ITpro Special
週間WEEKLY ITpro Special ITpro

音声インフラでも重要な<認証基盤>

顧客のネットワーク構築を手がける富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)では、マイクロソフトの提供する企業向けコミュニケーションツール「Skype for Business」(旧 Microsoft Lync)を活用した「統合コミュニケーションソリューション」の提供に注力している。音声基盤に力点を置いた同社のソリューションにおいて、主要コンポーネントの一つとして採用されているのがソリトンシステムズの「NetAttestシリーズ」だ。

音声インフラの改革を中核に新たなコミュニケーションを提案

富士通ネットワークソリューションズ株式会社
ビジネス推進本部長代理
服部 健 氏

 FNETSは、2001年に旧富士通システムコンストラクション、旧富士通ネットワークエンジニアリング、旧富士通情報通信システムズ、そして旧富士通インターナショナルエンジニアリングの4社が合併して設立されたネットワークソリューションプロバイダーだ。母体となった4社それぞれの経験と技術的な強みを結集し、ネットワークの企画・コンサルティングから、システム設計・構築、施工・現地調整、運用保守に至るサービスをワンストップで提供する。国内外で広範な顧客のシステムニーズに応えている。

 現在、同社が特に大きな力を注いでいるのが、マイクロソフトが提供する企業向けコミュニケーションツール「Skype for Business」を活用した「統合コミュニケーションソリューション」の提供だ。

 「富士通グループにおいても、国内外500社、計17万人がSkype for Businessを基盤に業務上のコミュニケーションを実践しています。我々自身、その利便性を高く評価しており、ぜひそうした価値をお客様に提供していきたいという思いが取り組みの根幹にあります」と富士通ネットワークソリューションズの服部健氏は説明する。

 Skype for Businessといえば、社内のネットワーク環境において、従業員各自の端末を利用したプレゼンス(在席管理)の表示や、IM(インスタントメッセージ)のやりとり、ビデオ通話などのリアルタイムコミュニケーションを実現する統合ソフトウエアだ。FNETSが特に力を入れているのが、VoIP外線通話機能である「エンタープライズボイス」の活用だ。

富士通ネットワークソリューションズ株式会社
ビジネス推進本部
民需ビジネス統括部
担当課長
林田 光弘 氏

 「従来、ビジネスの世界での音声コミュニケーションについてはPBX/ビジネスホンが活用されてきました。IMやプレゼンス、グループウェア、ビデオ会議などの仕組み、さらにはスマートデバイスの活用などが業務へ浸透してくる中で、そうした電話の仕組みも同じコミュニケーション基盤に統合していきたいというニーズが高まってきています」と富士通ネットワークソリューションズの林田光弘氏は語る。

 同じコミュニケーション基盤に統合すれば、ユーザーはワークスタイルに合わせた柔軟な音声デバイスの活用が可能になる。それが業務の生産性向上に寄与するほか、管理側もオフィスのレイアウト変更が容易になる。あるいは、現状で総務部門が管轄している電話インフラの保守管理を情報システム部へと一元化できる。さらには将来的なPBXレスでの運用の実現を目指せるなど、様々なメリットの享受につながる。もちろん、こうしたことが運用管理コストなどTCOの削減に貢献することは言うまでもない。

証明書によるデバイス認証で不正アクセスを確実に排除

富士通ネットワークソリューションズ株式会社
ビジネス推進本部
民需ビジネス統括部
青木 聖(さとし)氏

 FNETSでは、こうしたSkype for Businessを活用した音声基盤のソリューションに組み込むコンポーネントとして、ソリトンシステムズの「NetAttestシリーズ」を採用している。

 具体的には、まずスマートデバイスを社内のWi-Fi環境に接続し、モバイルクライアントとして利用する際の認証基盤として「NetAttest EPS」を採用している。「仮に社内であっても、スマートデバイスの利用に際し、ID/パスワードによる認証のみでは許可されていない端末からの不正なアクセスを防ぎきれないので、認証基盤は重要です」と富士通ネットワークソリューションズの青木聖氏は説明する。NetAttest EPSが搭載する電子証明書やワンタイムパスワードといった高度なデバイス認証機能を活用することで、そうしたスマートデバイスの利用におけるセキュリティ上の課題を解消できるわけだ。

 一方、Skype for Businessでは、音声コミュニケーションにおいてIP電話が利用できる点が重要なポイントだが、そのビジネス活用に当たっては、インフラの冗長化を図り、サービスにおける十分な安定性を確保する必要がある。こうした要件に対応すべくFNETSが採用しているのが、DHCPサーバーの機能を提供する「NetAttest D3」だ。

 「DHCP/DNSの専用アプライアンスであるNetAttest D3では、冗長化構成をとることも容易です。加えて、汎用OSでDHCP/DNSサーバーを構築したケースでは、セキュリティパッチの適用など、運用上たびたびサービスを停止しなければなりませんが、そうした問題もクリアできます」と青木氏は語る。

Skype for Businessで構築できる統合型コミュニケーション環境のイメージ
Skype for Businessで構築できる統合型コミュニケーション環境のイメージ
[画像のクリックで拡大表示]

特にニーズの高い優れた製品を準自社製品に位置付け顧客に推奨

 このようにSkype for Businessのソリューションにおいて、その中核コンポーネントの一つとしてNetAttestシリーズを採用しているFNETSだが、そもそも同社とソリトンシステムズの間では、2004年以来、10年以上にわたって強固なパートナーシップを築き上げてきたという経緯がある。その間、FNETSでは多種多様なソリューションにソリトンシステムズ製品を組み込んで顧客に提供してきた。

 「当社では、ソリューションの構築に当たって、内外の様々な製品を取り扱っています。特にお客様からのリクエストが多く、我々自身が高く評価する製品については、『FSP(FNETS Solution Product)』と位置付け、自社製品に準ずる扱いでお客様に導入を推奨しています。NetAttestシリーズも、そうしたFSPの一つです」と服部氏は紹介する。これについては、単に製品の機能面での充実ぶりや品質の高さだけでなく、ソリトンシステムズのサポート力も加味した結果であるという。

 今後、同社では、Skype for Businessのソリューションのさらなる展開を通じて、顧客の業務生産性向上、そしてワークスタイル変革の実現にさらなる貢献を果たしていこうとしている。「当社は、ソリューションプロバイダーであるため、ソリトンシステムズとは、技術面での交流なども積極的に行いながら、互いに新たなソリューションの可能性を追求していきたいと考えています」と林田氏は語る。

PDFダウンロード
  • ワークスタイルでステップアップできる
    統合型コミュニケーションソリューション

    富士通ネットワークソリューションズでは、ユニファイドコミュニケーション基盤としてマイクロソフトの「Skype for Business」を提供。さらに、多彩なネットワーク認証機能を持つソリトンシステムズの「NetAttest EPS」を利用してスマートデバイスとの連携を可能にするとともに、「NetAttest D3」とIP電話機との組み合わせで外線利用にも対応する。

  • Enterprise Voice in Skype for Businessのご提案

    企業競争力強化に向けた統合コミュニケーション基盤を実現するための「Enterprise Voice in Skype for Business」。本資料では、Enterprise Voice in Skype for Businessの特長、利用イメージ、システム構成例を紹介する。

  • NetAttestシリーズのご紹介

    企業ネットワークを支え、累計1万4000台以上の販売実績を持つソリトンのアプライアンス「NetAttest」シリーズ。本資料は、オールインワン認証アプライアンスの「NetAttest EPS」と、ノンストップDHCP/DNSアプライアンス「NetAttest D3」、スマートデバイスの企業活用を強力にサポートする「NetAttest EPS-ap」、モバイルワークを支えるIT基盤「Soliton Secure シリーズ」の特長をまとめたもの。導入事例も紹介する。

お問い合わせ