ITpro Special
週間WEEKLY ITpro Special ITpro

-アクセンチュア 3世代鼎談-グローバル企業でエンジニアとして成長する

グローバルで約32万人、日本国内では約5400人の社員を擁するアクセンチュア。個性的な社員たちが国籍や専門性を超えてプロジェクトチームをつくり、オープンで自由な雰囲気、チームワークを大事にするカルチャーがコラボレーションを支えている。同社が世界をリードし続けている理由は、その独自のカルチャーにあるのかもしれない。アクセンチュアのエンジニア分野で活躍中の“3世代鼎談”を通じてその秘密に迫りたい。

スペインから第一人者を呼び寄せ、中国デリバリーセンターでコラボ

――まずは入社の動機や入社後の仕事などを含めて簡単に自己紹介をお願いします。

大川 1992年の新卒入社です。昔は「読み、書き、そろばん」でしたが、これからの時代は英語とコンピュータだろうと考えて、そのトレーニングをしてくれそうな会社の中から選びました。入社後は一貫してエンジニア部門で仕事をしてきました。

水上 1997年に私が最初に入社したのはソピアというIT企業です。幼少のころからプログラムをつくっていたので、ごく自然にエンジニアの道を歩み始めました。ソピアではカスタム開発を中心に手掛けていたのですが、2012年の経営統合を経てアクセンチュアの一員になりました。仕事内容は以前と大きく変わっていません。

古瀬 2008年、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ(2012年、アクセンチュアに統合)に新卒で入社しました。文系出身でITの知識はなかったのですが、公共サービスなどを効率化し、より便利にするという観点でシステムへの興味を持ち始めました。入社後はエンジニアとして、システムの開発、運用などのプロジェクトに参加してきました。

――次に、印象に残っているプロジェクトについてお話しください。

古瀬 東日本大震災のときです。当時はクライアントの基幹システムを刷新している途中段階で、現行システムは計画停電の該当エリア内に置かれていました。そこで、急きょ100台ほどのサーバーを別の地域へ移転することが決まりました。このシステムが止まれば、クライアントのビジネスも止まる。ビジネスを支えるシステムの重要性をあらためて実感し、モチベーションは一層高まりました。

水上 ERPパッケージの構築プロジェクトが印象的でした。日本では初導入となるモジュールがあったので、その専門家を世界中で探したところ、アクセンチュアで一番詳しい人物はスペインにいることが分かりました。私たちはそのエンジニアを日本に呼び寄せました。また、私自身が彼と一緒にチャイナ・デリバリー・センター(CDC)に行き、現地の人たちを交えて仕事をした時期もあります。ベストな仕事をするために様々な国籍のプロフェッショナルが集まって力を合わせる。アクセンチュアの持つグローバル・ネットワークの強みを実感したプロジェクトでした。

大川 そのCDCが立ち上がったのは2002年ごろです。いまでこそデリバリーセンターとのコラボレーションはごく普通に行われていますが、当初は課題も多く、東京オフィスには「国内で完結するほうが安心だ」という雰囲気が漂っていました。2006年ごろ、CDCの課題解決を目的とする社内プロジェクトの責任者を任せてもらいました。プロジェクトは成功し、いまやCDCはアクセンチュアの競争力を支える重要な戦力です。実はこのプロジェクトの直前、私は大きな目標を達成したばかりで、次の目標が定まらずに自分のキャリアに迷いを抱えていました。おそらく先輩たちがそんな私の気持ちを察して刺激的な仕事にアサインしてくれたのでしょう。自分をちゃんと見てくれている人がいる。そのことがとてもうれしかったですね。

「次の目標が定まらずに迷いを抱えていたとき、当時僕を見ていた先輩たちが気持ちを察して刺激的な仕事にアサインしてくれた。ちゃんと見ていてくれたことがうれしかったね」<大川>

オープンでフラットな雰囲気の職場。
「ここぞ」というときの瞬発力がすごい

――これまでのお話から伝わってくるものもありましたが、アクセンチュアのカルチャーについてあらためてうかがいたいと思います。

古瀬 入社直後に驚いたのは、先輩後輩、上司部下といった関係を気にせず、対等に意見をぶつけ合っていることです。私もよく上司から「どう思う?」と意見を求められます。そんなオープンでフラットな環境をとても居心地よく感じています。もう1つは、チームワークです。私が感動したのは、新システムへの移行時にトラブルが発生したときのことです。メンバーは少しでも手が空くと、自分の守備範囲を超えて何かできることはないかと別の仕事を探し始める。数十人のチームがシステム稼働に向けて文字通り一丸となりました。

水上 トラブルが起きたときの「ここぞ」という場面での瞬発力というか、メンバー全員が気持ちを一点に集中させて生まれるパワーはすごい。それは僕もよく感じることです。

大川 一般論ですが、組織が大きくなると自分の部門の目標だけを気にする人が目立ち始めます。アクセンチュアではそういうタイプの人を見かけることはほとんどありません。経営層から現場まで、問題があればみんなで何とかしよう、みんなで目標を達成しようと考える人が多い。これはチームワークや風通しのよさにも通じる、アクセンチュア独自で、しかも世界中のアクセンチュアに共通のカルチャーだと思います。

「入社直後に驚いたのは、先輩後輩、上司部下といった関係を気にせず、対等に意見をぶつけ合っていたことです」<古瀬>

ワークライフバランスと将来の目標、成長のためのプラン

――ところで、みなさんはワークライフバランスについてどのようにお考えですか。

古瀬氏の趣味は旅行、テニス、ゴルフ。写真は大川氏はじめアクセンチュアの仲間とゴルフに行ったときの1コマ。セグウェイでラウンドです!

大川 キャリアのステージやライフイベントなどによってワークとライフのバランスは変わるはずです。個人によって事情は違ってくるので、柔軟な働き方ができるということが重要。そのための制度や仕組みについてはかなり整っていると思います。

古瀬 今後の選択肢として結婚や出産を考えると、いまのようなペースで仕事をするのは難しくなる時期も来るでしょう。周囲を見渡すと、男女問わず育児休暇を取得している先輩たちをよく見かけます。育休明けで時短勤務をしている社員もいます。身近なところにロールモデルがあるのは心強いですね。私自身の現在のワークライフバランスについて言うと、休日はテニスやゴルフで息抜きをしています。

趣味は中学時代からやっているエレキギターで、ジャンルはなんとヘビーメタル。ギターコレクションは10本以上。

水上 私の場合は、ギターです。先日、同僚の結婚披露宴の2次会に呼ばれて演奏しました。社内の仲間とバンドを組み、ときどきスタジオで練習をしています。

――最後に、今後の目標、成長に向けたプランなどをお話しください。

古瀬 グローバルという軸に沿って成長を目指したいですね。最近はCDCと連携することが多く、さらにフィリピンやインドのデリバリーセンターとの協業も増えるだろうと思っています。いま、社内のトレーニングプログラムを活用して英語の特訓中です。

水上 1つのテーマは、部下の育成です。そのための社内制度が多くありますが、私の所属する部門では「マイスター制度」を設け、何人かのマネジャーがそれぞれの得意技を伝授し、スキル認定を行っています。私が教えているのはカスタム開発の手法など。時間はかかりますが、尖った個性とスキルを持つエンジニアを少しずつ増やしていきたいと考えています。

大川 性別や年齢、バックグラウンドなどが多様性に富んだ組織・環境づくりを進め、日本の後を追って経済成熟化の進む諸外国でも通用するような強固なエンジニア組織を形成する。それが、僕がいま考えているチャレンジです。

アクセンチュア株式会社
テクノロジー
コンサルティング本部
マネジング・ディレクター
ITソリューション総括
大川秋生

 東京大学教育学部教育心理学科卒業後、1992年にアクセンチュア株式会社の前身に入社。大規模システム開発プロジェクトにて主に技術領域を担当。2006年にパートナー昇進と同時に、中国デリバリーセンター担当として大連に半常駐。2007年から大規模デリバリーセンター活用のアプリケーションアウトソーシングプロジェクトの責任者を務めた後、2010年にアクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長に就任。2012年5月、アクセンチュア株式会社に統合後、現在に至る。

アクセンチュア株式会社
テクノロジー
コンサルティング本部
ITソリューション
マネジャー
水上廣敏

 1997年、株式会社ソピア入社。2012年、同社のアクセンチュアへの統合により、アクセンチュア社員となる。これまでに携わったプロジェクトは50以上で、うち30のプロジェクトではプロジェクトリードやチームリードとして参画。現在はプロジェクトリードを務めるとともに、テクノロジーの知識と経験を活かし、プロジェクトのアーキテクチャ方式の検討、フレームワーク・開発メソドロジーなどの選定・整備を行うことが多い。また、社内育成プログラムにて次世代の技術者を育成する活動にも積極的に取り組んでいる。
アクセンチュア株式会社
テクノロジー
コンサルティング本部
シニア・アナリスト
古瀬恵理

 2008年、アクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ株式会社に入社。アソシエイトとして官公庁のWebシステム刷新、社団法人の基幹システム改修に伴う要件定義支援、大手通信会社の在庫管理システム改修の構築/テストフェーズなどに参画。その後、アナリストとして大手電機メーカのアウトソーシングプロジェクトなどに参画し、経験を積む。2012年5月、アクセンチュア株式会社に統合後、現在に至る。
最適なソリューションを生み出すあなたの力を

アクセンチュアのエンジニアの仕事の魅力や、現場で活躍中の社員の生の声をギュッと集めました。
http://careers.accenture.com/jp-ja/landing-pages/Pages/technology-professionals.aspx

お問い合わせ

アクセンチュア株式会社
〒107-8672 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ
URL:http://www.accenture.com/jp/careers