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ソリューション:クララオンライン

中国に進出する日本企業向けにMicrosoft Azureを提供

データセンター [ソリューション:クララオンライン]

~中国に進出する日本企業向けにMicrosoft Azureを提供~
中国でもMicrosoft Azureを使いたい!
国ごとに異なるインターネットの問題解決方法とは

国内およびアジア全域でインターネットサービスプラットフォーム事業とビジネスコンサルティング事業を展開するクララオンラインは、中国に進出する日本企業向けにMicrosoft Azure中国リージョンを販売。マイクロソフト クラウド ソリューション プロバイダー(CSP)として、自社のサービスと組み合わせたソリューションの形で提供している。同様のサービスは、その他のアジア各国・各地域にも子会社・合弁会社・提携先とのネットワークを通じて供給されている。

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巨大な中国市場向けビジネスには中国国内のITインフラが必要不可欠

 国内でのサーバーホスティング事業を展開して19年――。クララオンライン(本社:東京都港区)のビジネスコアは、アジア市場向けのインターネットサービスプラットフォーム事業とビジネスコンサルティング事業へと広がってきた。運用中のデータセンターは、東京・名古屋・北京・上海・香港・台北・ソウル・シンガポールの8カ所。中国、台湾、韓国、シンガポールには子会社(合弁を含む)も置く。

 同社がこれほどまでにアジア市場に注力している背景には、急速に発展するアジア市場でインターネット関連のビジネスへの需要がますます高まっているという認識がある。とくに中国は、経済発展とともに“世界の工場”から“人口13億人の巨大マーケット”へと変貌中。その購買力にグローバルおよび日本の企業が熱い視線を送っている。

 日本企業による中国市場向けビジネスは、「インバウンド客招致」と「中国での流通・販売・決済」に大別できる。そのどちらのシナリオでも、ITインフラとしては中国国内のものを使うのが適切というのがクララオンラインの考えだ。

 まず、インバウンド客による日本国内での消費を拡大するというシナリオでは、より多くの中国人観光客に日本を訪れてもらうためのプロモーションやマーケティングを中国国内向けに実施することになる。理屈のうえでは、そのためのWebコンテンツ類を国外のデータセンターから送り込むことも可能だが、中国国境を行き来するデータ回線の実帯域幅がそれほど広くないことを考えると現実的ではない。中国国内に設置したWebサイトから行うのがベストなのである。

 また、中国国内の消費者や企業をビジネスに取り組むシナリオでは、流通・販売・決済といった一連の商行為を中国国内で完結させることが望まれる。そのための情報システムも整備する必要があるわけだが、“国際データ回線の細さ”を考えると、こちらについても中国の国内企業が使っているのと同じようなデータセンターやクラウドを利用することが望まれる。

すでにMicrosoft Azureを利用中の企業はMicrosoft Azure中国リージョンが最良選択

 ただし、日本企業が中国国内で自らデータセンターやプライベートクラウドを構築・運用するのはきわめて難しい。会社法や外商投資産業指導目録(外資企業に対し禁止・制限・奨励されている業種の分類)、電信条例(日本の電気通信事業法に相当する法律)などの規定によって、外資系企業の活動が制限されているためだ。

 そこで勧められるのが、中国におけるインターネットインフラの企画から構築、運用までを支援するクララオンラインのサービスである。

 まず、企画段階のコンサルティングでは、市場分析、事業化可能性調査、パートナー選定、事業ライセンス支援などを提供。とくに日本国内またはグローバルにMicrosoft Azureをすでに使っている企業には、Microsoft Azureの中国リージョン(http://www.windowsazure.cn/)の利用を推奨している。

 また、構築から運用フェーズについては、同社のデータセンター(北京・上海・香港)とMicrosoft Azureを組み合わせたITインフラを提供。パブリッククラウド(Microsoft Azure)、ハイブリッドクラウド(Microsoft Azure+クララオンラインデータセンター)、プライベートクラウドまたはオンプレミス(クララオンラインデータセンター)のいずれの形態にも対応可能だ。

 Microsoft Azure中国リージョンを使うことの最大の利点は、他のMicrosoft Azureリージョンからアプリケーションやデータを簡単に移行できること。仮想マシン、Azure Active Directory、各種Microsoft Azureサービスと同じ機能を提供しているので、ITインフラの構築・管理をグローバルに統一できるという魅力もある。なお、他国のリージョンと違い、このMicrosoft Azure中国リージョンは中国資本の企業の21Vianetによって運営されている。

 そのため、Microsoft Azure中国リージョンを利用する場合、以下のような考慮すべき課題がある。紹介しておこう。

●Azureアカウント
 Microsoft Azure中国リージョンでは、日本国内またはグローバルのAzureアカウントが使えない。二度手間にはなるが、中国に現地法人を設置し、その立場で中国用のアカウントを取得する必要がある。現地法人に対してはもちろんのこと、利用者個人に対しても審査(反テロ法対策を含む)が行われるので、取得に数カ月かかることも珍しくない。クララオンラインのコンサルティングサービスには、このAzureアカウント取得を支援するメニューもある。

●コンテンツ配信網(CDN)
 法規制により、中国国内ではAkamaiなどのグローバルなCDNやキャッシュサービスを利用するには煩雑な手続きが必要となる。Microsoft Azure中国リージョンで利用できるのは、中国最大のCDNとして知られる「チャイナキャッシュ」だ。なお、クララオンラインは以前からチャイナキャッシュと協業しており、長年の経験に培われたノウハウを顧客に提供できる。

●閉域網サービス(専用線)
 現状では、Microsoft Azure ExpressRouteを使って日本国内またはグローバルのAzureデータセンターや商用/自営データセンターと接続できる状態にはなっていない。代替策としては、クララオンラインが従来から提供している「中国電信高速インターネットVPN」がお勧めだ。このサービスは、東京都内のデータセンター内でクララオンラインの接続点(POP)と中国電信(チャイナテレコム)のPOPを構内接続し、中国国内では中国電信のバックバーンネットワーク(CN2)とMicrosoft Azure中国リージョンなどをVPN接続する仕組み。“公式”の方法なので、コンプライアンスの問題もまったくない。

中国以外のアジアの国・地域にもコンサルとITインフラを提供

 さらに、子会社(中国、韓国、台湾)・合弁会社(シンガポール)・業務提携先(台湾、マレーシア)とのネットワークを通じて、クララオンラインは中国以外の国・地域にもインターネットサービスプラットフォーム事業とビジネスコンサルティング事業を提供している。

 Microsoft Azureの販売について、クララオンラインはマイクロソフト クラウド ソリューション プロバイダー(CSP)の認定を取得済み。単に小売りするだけでなく、クララオンライン独自のサービスを付加した包括的なソリューションとして提供できるのが強みだ。

 また、ビジネスコンサルティング事業では、中国市場向けと同じレベルで、インターネットインフラの企画から構築、運用までの支援を日本の企業に提供中だ。

 海外に進出しようとする日本企業にとって、現地の法制や商習慣にいかに対応するかはしばしば大きな障壁となる。クララオンラインのビジネスコンサルティング事業では、現地の事情に詳しいコンサルタントが「そもそもその国・地域に進出することが妥当なのか」「進出形態は自社進出・現地パートナーとの提携・ジョイントベンチャーのどれがよいか」といったところから検討をスタート。「現地での実ビジネスの経験」「ネットワークについての高度な技術力」「インターネット・モバイル・ゲーム関係のライセンスについての知見」をベースに、顧客企業に最適なビジネスモデルを提案している。

 さらに、そのビジネスモデルの実行に欠かせないITインフラについても、その企業に合ったものを提案し、構築から稼働後の運用までをカバーする包括的なサービスを提供。クラウドとデータセンターについては、クララオンラインが運営するデータセンターとMicrosoft Azureのほか、提携先である台湾の匯智資訊股份有限公司(WIS Internet, Inc.)やマレーシアのExabytes Network Sdn Bhdなどのファシリティーも選べる。

 海外に進出する日本企業向けのMicrosoft Azure関連ビジネスについて、クララオンラインは2016年夏までの目標を24社に設定している。すでに1社で稼働しているほか、問い合わせも多数あることから、達成はほぼ確実。今後は、同様の枠組みを使って、グローバルに進出しようとする中国企業向けの支援も拡大していこうと同社は考えている。

中国に進出する日本企業向けにMicrosoft Azureを提供するクララオンライン
中国に進出する日本企業向けにMicrosoft Azureを提供するクララオンライン
クララオンラインはマイクロソフトと中国資本企業の21Vianetと協業。安心・安全なMicrosoft Azure環境を提供する
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お問い合わせ
  • 株式会社クララオンライン

    ■所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門二丁目5番5号 住友芝大門ビル 10階
    ■TEL:0120-380-966
    ■E-MAIL:sales@clara.ad.jp
    ■サービスサイト:http://www.clara.jp/

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