正しい意思決定は、成長に欠くことのできない“エンジン”である。とは言え、「不確かな情報、データ不足のなかで意思決定せざるを得ない」と感じているのが企業の実態だろう。どうすれば情報を活用し、ビジネスを伸長させられるのか――。こうした問いに応える意思決定ソリューションが現れ始めているという。
ビジネスは意思決定の連続だ。それは経営者であっても、中間管理職、現場の従業員であっても変わりはない。誰が意思決定するにしても、正確な情報、最新のデータに基づいた判断であることが望まれる。だが現実には、意思決定者の経験と勘に頼りきり、といった場合が圧倒的に多いのではないだろうか。
実際、ある調査によれば、「不十分で、不正確な情報によって、不適切な意思決定が行われている」ケースが60%以上もあるという。「重要な意思決定を行う際に、情報が足りない」「情報が未整理」と答える企業も高い比率に上る。経営層をはじめ、多くのワーカーが情報の精度や正確性などに疑問を感じ、迷いながら、意思決定する姿が浮かび上がる。
意思決定を行うには、いくつかの方法がある。最も一般的なのが、表計算ソフトを使うやり方だ。表計算ソフトは日々の業務で頻繁に使われているため、多くの人が使い慣れており、経営情報の分析にもよく利用される。
だが、概ね社内情報は統合されておらず、散在したままのため、部分的な情報に基づいた分析となり、誤った結果を導き出すことも少なくない。仮に情報が網羅されていたとしても、データは次々にアップデートされ、ファイルが何版にもなってしまう。似たような表計算ソフトのファイルがいくつもあり、どれを信じて良いか分からなくなる、といった経験をした方もいるだろう。
もう1つはビジネスインテリジェンス(BI)ツール。このツールは全社の情報統合が前提である。そのなかから必要な情報を収集し、分析するため、表計算ソフトが引き起こすような混乱は生じない。
一方で、今までのBIツールは専門家向けが中心で、使いこなすには分析手法の理解など、訓練が求められ、一般のユーザーが使用するには簡単と言えなかった。経営層や管理職向けのBIシステムを作ろうとすると、構築に数カ月掛かることも多く、結果、ツールを効果的に使えないこともあった。
こうした課題を解決し、BIツールを日常的な意思決定に利用するには、2つの条件が求められる。1つは「十分なパフォーマンス速度」。ユーザーは、BIツールからの応答をいつまでも待っているわけにはいかない。そして、もう1つが「誰でも使えるセルフサービス型」である。具体的な例として、オンラインショッピングのユーザビリティをイメージしてもらえば良いだろうか。
これらの条件を満たすBIツールの1つに、「SAP BusinessObjects Explorer」がある。インターネット検索では当たり前とも言える、億単位の情報量でも秒レベルで結果を引き出すスピードを実現。ユーザーは、自らの思考パターンに沿って、思い付くままに検索することで、たとえ何を分析するか曖昧であったとしても、基軸が明確になり、意思決定に必要な情報の収集と分析が可能になる。
操作は、取扱説明書がいらないほど簡単だ。検索で表示されたデータをクリックすると、最適なチャートが自動生成され、ビジュアルで内容を把握できる。表示されたグラフの一部をドリルダウンしたければ、マウスをドラッグして好きな範囲を指定するだけで良い。
ゲームをするような直感的な操作によって、様々な数値やグラフが集計、加工され、正しい意思決定へと導いてくれる。こういった最新のソリューションを使用すれば、今までのBIツールで数カ月かかっていたシステム構築が、全く不要になる点も大きなメリットだ。
今やBIツールは、iPhoneでも利用できるなど、別次元と言えるほどの進化を遂げている。nikkei BPnetでは、「SAP BusinessObjects Explorer」を実践例として取り上げるWebセミナーを開催する。
BIツールの最新動向や実画面によるデモはもとより、ビジネスで成果を上げる情報活用の秘訣を紹介する予定だ。当日は、講師にチャットを使って質問することもできる。場所を問わず、無料で受講できるセミナーなので、申し込んではいかがだろうか。
「SAP BusinessObjects Explorer」のサンプル画像(約10秒)。
再生ボタンを押すと,実際の操作イメージが確認できる
直感をそのまま活用できる最先端“見える化”ツール
「ビジネスにおいて本当のインテリジェンスを生むBIを考える」
- 日時:
- 2009年12月16日(水)14時〜14時40分(予定)
- 主催:
- nikkei BPnet
- 受講料:
- 無料
- 講演企業:
- SAPジャパン株式会社
- 講師:
- 塚本眞一氏
(同社 ビジネスユーザー&プラットフォーム事業本部 BIP事業開発部 部長)
※「Webセミナー」とは:インターネットを利用して、オンライン上で開催されるセミナー。場所を問わず受講できるのはもちろん、ライブで行われるため、講演する講師と直接会話するなど、インタラクティブなやり取りも可能である。
【講演内容】
「見える化」、「BI」(ビジネスインテリジェンス)が叫ばれて久しいが、BIを活用してビジネスの効果を上げることは簡単ではない。SAPが提唱する、集積されたデータを本当のインテリジェンスにするBI、情報活用のあり方を解説する。実際のビジネスユーザーの視点と、最新技術/ソリューションの視点から、デモンストレーション(動画)と事例を交えて分かりやすく紹介する。
このセミナーに関連したPDFの資料は、以下でダウンロード可能だ。これらの資料を読むことで、セミナーの内容をより深く理解できるので、活用してほしい。
ビジネスインテリジェンスのスタンダードの導入
ビジネスデータを瞬時に検索
最新のBIツールを活用した購買分析で医療機関における「経営の可視化」を実現
SAP BusinessObjects Explorer、ダッシュボード機能を提供するXcelsius、自由分析・多次元分析を支援するSAP BusinessObjects Web Intelligenceを組み合わせた、SaaS型のBIツールを提供する事例も出てきている。医療機器専門商社の協和医科器械株式会社は、2009年9月に、これら3つをプラットフォームにした医療材料分析サービス「meccul」(メッカル)の提供を開始した。このソリューションを導入した医療機関では、購買業務を「見える化」するのはもちろん、データを基に様々なベンチマークや同種同効品分析などを行い、購買コストの適正化を図っている。












<講師からのコメント>
BIの技術的な側面で重要なのは、使う人に対して、いかに“おもてなし感”を提供できるかです。従来、表計算ソフトから分析環境を作るのに、どれを軸にし、どのデータをどのように階層化させていくかなど、構築には多くの時間が掛かっていました。事前にKPI(重要業績指標)を明確にする必要もあります。しかし、最新の製品を活用すれば、情報システム部門に依頼することもなく、一人ですぐに分析が始められます。クラウド型ツールのため、Webブラウザだけあればよいのも特徴です。