

多くの企業が中国ビジネスに着手する中、中国語の習得に組織的に取り組んでいる企業は少なくない。人脈社会と呼ばれる中国において、中国人の信頼を獲得するためにも中国語は必要不可欠だからだ。
だが、Part1で内山氏が指摘したように、ペラペラの中国語が必要かといえば、そうではない。ビジネスレベルの交渉には、やはり通訳が必要。中国人の信頼を得て、人脈を構築するためには、入門・初級レベルの中国語で十分なのだ。
そこで、注目を集めているのがWEICのオンライン学習システム『超速中国語』である。これは、通常120〜200時間かかると言われる「中国語検定試験4級」相当の中国語をわずか65時間で学習できる教材。リーズナブルな点も評価され、イオン、オムロン、セントラル硝子、大和証券キャピタル・マーケッツ、チェルシージャパン、東芝総合人材開発、日本興亜損害保険、古河電気工業、三井住友銀行、楽天、ローム(敬称略50音順)など、既に200社以上の企業が利用し、述べ2万人以上が活用している(2011年4月現在)。
以下では、『超速中国語』を活用している3社の事例を紹介しよう。


海外ネットワークの拡充を着実に進めているSMBC日興証券。なかでも、重要視しているマーケットの一つが中国である。「中国市場はますます成長すると予想されます。その巨大市場で活躍できる人材を育成することは、当社にとって重要な課題になっています」と同社 人材育成部の坂元 明子氏は話す。
当然、中国語の習得は必須項目の一つだ。例えば、中国企業の担当者との商談時の資料は中国語の場合も多く、大まかにでも意味を把握できるかどうかの差は大きい。
しかし、中国語の習得サポートについては対応が難しいと坂元氏は打ち明ける。「英語と違い、中国語の場合、どんな学習法がいいのか、スクールはどこがいいのかといった情報が乏しいのです」。
そうした時、知ったのが「超速中国語」だった。まず評価の対象となったのが、eラーニングシステムであるという点だ。「証券会社の場合、証券アナリストやファイナンシャルプランナーなど、金融のプロフェッショナルとして取得しなければならない資格がたくさんあります。社員たちは、それらを本業に支障のない時間帯に勉強しなければなりません。さらに中国語を学ぶのですから、時間や場所に制限されないeラーニングが最適だと考えたのです」と坂元氏は話す。また、中国語検定4級合格率の高さ、他社での採用実績なども選択を後押しした。
「受講者に感想を聞くとeラーニングの利便性はもちろん、耳と目を使ったWEIC独自の学習法にも手応えを感じている人が多いようです」と坂元氏。本邦No.1の総合証券会社を目指すSMBC日興証券の中国市場への挑戦が続く。


日本経済の要ともいえる製造業では、多くの企業がいちはやくビジネスのグローバル化に着手してきた。発電プラントの蒸気タービン設備など、「エネルギー」「環境」分野で様々な製品を開発、製造している富士電機も、その一つだ。
海外でのビジネスには、やはり語学力が欠かせない。同社でも英語を中心に語学スキルの向上に積極的に取り組んできた。なかでも、近年、ニーズが高まりつつあるのが中国語だ。
「例えば、調達に関わる部門では、電話やメールなどで中国語を使う場面も増えています」と同社 人事室人材開発部CDPグループの日谷溪子氏は話す。加えて、現在、同社は単なる製造拠点としてではなく、中国で作って、現地で売る『地産地消』を目指して事業を拡大中。その体制固めのためにも中国語を重視している。
そこで、試験的に導入したのが「超速中国語」である。「いつでも、どこでも受講でき、途中で前のプログラムに戻って学習し直せる点はeラーニングならでは。特に中国語検定の受検を義務付けたわけではありませんが、自分から受験して4級に合格した社員もいます」(日谷氏)。
また、新入社員研修でも「超速中国語」は活用されている。中国での工場研修を前に初級レベルの中国語をマスターさせるためだ。対面での講義を受け持った中国人講師は、超速中国語の併用を知らなかったため、新人たちの習得スピードに驚いたという。
まずは試験導入だったが、このような成果を受け、同社では「超速中国語」の本格導入に前向きだ。「急速な成長を続ける中国経済に対応するために、これからも『超速中国語』の積極的な活用を考えたいですね」と日谷氏は将来への思いを語った。


「日本発の和のリゾートを世界に発信する」という方針のもと、各地でリゾート運営を行う星野リゾート。質の高いサービスを提供するには、言葉によるコミュニケーションが必須となる。そこで同社は、最近増えてきた中国人観光客に対応するために、スタッフの中国語習得に力を入れている。
スタッフが顧客の国の言葉や文化を知った上で接客し、満足してもらえれば、それがリピート率のアップにもつながる。「また、海外のお客様を前にすると、どうしても語学堪能なスタッフに頼ってしまう傾向もありました。それをなくし、スタッフに自信を持ってサービスを提供してほしいとも思ったのです」と同社 グループ人事の安武菜穂子氏は語る。
そのための教材として、同社がスタッフに紹介、推奨しているのが「超速中国語」だ。
「超速中国語」は、ヒアリングした語句をマウスやキーボードによってアウトプットしていく点に特徴がある。導入時、受講体験を行った担当者は「耳で感じて、目で確認。問題を解きながら例文を何度も繰り返し聴き、発音を真似しているうちに、自然に中国語に馴染むことができた」と言う。実際、同担当者は4カ月の受講後、見事に中国語検定4級に合格している。また、受講中スタッフへのサポート、管理部門への進捗状況の報告など、WEICがバックアップしてくれる点にも安心感があった。
同社では、今後、語学力はますます重要になると考えている。「とはいえ、一言で中国といっても国土は広く、文化風習も様々。今後、中国にもっと興味を持ってもらう入口として、超速中国語には大きく期待しています」と安武氏は言う。内向きの姿勢が目立っていた日本の観光業界が変わりつつある。星野リゾートの取り組みは、そうした変化の象徴といえるかもしれない。
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