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注目の資格レポート

第1回 クラウド時代こそCCNA第2回 CCNA取得のススメ第3回 CCNA取得者に聞く(1)〜キャリアパス編〜第4回 CCNA取得者に聞く(2)〜キャリアチェンジ編〜第5回 教育トレーナーに聞く 〜勉強法編〜第6回 企業担当者に訊く〜CCNAの必要性について〜

〜学ぶ喜び”を、継続学習のモチベーションに変える〜
技術者認定「CCNA」が自信を裏付ける原動力

シスコシステムズ【第3回】

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IT業界で働くための基本的な知識として必要不可欠なネットワーク技術ですが、その知識を体系立てて理解するためには独学では難しい面も。そこで有効な選択肢となるのが、ネットワーク技術を体系的に理解できる資格取得に向けた学びです。今回は、ネットワーク技術の資格として有名なCCNAを取得しているネットワークエンジニアの方にインタビューを行い、CCNA取得を目指した背景をはじめ、学びにおける工夫や仕事への生かし方などについて聞きました。お話を伺ったのは、ガレネット株式会社 第1ネットワークソリューション部の硯 重臣(すずり しげおみ)氏です。

CCNAはネットワーク技術を
体系立てて理解するのに最適な教材

 CCNAをはじめ、CCNPやCCIEなど数多くのシスコ技術者認定を取得している硯氏は、現在はクラウド基盤のネットワーク構築や運用を手掛ける、第一線で活躍するネットワークエンジニア。IT業界に入ったきっかけは、「日常的に利用していたインターネットに興味があり、自分に向いているのではと考えたから」だと語ります。実は、大学時代に染物に出合ったことで京都大学 経済学部を中退した硯氏は、進路変更し、ファッションデザイナーを目指して服飾系の大学に進んだという異色の経歴の持ち主。結果として、志半ばでデザイナーの道を断念することになりますが、新たな仕事場として選んだのが、インターネット接続を支援するエンドユーザーサポートの仕事でした。

ガレネット株式会社
第1ネットワークソリューション部
硯重臣氏。

 一般家庭に出向いてインターネット接続の支援をする業務に従事していた硯氏ですが、「体系的な知識が不足しており、うまく現場で対処できない場面もあった」と当時の悩みを振り返ります。そんなネットワーク技術全体を体系立てて学びたいという意識が強くなる中で出合ったのが、IT系の雑誌で連載していたCCNAをベースにしたネットワーク技術の特集記事でした。「CCNAという資格があることも当時は知りませんでした。それでも、ネットワーク技術を体系立てて理解できる教材として最適だと考えたのです」

 そこで、書籍として市販されている『シスコ技術者認定公式ガイド』を一読し、ネットワーク技術を体系立てて学んでいくことに。その結果、日々の仕事にも自信が持てるようになったと言います。「当時は知らないことを理解する喜びが大きく、仕事が終わってから毎日4〜5時間は机に向かうこともありました」

CCNA取得は理解度を客観的に測る尺度に
新たなステージを求めて転職

 学ぶ喜びを日々感じていた硯氏ですが、あるとき心境に変化が生まれます。「現状の仕事の範囲を超えた知識体系が習得できたことで、自分がどこまで理解が進んだのか客観的な基準を得たいと考えるようになったのです」また、CCNA以外にも資格範囲の広がりを知ったことで、より深く学ぶことができるシスコの認定資格そのものに興味を持っていったとも。そこで、これまで学んだことを資格という形で具現化するべく、CCNA取得へと舵を切ることになりました。

 また、CCNA取得の過程でネットワーク技術の奥深さを知った硯氏は、高度なネットワークの現場に関わりたいという意欲が芽生えてきたと言います。そこで、新たなステージとして硯氏は転職を決意。「CCNAを取得したことが、転職を決断した大きなきっかけです。ネットワークの基礎がしっかり理解できたことで、転職先での新たな環境にも十分対応できると自信を持つことができました」

 新たな会社に転職した硯氏は、ネットワーク監視を行うNOC(Network Operations Center)に勤務し、ハイエンドのルーターやスイッチなどに囲まれた“ネットワークの最前線”で働くことに。「以前は触ってもブロードバンドルーター程度でした。大きく環境が変化した今回の転職は、自分にとって大きな前進です」一緒に働いている同僚も、以前の職場とは大きく異なる状況だったと言います。「ネットワーク専門の企業に入れば、CCNAは誰でも持っている当たり前の資格。いわば共通語みたいなものでした」日々の話題でも資格の話が飛び交うことも多く、環境の変化が次なる資格であるCCNP取得を目指す大きな原動力になったと硯氏。

 CCNPに関しては、書籍中心の学習だけにとどまらず、職場に置かれているネットワーク機器でコマンドを入力して実際の動きを確認するなど、実機での学習も並行して行っていったと硯氏は学びの工夫を明かします。「自分の頭の中で想定していたものが、リアルの世界で動くというのを確認できたのは大きい」ただ、学びのモチベーションはあくまで知識の習得であって、資格を取得するためだけの学びではないと硯氏は強調します。それでも、周囲に早く追いつきたい一心でCCNPの取得に向けてより一層の努力を重ね、結果として半年の間にすべてのプロフェッショナル資格を取得することに成功するのです。

硯氏のステップアップ年表

資格取得は理解度の目安
体系的なネットワークの習得が仕事の効率化に寄与

 資格は実務にも役立つ面が数多くあると硯氏は力説します。「周囲から頼られる機会が増えるだけでなく、リーダー的なポジションにつくことができました。また、どんなネットワークであっても、理解できるという自信が持てたのは資格のおかげだと考えています」さらに、これまで以上にネットワークの基礎知識に対する広がりが出たことで、理解する速度が向上するなど仕事の効率化にも寄与したと言います。そこで硯氏は、CCNPのさらに上位資格であるCCIE取得にも動き出し、現在の会社に転職したのちにCCIE取得を実現します。「当時は和歌山で働いていましたが、切磋琢磨できる環境を求めて今の会社の門を叩くことになりました」現在では、ネットワークスペシャリストとしてIT業界で欠かせない人材へと成長を遂げており、今後さらなる活躍が期待されています。

 特にシスコの資格が優れていると硯氏が感じているのは、体系的にネットワーク技術を学べる仕組みになっていることはもちろん、何よりも英語が分かりやすいこと。「国際的に通用する資格だけに、上位の資格になると英語での学びが増えてきます。Webサイトも含めてシスコは英語が非常に分かりやすく、英語アレルギーの方でも理解しやすいものになっています」と硯氏は評価しています。

 インタビューの最後に今後の展開についてお聞きしたところ、現在仕事の中心となっているデータセンター関連の知識を学びたいと硯氏は語ります。「ネットワークに対する知識が不足していた私のような人も大勢いると思いますが、これまで知らなかった新たな発見に衝撃を受ける多くの機会を、継続して学ぶモチベーションに結び付けていただければと思います。知りたいという情熱が持続する力になるはずですから」と読者にアドバイスをいただきました。


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