情報活用の最前線を理解し明日のアクションにつなげるIBMのセミナー

情報活用の最前線を理解し明日のアクションにつなげるIBMのセミナー

企業における情報活用を考える「Information On Demand Winter Forum 2009」が開催される。今回のフォーラムはアラカルト形式のセミナーで構成され,コンセプトではなく具体的なソリューションにスポットを当て,さらに一歩踏み込んだ内容になるという。同フォーラムの開催期間は11月12日(木)から12月16日(水)で,10月下旬に米国ラスベガスで催されるIODグローバルカンファレンスで発表された新製品,新機能の詳細な解説も予定されている。ここではフォーラム開催に先立って,各セミナーの概要や見どころについて紹介していく。参加するセミナーを検討するうえでの参考にしていただきたい。

【InfoSphere】短期間,低コストでBIを導入する最新のアプライアンス製品を紹介

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント
InfoSphereテクニカルセールス
後藤祥子氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント
InfoSphereテクニカルセールス
後藤祥子氏

「BIの目的は,できるだけ早く多くの人にデータを分析してもらい,次のアクションにつなげることです。しかし,インフラの構築に時間をとられ,本来の目的にたどり着くのに時間がかかっているのが現状です」と後藤祥子氏は,BIにおける現状の問題点を指摘する。こうした問題を解消するために提供されているのがIBM Smart Analytics Systemだ。

今年の9月30日に発表されたIBM Smart Analytics Systemは,サーバー,ストレージ,データウェアハウス,分析用ソフトウェアが一体化されたアプライアンス製品で,短期間でシステムの構築からパフォーマンスチューニングを行い,すぐに利用することができる。最短12日間で利用できるようになるという。しかも大量データを高速で処理する高パフォーマンスを発揮する。

また,IBM Smart Analytics Systemは短期間で導入できるだけの入門的な製品ではなく,使うことで成長させ続けていけることも特長のひとつだ。「BIは利用しながら要件が増えていくシステムです。IBM Smart Analytics Systemはこうした変化に柔軟に対応できるように設計されています」と後藤氏。OLAPやデータマイニングなどの高度な分析機能,ダッシュボードやレポーティングのBI機能を持つとともに,コンポーネントを追加することでBIに求められる要件やデータ量の変化に柔軟に対応できるという。

今回のセミナーでは,IBM Smart Analytics Systemのコンセプトと特長,ハードウェアとソフトウェアの構成要素などが説明される。特に構成要素については,アプライアンス製品として個別に選定していく場合とどのように違ってくるのか,構成要素がどう関連づけられているのか,といった視点から解説されるという。「IBM Smart Analytics Systemは多くの関連する組織を巻き込んで作り上げたアプライアンス製品で,それぞれが培ってきたノウハウが盛り込まれています。セミナーではそのメリットをご理解いただけるはずです」と後藤氏は語る。

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【InfoSphere−MDM for PIM】バラバラな商品情報を統一する実践的なアプローチを業種別に解説

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
InfoSphere営業部
MDMソリューション担当
徳澤丙午氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
InfoSphere営業部
MDMソリューション担当
徳澤丙午氏

マスターデータは本来,企業に1つであるべきだが,システムが業務ごとに最適化されてきたために,それぞれのシステムがそれぞれの目的でマスターを持っているのが現状だ。それではメンテナンスに手間とコストがかかるだけでなく,ミスも発生する。企業にとって情報の価値が増大する中,生命線とも言えるマスターデータの整備は急務である。「また,マスターデータの整備は情報を集約して工数を削減することにつながり,残された数少ないコスト削減の手段でもあるのです」と徳澤氏は指摘する。

このマスターデータの課題を解決するために提供されているのが,IBM InfoSphere Master Data Management Server for Product Information Management(MDM Server for PIM)だ。業種や部門によって利用目的が異なる商品情報をサプライチェーン全体で最適化し,統一して管理できる。「短期間で確実に成果が上がるソリューションとしてすでに多くの実績を持っています」と徳澤氏は製品を紹介。MDM Server for PIMによってバラバラだった商品情報を統一することで,コストとスピードの両面でビジネスに大きく貢献できるはずだと強調する。

徳澤氏は,「今回のセミナーではMDM Server for PIMを使った具体的なアプローチ方法と,データ統合ツール等InfoSphereファミリー製品を活用した,もうひとつのMDMを紹介していきます」と語る。例えば,製造業では設計,生産,販売など立場の違いによって商品情報に求められる要素が異なり,データの扱いが違ってくる。さらに今後は多言語対応なども課題になってくる。「どういう形で商品情報を管理すべきなのかを実践レベルで解説していきます」と徳澤氏。既存のシステムでは対応していない部分をどう対応していくのかを具体的に解説していくという。

「個別最適という現状を踏まえて,上流から下流の中でPIMはどこに位置するものなのか,どう考えて導入していけばよいのか,コスト削減を実現した事例を通して実践的な解説をしていきます」と徳澤氏は,今回のセミナーへの意気込みを語る。当日は実際にシステムを動かしたデモも予定されている。

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【ECM−FileNet/テキストマイニング】情報活用を格段に向上させる非定型情報の戦略的活用の今を伝える

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
ECM営業部 部長
中嶋博氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
ECM営業部 部長
中嶋博氏

企業内には,アプリケーションで処理されているデータ以外にも多くの情報が存在する。見積書や契約書といった紙ベースの情報やメールや文書といったテキスト情報だ。これらの情報をどのように扱うかにより,業務効率は大幅に向上し,情報の活用レベルも変わってくる。今回のセミナーではそこにスポットを当てた製品が紹介される。

①IBM FileNetによる,ビジネスプロセス管理+エンタープライズコンテンツ管理

紙ベースの情報も含めたコンテンツをビジネスプロセスに沿って管理する製品がIBM FileNetだ。「個別にコンテンツとプロセスを管理するツールはありますが,統合して管理できるのはIBM FileNetだけです。紙,メール,写真,ファイルなどの情報を,ビジネスプロセスに紐付けてコントロールすることによって業務全体を可視化,最適化でき,生産性が大きく向上します。すでに多くの企業で導入され,大きな成果を上げています」と中嶋 博氏は,IBM FileNetの効果を強調する。

IBM FileNetは,情報の取り込み機能の自動化やBIツールやERPアプリケーション等との連携強化が進められ,様々な業務で活用されている。たとえば,受発注業務のワークフローと関連文書をIBM FileNetでコントロールし,SAPの業務処理に関連づけるという形だ。「IBM FileNetは業務アプリケーションのためのプラットフォームです。様々なシーンで活用できますが,セミナーではどういうものに適用すると効果が上がるのかを2−3年でROIを実現できる具体例をお客様の視点でご紹介します」と中嶋氏は語る。

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②テキストマイニング

IBMでは,コールセンターに集まる顧客の声(VoC)やインターネット上のブログなどの非定型情報を分析するテキストマイニングの分野でも強力な製品を提供してきた。それがIBM Content Analyzerだが,さらに機能を強化した新製品が今年のIODグローバルカンファレンスで発表される予定だ。今回のセミナーではこの新製品についても詳細が明らかにされる。

「これまでも大容量のテキストを1回で高速に分析できることを強みにしてきましたが,この機能がさらに強化され,いろいろな視点から瞬時に分析ができるようになります」と中嶋氏。また,レポート機能も強化され,CognosなどのBIツールとの連携でより戦略てきな分析が行えるようなるという。「また,この製品は日本のソフトウェア開発研究所で開発されたもので,長年研究されてきた優れた日本語処理機能を備えています。こうした部分もデモを通してお伝えしていきたい」と中嶋氏は語った。

【DM−Coral/Cobra/Solid】進化するDB2の新機能の解説と組み込みデータベースへの提案を用意

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
部長
池田高也氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
部長
池田高也氏

今年5月に新バージョンとして大幅な刷新を発表したDB2だが,そこでの最大の特徴はオラクルデータベースの開発言語をサポートして移植性を高めたことだ。アプリケーションを書き換えなしで移行できるという画期的な機能強化を実現した。

「もともと信頼性やコストパフォーマンスに優れたDB2に容易に移行できるようになったことに対する反響は大きいですね。現状の課題となっているコスト面での効果測定に対する要望も増えています」と池田高也氏は,DB2 9.7のインパクトの大きさを語る。IBMではこうした要望に応え,今年9月に「オラクル移行支援オフィス」を発表し,アプリケーション移行にかかるコストや投資対効果を査定するサービスを無償で提供している。

このように注目を集めているDB2だが,今年のIODグローバルカンファレンスではさらに画期的な発表が予定されているという。今回のセミナーではこの発表についての解説がメインになる。

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日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
IBM solidDB フィールド・アプリケーション・エンジニア
土屋敦氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
IBM solidDB フィールド・アプリケーション・エンジニア
土屋敦氏

また,今回のセミナーでは,1年半前にIBM製品に加えられたIBM solidDBの現状についても解説される。インメモリーデータベースとして高速性を誇るIBM solidDBだが,「今回は製造業向けに組み込みデータベースとして提案していきます」と土屋敦氏は語る。フィンランドで開発され,ヨーロッパの通信会社の通信機器で使われてきたIBM solidDBは,もともと組み込み色が強い製品だという。

10年間以上手を加えることなく稼動し続ける組み込みデータベースとしての堅牢性に加え,SQL準拠のリレーショナルデータベースとしてミッションクリティカルにも適用できる。当然,高機能なプログラミングも行える。同一の製品で組み込みとミッションクリティカルの両方に対応している製品となっている。

「様々な製品の機能が多様化する中で,RDBとして開発して実行できる製品へのニーズは高まっています。組み込み製品を作っているユーザーに,IBM solidDBの活用方法をお伝えするとともに,開発生産性を向上させ,メンテナンスもしやすくなるデータベースの必要性をご理解いただきたいと思っています」と土屋氏は今回のセミナーの狙いを語った。

【Cognos Express/Cognos TM1】先の見えない中で重要性を増す予算策定と計画立案の強化策を提示

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
マーケティング&ストラテジー
BI&PMマーケティング
マネージャー(プロダクト担当)
高澤正道氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
マーケティング&ストラテジー
BI&PMマーケティング
マネージャー(プロダクト担当)
高澤正道氏

景気の先行きが不透明な中では,予算の策定や計画の立案がますます重要になる。今回のセミナーでは,この分野のソリューションとして先月発表された,中堅企業向けにBIとプランニング機能を提供するCognos Expressと,財務パフォーマンス・マネジメントに特化したIBM Cognos TM1が紹介される。

Cognos Expressは,BIとプランニングをオールインワンで提供するソリューションであり,中堅企業向けに開発されたものだ。高澤正道氏は「BIで得た洞察を計画にスムーズに反映させることができるのが最大の特長です。計画を随時見直すことができるようになり,この製品だけで経営のPDCAサイクルの全てのステップで情報活用をサポートします」と語る。数値に裏づけられた知見から複数のシナリオを分析し,計画を市場動向に合わせていくことができるようになる。

高澤氏は「人も予算も限られた中堅企業に使ってもらえるように,BIとプランニングとレポーティングに機能を絞り込み,各種設定を自動化するなど管理を最小限にするための様々な工夫を盛り込みました」と,中堅企業での活用を期待する。情報活用の格差が大きいと言われる中堅企業にとっては朗報と言えるだろう。

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一方のIBM Cognos TM1はプランニングと分析のためのソリューションだが,こちらは財務パフォーマンスを中心とした業務分析と計画・シミュレーションのソリューションで,柔軟に高速で分析を実行できる。「64bitのインメモリー処理の分析エンジンを持っていて,複雑な大容量データを高速で処理することができます。その特長を活かした,収益性分析に適したエンタープライズ向けのソリューションです」と高澤氏は紹介する。

多くの企業では収益分析用のツールとしてExcelを利用しているが,コンプライアンス上にも問題があり,リアルタイムな予算管理が行われていない。IBM Cognos TM1は,こうした手作業を自動化し,ERPから実績データを取り込んで予実分析できるだけでなく,製品別や顧客別の収益性分析といった多角的な分析が可能になる。「これにより,販管費を考慮した営業利益ベースで分析したり,店舗ではなく顧客で収益を管理できるようになります」と高澤氏は効果の大きさを強調する。

セミナーでは,部門ごとの計画が全社の損益に反映されていく過程をわかりやすく解説するという。「収益性分析が経営にどうインパクトを与えるかなどの事例を用いて解説します。経理,財務,経営企画といった部門の方たちにとって現実感のあるデモになるはずです」と高澤氏は意気込みを語った。

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