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MS平野社長が自ら語るIT活用効果とは

セキュリティに気を配りながら、中堅中小企業のワークスタイル変革とビジネス成長を成し遂げるにはどうすればよいか――。日本マイクロソフト 取締役 代表執行役 社長を務める平野拓也氏は、モバイル+クラウドの「攻めのIT」とWindows 10+クラウドの「守りのIT」で日本マイクロソフトのワークスタイル変革を進めてきた。その活用効果は事業生産性が26%、ワークライフバランス満足度が40%高まったとアピールする。

平野 拓也 氏
日本マイクロソフト株式会社
取締役 代表執行役 社長
平野 拓也

 「マイクロソフトのミッションは、地球上のすべての個人とすべての組織がより多くのことを達成できるようにすることです」

 日本マイクロソフトの平野琢也氏はこう語り、同社は中堅中小企業がビジネスを加速するためのさまざまな支援を提供していると強調した。とくに力を入れているのは、生産性を向上させるための「プロダクティビティーとビジネスプロセス」、クラウドにアップロードしたデータからビジネスに役立つ“知”を引き出す「インテリジェントクラウド」、「革新的なパーソナルコンピューティング」の3つの領域である。

 「当社にも『売上・生産性』『コスト』『風土・人材活用』の3つのチャレンジがありましたが、社員全員がいつでもどこでも働けるフレキシブルなワークスタイルへと変えることによって解決できました」と平野氏。実現に役立った要素として、確固たる経営ビジョン、従業員の意識改革、フロアレイアウトなどのオフィス環境の改善、社内の制度やポリシーの見直し、強力なITの使い倒しなどを挙げた。

 効果は目覚ましいものだった。1人当たりの売上高を示す事業生産性が26%向上したほか、コスト削減効果は旅費/交通費で20%、印刷費で49%。職場風土や人材活性化についても女性の離職率が40%低下し、ワークライフバランスの満足度は40%高まったという。

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クラウドで“いつでも、どこでも”を実現。Windows 10でセキュリティを確保

 このように実りあるワークスタイル変革を成し遂げるには「攻めのIT」と「守りのIT」の両方が必要と平野氏は指摘する。

 攻めのITの核となるのは、「いつでも、どこでも」を可能にするデバイスとクラウドだ。デバイスとしては、ノートPCとタブレットの1台2役を果たす2-in-1デバイスの人気が急速に上昇中。「場所の制約を超えた会議」をクラウドで実現している最新のビジネスコミュニケーションツールとして、平野氏はMicrosoft Skype for Businessを紹介した。

 一方、守りのITが受け持つのは、サイバー攻撃に対抗するためのマルウェア排除や情報漏洩対策である。「Windows 10には、パスワードに代わる生体認証として、使用者の顔を3Dで確認する顔認証機能を組み込みました。自動的に更新されるWindows 10なら常に最新のセキュリティ機能を利用できます」と平野氏。

 攻めのITと守りのITを駆使したワークスタイル変革を広めることを目的に、日本マイクロソフトは「テレワーク週間」を実施している。「東日本大震災の際に社内で行ったテレワークの体験を伝承しようと、2013年までは社内で実施し、2014年には社外の32社/団体へと拡大させました」と平野氏。テレワーク週間2015に参加した651の省庁、自治体、企業、団体のうち、60%は中堅中小企業で占められていたという。

 有事の際はもちろん、毎日の活動でも企業の体力を強めてくれるワークスタイル変革――。その変革にはマイクロソフトのテクノロジーが重要なポジションにあるようだ。

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