HPワークステーションでBIMソフトをリモート操作 クラウド対応の大判プリンターでこんな出張が可能に

HPワークステーションでBIMソフトをリモート操作
クラウド対応の大判プリンターでこんな出張が可能に

本社にあるワークステーションにインストールしたBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフトを出張先からモバイルワークステーションやタブレットでリモート操作する。さらにクラウドサービスと連携した大判プリンターで本社と出張先の社員が同じクオリティーで印刷された図面を見ながら打ち合わせする―――。日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)の技術を使えば、こんなユニークな出張も可能だ。架空の建設会社、“HP建設”の社員たちが、その状況を再現した。

本社のパソコンが無人で設計を始めた!

東京のとあるビルにあるHP建設本社設計部のオフィスは、社員全員が現場に出張に出掛けていて、フカノ部長が留守を守っていた。ハチヤ技師の席には最近、導入したコンパクトな「HP Workstation Z220SFF」があった。

「HP Workstation Z220SFF」は筐体の体積が従来機に比べて約3分の1と小さいにもかかわらず、CPUにはインテル® Xeon® プロセッサーを採用した本格派だ。

「こんなに小さくても、本格的なワークステーションと同じく、BIMソフトがサクサク動くんだからうらやましいよ」と独り言を言いながら、モニターに目をやると、ナント、勝手にBIMソフトが立ち上がり、建設中のヒューレットマンションのCGが拡大・縮小やスクロールを始めたではないか。

「ハチヤは出張中のはずなのに、いったい、どうしたんだ」と、フカノ部長はわが目を疑った。

HP建設本社設計部のフカノ部長は、出張中のハチヤ技師の「HP Workstation Z220SFF」で突然BIMソフトが立ち上がり、建物のCGが動き始めたのにビックリ!

実は、ハチヤ技師は本社から数百キロ離れた現場事務所から、このワークステーションを遠隔操作していたのだ。

本社から数百キロ離れた現場事務所の会議室で「HP Elitebook 8470w モバイルワークステーション」を操作するハチヤ技師。実は本社の「HP Workstation Z220SFF」にインストールされたBIMソフトをリモート操作で使っていたのだ。モニターには本社のフカノ部長が見たのと同じ画面が映されている

これは「HP Remote Graphics Software」(以下、RGS)というソフトのおかげだ。本社のワークステーションを標準のネットワーク経由でリモートアクセスしたり、複数のパソコンなどでリアルタイムに画面シェアをしたりすることができる革新的なソフトだ。HP Lab特許の「HP3圧縮技術」がこうした芸当を可能にした。

「HP Remote Graphics Software」の概念図

「大きなBIMモデルデータをレンダリングしたり、流体解析したりする場合には、本社の高性能ワークステーションを使った方が高速に処理できます。そんな時はRGSで本社にいるような感覚で自分のワークステーションを使えるので便利ですね」とハチヤ技師は言う。2012年から日本HPのワークステーションにはRGSが標準で付属されている。

今度は本社の大判プリンターから図面が!

本社のフカノ部長はいまだに不思議そうな表情を浮かべていた。すると今度は、A0ノビサイズの大判プリンター「HP Designjet T1500 ePrinter HDD」が突然、動き出した。

「オレ以外に誰もいないのに、いったいこのオフィスはどうなっているんだ」と「HP Designjet T1500」に近づくと、出てきたのは先ほどハチヤ技師のワークステーションの画面で見たヒューレットマンションのCGパースだった。

A0ノビサイズ対応の大判プリンター「HP Designjet T1500 ePrinter HDD」から、突然、ヒューレットマンションのCGパースが出てきたことに驚くフカノ部長

その時、フカノ部長の携帯が鳴った。「部長、パースを見ていただきたいのですが」という声は、ハチヤ技師だった。

「おい、なんだか知らないが、お前のワークステーションでBIMソフトが動き出したと思ったら、今度は大判プリンターからCGが出てきたぞ。いったい、どうなっているんだ」とフカノ部長はあわてている。

「部長、大丈夫ですよ。全部、私が出張先から本社のワークステーションや大判プリンターを使っているだけです。安心してください」とハチヤ技師は落ち着いた口調で言った。「ここのサッシの納まりなんですが、構造部材と干渉してしまうので、設計変更してもいいでしょうか」。

この時、ハチヤ技師も本社の「HP Designjet T1500」から出力されたのと全く同じCGパースを手元に置いて打ち合わせしていた。

本社のフカノ部長(左)と出張先のハチヤ技師(右)は、全く同じCGパースを見ながらサッシの納まりについて電話で打ち合わせした

数百キロ離れた現場に出張中のハチヤ技師が、本社の「HP Designjet T1500」からCGパースを印刷したのは、HPが提供する大判プリンター用クラウドサービス「HP Designjet ePrint&Share」を使ったからだ。

これは同じ会社やプロジェクト関係者の間で、大判図面やCGパースなどを「PDF形式」によってクラウド上で共有できるものだ。使い方は簡単。あるプリンターでパースなどを日本HPの大判プリンターで印刷すると、自動的にそのPDFファイルが作成され、「HP Designjet ePrint&Share」のサーバーにアップされる。

このPDFファイルを各地の事務所にあるHP製大判プリンターで印刷すると、離れたところにいるプロジェクト関係者も、全く同じ図面やパースを手にすることができるのだ。

今回、ハチヤ技師は現場事務所に置いたコンパクトな大判プリンター「HP Deignjet T520 ePrinter」で自分用のパースを印刷するとともに、「HP ePrint&Share」の機能を使ってフカノ部長用のパースも遠隔操作で印刷したわけだ。

「HP Designjet ePrint&Share」の印刷画面(左)。ハチヤ技師は現場事務所に置いたコンパクトな大判プリンター「HP Designjet T520 ePrinter」を使ってCGパースを印刷した
「HP Designjet ePrint&Share」の使用イメージ。クラウド・サーバー上でPDFの図面やパースを共有することで、どこからでも同じ図面やパースを印刷することができる
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現場のタブレットパソコンでもRGSやePrint&Shareが使える

HP Designjet ePrint&ShareはWindowsパソコンのほか、iPhoneやiPad、Android端末に対応している。また、RGSは2013年末にWindows 8のタッチパネル操作にも対応予定だ。すると、現場のタブレットパソコンからでも、高性能ワークステーションの機能とソフトを自由自在にアクセスできるようになるのだ。

ヒューレットマンションの施工管理を担当するキシカワ現場代理人は、Windows 8 Proを搭載したタブレットパソコン「HP ElitePad 900」を愛用している。「いつも使っているWindows版のCADソフトや表計算ソフトを現場最前線でも使え、標準バッテリーでも最長10時間は動くので安心だからです」と、キシカワ現場代理人はWindows版のタブレットにこだわる理由を語る。

RGSによって現場の最前線から、「HP ElitePad 900」で本社の高性能ワークステーションも使うことができる。いつも自分が使っているマシンが、外出時には自分用のクラウド・サーバーに早変わりするというわけだ。

そして、「HP Designjet ePrint&Share」を使うことにより、現場最前線でも本社と同じ図面を見ながら、電話での打ち合わせができるのだ。

ヒューレットマンションの施工管理を担当するキシカワ現場代理人が愛用するWindows 8 Pro搭載の「HP ElitePad 900」。RGSによって本社の高性能ワークステーションを現場の最前線で遠隔操作し、ソフトや計算パワーを利用できる
本社と同じCGパースを好きなときに印刷し、現場最前線で打ち合わせなどができる

HPが建設業のグローバル化を支える

BIMやCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング。土木版のBIM)のデータも、一般のタブレット端末だと見せるだけの一方通行に終わってしまうが、RGSを使えば、ビジネス向けのWin8タブレットでも快適に作業ができ、iOSやAndoroidなどのアプリの対応に関係なく、オフィスの環境をどこでも持ち出すことができ、さらにアイデア次第で使い方の可能性が広がる。

HPのワークステーションなら、RGSがプリインストールされているのでこのような環境が誰でも無償で使えるのだ。

そして「HP Designjet ePrint&Share」のクラウド技術によって、最新版の紙図面を世界中どこでもリアルタイムに入手できるというこれまでになかった強みが、紙媒体に注入された。

HPのRGSや「HP Designjet ePrint&Share」などのソリューションは、日本の建設業がBIM/CIMや従来の図面を生かし、グローバルに活動の場を広げる上でも業務効率のよい環境を提供するのだ。

2014年4月にWindows XPのサポートがいよいよ終了することとなった。XPユーザーにはセキュリティリスクやサポート・管理コストが増大するなどの問題が顕在化してくることは確実だ。この機会に、日本HPのワークステーションや大判プリンター、そしてクラウドサービスの導入を行うことを検討してみてはいかがだろうか。

HP建設の社員を演じた日本ヒューレット・パッカードの社員。右からフカノ部長こと深野修一、キシカワ現場代理人こと岸川良、ハチヤ技師こと八谷直行、コイズミさんこと小泉薫。皆様の業務をよろこんでサポートしますので、よろしくお願いします!

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ホームページ : http://www.hp.com/jp/directplus/

製品に関するお問い合わせ先
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0120-436-555または03-5749-8291(携帯電話・PHSから)

提供:日本ヒューレット・パッカード株式会社