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デルが提案するハイブリッドクラウドとは!

デル DIY型のシステム構築から脱却し
ハイブリッドクラウドを俊敏に実現

「Dell Blueprint」のコンセプトを軸に、エンタープライズ向けソリューションビジネスを展開するデル。同社ではその一環として、顧客におけるハイブリッドクラウドの導入を支援する「Dell Hybrid Cloud System for Microsoft」をリリース。「Microsoft Cloud Platform System Standard」に準じたマルチクラウドシステム環境のスピーディーな構築から、その統合的な運用までをトータルに支援している。

デル株式会社
エンタープライズ・ソリューション統括本部
エンタープライズ・ソリューション&アライアンス部
クラウドビジネス推進マネージャー
増月 孝信

 長きにわたり、PCやサーバー、ストレージといったハードウエアの提供で企業のITニーズを満たしてきたデル。ここ数年、同社では単にハードウエアを提供するという従来のビジネスモデルを脱却し、ソリューションベンダーとして確実な歩みを続けている。「その背景には、ビジネス環境がダイナミックに変化する中、企業が様々なハードウエアやソフトウエアをコンポーネントとして組み合わせ、システムを構築していくというDIYによる従来型アプローチは、既に限界が見えてきているという状況があります」とデルの増月孝信氏は強調する。つまり、こうした状況に対してデルでは、エンタープライズ環境に必要とされるシステムを、顧客が迅速に適用可能なソリューションの形で提供していこうとしているわけだ。

エコシステムで培ったノウハウで
企業システムの“青写真”を提供

 そうした同社の取り組みの中核に位置付けられているのが「Dell Blueprint」である。これは文字通り、企業システムの構築を“青写真化”するもので、現在、「クラウド」「仮想化」「VDI」「ユニファイドコミュニケーション&コラボレーション」「ビッグデータ&分析/ビジネスプロセッシング」「HPC(High Performance Computing)」という六つのポートフォリオで展開。必要となるテクノロジーや構築アプローチを定義し、それを「エンジニアソリューション」と「リファレンスアーキテクチャー」という二つの形態で実体化、具現化して企業に提供している。

 まずエンジニアソリューションだが、これは実現すべきシステムに必要なコンポーネントをデルの工場で組み上げてアプライアンスとして提供するもの。もう一つのリファレンスアーキテクチャーは、完成品として提供されるエンジニアソリューションに対し、独自の付加価値を施したいなど、企業のカスタマイズニーズに応えるための、いわばシステムの構築に向けたガイダンスに相当するものだ。

 「いずれもデル単体の技術に加えて、当社がパートナーとの協業により構築してきたエコシステムにおける、ベンダー横断的に培われたノウハウに基づくもので、実際の運用を経て様々な観点から検証された実証済みの構成で提供されます」と増月氏は説明する。

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ハイブリッドクラウドの導入・運用を
トータルに支援するソリューション

 中でも、Dell Blueprintがサポートするポートフォリオの一つであるクラウドに関しては、既に今日の企業にとってシステム構築における、いわば前提ともなっている。もちろん、これに対しデルでは、既に見たようなBlueprintを実体化する二つの形態を通じて、顧客のクラウド導入を支援し、システム構築にかかわるコストや工期の削減など、クラウドならではのメリットを享受できるようサポートしてきた。

 ただその一方で、クラウド環境では仮想レイヤーが介在するなど、むしろ運用面では複雑性が増しているという。さらに企業は、クラウド導入をプライベートかパブリックかといった二者択一ではなく、双方の強みを適材適所に活用していけるハイブリッドクラウドを指向する傾向にあり、そうしたマルチクラウド環境においては、運用面での煩雑性がさらに増大するという懸念もある。

 「そこでデルでは、導入支援に続く次なる段階として、自動化を軸としたクラウド運用の支援に着手。今回、新たにハイブリッドクラウドの導入から運用までを支援する『Dell Hybrid Cloud System for Microsoft』(以下、DHCS)をリリースする運びとなりました」と増月氏は紹介する。これは、マイクロソフトとの協業をベースに提供されるもので、「Microsoft Cloud Platform System Standard」に準じ、Microsoft Azureを核としたハイブリッドクラウドの運用を強く意識したソリューションとなっている。

 DHCSは、具体的にはエンジニアソリューションとして提供され、サーバーやストレージ、ネットワークといったハードウエアに、マイクロソフトのCPSソフトウエアなどをあらかじめラックマウント型で統合化して出荷。「企業は、約3時間*1でハイブリッドクラウドをゼロから構築できます」と増月氏は強調する。

導入から運用に至るフェーズを
ワンストップでトータルサポート

 DHCSに関しデルでは、導入コンサルティングからシステムの設計、構築、移行、そして運用に至るトータルなフェーズをワンストップでサポートするサービスを提供。特に運用面に関しては、システムのパッチ適用やファームウエアの更新などのライフサイクルマネジメントをシングルポイントで一元管理し、例えば任意のサイクルで各パッケージのパッチをダウンロードして統合し、アップデートを行うといった運用を自動化するような仕組みもDHCSには組み込まれている。

 提供メニューは、Sサイズ(VM数100)、Mサイズ(VM数200)、Lサイズ(VM数400)といった、いわゆる“Tシャツモデル”による設定となっている。顧客はビジネスの要件(“サイズ”)に合わせてこれらメニューを適宜選択可能であるほか、あらかじめ契約済みのマイクロソフトのソフトウエアライセンスがそのまま使えることも大きなメリットだ。

 さらに「デルファイナンシャルサービス*2」も提供。スモールスタートでビジネスの成長に合わせて支払額を決定していけるなど柔軟なプランニングが可能となっている。

 「今後もデルでは、企業が従来のDIY型のシステム構築を脱し、市場環境の変化に応じたビジネス上のニーズを俊敏にITに実装して、効果的に運用していくためのソリューションをますます強化。企業のビジネスにさらなる貢献を果たしていきたいと考えています」と増月氏は力強く語った。

*1 表示時間は同社にて検証した結果
*2 デルファイナンシャルサービスの利用は別途審査が必要
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