ITpro Special ITpro EXPO 2015 review ビッグデータ EXPO 2015
ITpro EXPO 2015 review トップ

ビッグデータEXPO:スマートインサイト

ビッグデータの重要性は十分認識しているが、どう活用したらよいか分からないという悩みを抱える企業に最適な情報活用ソリューションが、スマートインサイトのMμgen(ミュージェン)だ。事前設計なしに関連性を発見し情報を探索できるので、変化の激しい業種・業務には特に適する。

スマートインサイト株式会社
代表取締役社長
町田 潔氏

 「ある調査会社の調べでは、ビッグデータの認知度は非常に高まっています。その一方で、ビッグデータから価値を得る方法が分からないという回答が半数近くもあります」。スマートインサイトの町田潔氏は、同社の情報・データ統合活用プラットフォーム「Mμgen」が狙うビジネスニーズをこのように説明する。

 Mμgen開発の背景には、これまでのITシステムはコスト削減や生産性向上などの目標を正確に達成するのには向くが、広範囲で多種多様な情報を“柔軟”に分析・可視化するのは得意ではないという事実がある。データウエアハウス(DWH)やビジネスインテリジェンス(BI)を導入している企業も多いが、その多くは目的別にばらばらに構築されているため、ビジネス全体を俯瞰する情報探索(データディスカバリー)には使えない。

多様なデータソースを仮想化してダイナミックに情報探索

 そこで、Mμgenでは企業内外に存在する全てのデータを仮想的に統合し、関連性をダイナミックに見つけて分析し、デジタルダッシュボードに分かりやすく表示する独自の仕組みを採用した。「従来のDWHやBIと違って事前の設計を必要としないので、時々刻々と変わるビジネスニーズにも迅速・的確に応えられます」と、町田氏は胸を張る。

 Mμgenは、多様なデータソース(SQL型データベース、NoSQL、ビッグデータ、クラウド/オンプレミス/ハイブリッドなど)をData Studioによりデータモデル化・仮想統合し、Enterprise Data Graphによりデータモデル間の関連性をグラフィカルに表示するユニークな機能を実装している。Analytics Studioでデータディスカバリーのためのダッシュボードを作成し、許可されたエンドユーザーがWebブラウザーでこのダッシュボードを関連性をもって閲覧・操作できる。

 Mμgenの典型的なユースケースとして、町田氏は以下の2点を紹介した。

 まず、オムニチャネルマーケティングでの使い方。メインビジネスにおける顧客セグメントをデシル分析やRFM分析などで明らかにした上で、モバイル、店舗内移動、Webアクセス、Web購買などの他チャネルの行動分析を加えることによって、プロファイルごとの顧客リストを得られる。新製品開発では、既存製品のクレーム情報から得た顧客の声(VOC:Voice of Customer)とビッグデータ分析で求めた顧客の活動(AOC:Activity of Customer)を新製品の仕様や設計に生かせる。

 「Mμgenの最大の価値は、ダイナミックに情報を統合し探索・可視化できることで、ビジネススピードを圧倒的に上げられる点です」と町田氏は強調する。変化の激しい業種・業務には、有用な情報活用ソリューションとなることだろう。

■情報・データ統合活用プラットフォームとしてのMμgen
企業内の多様なデータを仮想化して統合し、情報活用を促進する
[画像のクリックで拡大表示]
お問い合わせ