の運用コストまで含めたトータルコスト(TCO)で考えれば、むしろコストを削減できることに気付くはずだ。
クライアントパソコンは、当然のことながら、導入後もさまざまな運用コストが掛かる。イニシャルコストだけでなく、TCOまで含めて考えなければ、そのパソコンの本当のコストは分からないのだ。現場に高い生産性をもたらすレッツノートが、実はコスト削減にも大きく貢献する。その理由をご説明しよう。鍵の1つがインテル® vPro™ テクノロジーだ。
ほとんどの問題をリモートで解決できる先進のクライアント管理
先進のインテル® vPro™ テクノロジーを搭載したレッツノートを導入すれば、IT部門はパソコンの運用管理をより完全に近い形で行うことができ、データのセキュリティ確保、サポートコストの削減、システムの可用性向上を実現できる。
インテルの調査によると、インテル® vPro™ テクノロジーを搭載したノートパソコンやデスクトップパソコンは、運用コストの削減を通じ、最短10カ月で導入コストを回収することができる。特にノートパソコンでは、インテル® vPro™ テクノロジーに対応した運用管理のツールを最適な形で導入することで、ノートパソコンのTCOを最大45%削減することが可能だ。

なぜそれだけの削減が可能なのか。
まずクライアント管理に関しては、インテル® vPro™ テクノロジーによるリモート構成によってレッツノートの導入や配布を簡素化できる。インテル® vPro™ テクノロジー搭載のレッツノートは次世代の運用管理の業界標準をサポートしており、運用管理およびセキュリティに関する多くの主要ソフトウエア・ソリューションが対応済みだ。導入障壁は低い。
導入後も、OSが何らかの原因で応答しなくなった場合、インテル® vPro™ テクノロジーを搭載したレッツノートなら、問題の解析や修復がリモートで可能だ。フリーズしたOSの強制再起動、OSのリストア、あるいはウイルス感染したレッツノートをネットワークから隔離することなども遠隔地から行えるため、デスクサイドでのサポートを削減できる。外出先で、会社のファイアウオールの外側にレッツノートがあるときでも、ユーザーがIT部門にサポートリクエストを送ることで、有線LAN経由の保護された通信トンネルを通じ、レッツノートの運用保守を受けることが可能だ。
リモートからより安全確実に終了、起動、アップデートできるハードウエア・アシストによる運用管理機能を使えば、レッツノートのアップデート作業を短時間で終わらせることができる。ユーザーの手を止める必要もないし、パッチを適用するためだけに、レッツノートを長時間起動させておくような無駄もない。
せっかく先進的なクライアント管理システムを導入しても、それに対応しないパソコンが混じってしまっては効果が半減してしまう。レッツノートは1kgを切る超軽量モデルから、14.1型の大画面を備えたハイパフォーマンスモデルまで、豊富なラインアップがそろっている。クライアントパソコンを、すべてインテル® vPro™ テクノロジー対応のレッツノートで統一できるのだ。
コンプライアンスもコスト削減対象に
NPO日本ネットワークセキュリティ協会が2009年8月に公表した「2008年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 Ver.1.2」によると、2008年の1年間に起きた個人情報漏洩(ろうえい)事件は1373件。一件当たり平均想定損害賠償額は1億8552万円にも上るという。セキュリティの脆弱なクライアントパソコンを導入したがために、情報漏洩を起こしてしまった場合の損失も、潜在的なコストとして考えなければならない。
| 漏洩人数 | 723万2763人 |
| インシデント件数 | 1373件 |
| 想定損害賠償総額 | 2367億2529万円 |
| 一件当たりの漏洩人数 | 5668人 |
| 一件当たり平均想定損害賠償額 | 1億8552万円 |
| 一人当たり平均想定損害賠償額 | 4万3632円 |
NPO日本ネットワークセキュリティ協会が2008年の1年間に公表された個人情報情報漏洩事件を調べ、損害賠償額などを推定したもの。一人当たりの平均額で4万3632円、一度の漏洩事件の合計額では1億8552万円もの損害賠償額が発生しているものと算出されている。情報漏洩は企業の信頼性に傷を付けるだけでなく、金銭的にも重い負担となってのしかかる。 ※「2008年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 Ver.1.2」より引用。
レッツノート全機種が搭載しているインテル® vPro™ テクノロジーには、クライアント管理の効率化だけでなく、セキュリティやコンプライアンスを強化するための機能も含まれている。前述の先進的なクライアント管理が、より迅速かつ正確な資産管理に役立つのはもちろんだが、それだけではない。
CPUに統合されたインテル独自のテクノロジーによって、さまざまな種類のウイルスやワームからの防御をより強固にできる。例えば、OSから独立して動作するプログラム可能なディフェンス・フィルターが、ウイルスや悪意のある攻撃をより強固に防ぐ。万が一OSがウイルスに乗っ取られ、セキュリティ対策ソフトが無効化されたとしても、ディフェンス・フィルターはそれらと関係なく機能し続け、攻撃を遮断し、データの流出を防ぐ。
さらに、最新のインテル® アンチセフト・テクノロジーは、組み込まれた暗号化機能とキー管理機能により、プラットフォーム・レベルで暗号化機能を拡張する。サードパーティによる暗号化ソリューションの機能拡張にも有効だ。万が一の盗難時には、タイマーやリモート操作などでレッツノート内部の機密データを消去するなど、一歩進んだ情報漏洩対策が可能になる。
さらに、レッツノートは法人ユーザーに対し、きめ細かなカスタマイズ・サービスを提供している。USBポートの無効化、光学ドライブの非搭載などの情報漏洩対策のほか、指紋認証センサーや非接触ICカードリーダーなどを内蔵し、ログインを安全かつ簡単に行うことも可能だ。
パソコンを駆動させるための毎日の電力もまた、運用コストの1つだ。最新のSシリーズ・Nシリーズは標準バッテリーで16時間も動作するなど、レッツノートは消費電力の低さも際立って優れている。
業界先進の45nmプロセス技術を採用したインテル® Core™2 Duo プロセッサーを、レッツノートはCPUに採用。電力効率に優れたCPUにより、性能を犠牲にすることなく、ENERGY STAR10準拠が実現されている。消費電力が低いということは、環境負荷の軽減に貢献しているということでもある。
故障とメンテナンス費用もTCO削減の壁となるが、その点もレッツノートは有利だ。机の高さよりもやや高い76cmからの落下試験、満員電車内で圧迫を受けることを想定した100kg級の耐圧試験、水をこぼしたときのダメージを最小限にするキーボード全面防滴など、頻繁に持ち歩くことを想定した頑丈性能を実現している。
また、レッツノートSシリーズ・Nシリーズの法人モデルは4年間、その他の法人モデルも3年間という長期のオンサイト保守が無償で提供される(ただしユーザー登録が必要)。さらに、バッテリーの寿命を延ばす「エコノミーモード」という機能を有効(工場出荷時に固定設定した商品が対象)にすることを条件に、バッテリーの性能を3年間保証するという「バッテリー3年保証サービス」も提供している。こうした手厚い保証も、メンテナンスコストの最小化に貢献するだろう。
コスト削減は、生産性の向上と両立させてこそ意味のあるものになる。安いばかりでユーザーに使いにくいパソコンを押し付けてしまっては、現場の不満が高まり、生産性は低下するだろう。高性能なインテル® Core™2 Duo プロセッサーを搭載したレッツノートなら、快適なマルチタスク環境を実現しており、従業員の生産性を高めることが可能だ。1つのパッケージに2つの独立したプロセッサー・コアを搭載することで、たとえば電子メールのやり取りや表計算を行いながら、ウイルススキャンをバックグラウンドで実行するなど、必要不可欠なビジネス・アプリケーションを複数同時に実行できる。
さらに、レッツノートが搭載するインテル® Core™2 Duo プロセッサーは、Windows 7のフルサポートに必要なすべての性能を備えている。たとえば、OSの互換性問題を解決する切り札ともいえる、Windows 7の「Windows XPモード」。Windows 7の中でシームレスにWindows XPの仮想環境を立ち上げ、その中でアプリケーションから周辺機器まで機能させることができる。レッツノートは、インテル® バーチャライゼーション・テクノロジーを搭載したインテル® Core™2 Duo プロセッサーのパワーにより、ネイティブ環境に見劣りしない速さで、このXPモードを実行できる。

仮想環境をハードウエアレベルでサポートするインテル® バーチャライゼーション・テクノロジーを搭載したレッツノートなら、仮想環境であるWindows XPモードが、ネイティブと見劣りしない速さで動作する。特にパワフルなCPUを搭載したレッツノートS8では、レッツノートW8でネイティブ動作するXPよりも高速という結果になった。
※Crystal Mark 2004R3にて計測。それぞれ総合スコア(Mark)を3回計測し、平均値を求めた。

Windows XPモードは、Windows 7上で仮想的にWindows XPを動作させる機能。Windows XPで動作するソフトのほとんどがWindows 7でも正常に動く、究極の互換機能だ。
現在デスクトップパソコンを使用している企業なら、レッツノートにリプレースする効果はさらに大きくなる。インテル®の調査では、従業員の最大82%が、デスクから離れている時に企業アプリケーションやデータへのアクセスを必要としており、デスクトップパソコンをノートパソコンにアップグレードすることで、生産性が1日当たり平均51分向上するという。特にバッテリー駆動時間が長く、頑丈性能により故障のリスクも小さいレッツノートでは、出先でパソコントラブルに見舞われる可能性も低く、ユーザーの生産性を最大限に引き出せるはずだ。
レッツノートは現在主流のIEEE 802.11gワイヤレス・ネットワークと比べて、より確実に電波が届き、通信速度も最大5倍高速な11nワイヤレス接続も標準で搭載している。会社のLANの中であれば、インテル® vPro™ テクノロジーによる先進的なクライアント管理が、無線LAN経由でも行え、11nの速さを生かし、パッチのダウンロードなどもより短時間で行えるのだ。
オプションでWiMAXやワイヤレスWANを内蔵することもできる。特にWiMAXに関しては、レッツノートを起動するとほぼ同時にインターネットや会社のVPNに接続でき、受信最大13Mbpsという速さを生かし、会社にいるときとほとんど変わらない快適さで社内のデータやオンラインアプリケーションを利用できる。営業や出張などに便利なのはもちろん、電波が届けば家の中でも使えるので、在宅勤務でも利用できる。

WiMAXの暗号化は強力なAESが採用されており、データを盗聴される危険は極めて低い。日本で唯一のWiMAX回線事業者であるUQコミュニケーションズでは、2009年度末までに全国の政令指定都市および主要都市でサービスを提供し、人口カバー率55%を達成、さらに2012年度末までに人口カバー率93%を目指して拡大が続けられる。東海道新幹線N700系車内や都営地下鉄のほとんどの駅、そして全国の主要空港などは無線LANサービスも並行して提供されており、ビジネスで使うには既に十分なレベルに達しているといえるだろう。料金は月額4480円(税込)で使い放題のプランに加え、申し込みから24時間のみ、600円(税込)で利用できる1日プランも選べるため、月に数回程度の出張時にだけ利用したい、などといったケースでは低コストで手軽に使える。
新型インフルエンザの流行や大地震などで、BCP(事業継続計画)が現在注目を集めている。社員が出社できない場合でも、自宅で仕事を続けられるようにする在宅勤務は、BCPの一環としても最適だ。1400人のCFOを対象に行ったインテルの調査によると、在宅勤務は給与に次いで2番目に重視される労働条件。もちろんワークライフバランスの充実のために在宅勤務を取り入れる企業も増えており、社内だけでなく、社外でも高い生産性を発揮できるレッツノートは、まさに時代の要請にぴったりのクライアントパソコンといえる。今後はより多くの企業が在宅勤務の導入を迫られるだろう。レッツノートを選んでおけば、スムーズに実現できるはずだ。
レッツノートはTCOの削減と生産性の向上をもたらす優れた選択肢だ。イニシャルコストだけを見ていては、その後の運用コストの増大や、生産性の低下により、結局は損をすることになりかねない。インテル®のさまざまな最新テクノロジーを搭載したレッツノートは、クライアントパソコンのリプレース時には是非とも候補に入れて考えていただきたい。
- 記事は執筆時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります。

































