

セキュリティ重視型のモバイルワークスタイルで生産性を高めるには、最新のハードウェア/ソフトウェアが前提となる――。ITpro Success主催のセミナー「セキュリティ重視時代にビジネスを加速・成長させるためのモバイルワーク環境とは? 中堅中小企業が目指すべき『攻めのIT、守りのIT』」の会場には展示スペースが併設された。ハードウェア展示の目玉は、Windows 10搭載の2-in-1デバイスとWindows 10 Mobileベースのスマートフォン。ソフトウェアではタブレット会議システムやモバイルデバイス管理ツールが注目を集めた。
攻めのITと守りのITを兼ね備えたハードウェア/ソフトウェアでモバイルワークスタイルを実践する――。展示スペースには、このセミナーのテーマに沿ったPC/スマートフォンとサービスが並んだ。

モバイルPCの最新トレンドは間違いなく2-in-1デバイス。軽さで光っていたのは、エプソンダイレクトの「Endeavor TN30E」(単体質量・約720g)とデルの「Latitude 12 7275」(約730g)。VAIOの「VAIO S」は90cmの高さからの落下試験(6面)や本体ひねり試験にパスした堅牢さが魅力だ。また、日本HPはタブレット/ノートPC/デスクトップPCの“3-in-1”をうたう「HP Elite x2 1012 G1」を出展。デスクで使うときは、周辺機器を取り付けたワイヤレスドッグとの間をWi-Gig(IEEE 802.11ad)で無線接続する仕組み。
このほか、デルはDell XPS 13の法人モデルに相当するノートPC「Dell Latitude 13 7370」を展示。カーボンファイバー製ボディと180度まで開く液晶パネルが新しい。富士通の文教向け堅牢防水タブレット「ARROWS Tab Q506/ME」はパネル表面に特殊加工が施されており、紙に書くのと同等の感覚でペンでの手書きができるという。
ハードウェアのもう1つの主役は、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォンである。最大の魅力は、Microsoft Office Mobile(無償)を使えばデスクトップ用Officeとほぼ完全な互換性が得られること。VAIOは、VAIO Phone Bizにもアルミの削り出しボディを採用して堅牢性を追求している。
また、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンはContinuum機能を標準で装備しており、外部ディスプレイと接続すると、オフィスではPCのように使える。展示ブースでこの使い方を大々的に展示していたのが、ソフトバンク コマース&サービス。HDMIポートを備えたディスプレイとMiracast/Intel Wireless Display(WiDi)対応の無線インターフェースでつなぎ、WordやExcelをBluetoothキーボード/マウスで操作するデモンストレーションを展開していた。
ソフトウェア展示で特に目を引いたのは、大塚商会のタブレット会議「デジサインTabミーティング」である。これは、サーバーを用意しなくても、タブレットと無線LANだけでペーパーレス会議ができるソリューション。同社のブースでは、モバイルデバイス管理(MDM)の「たよれーるデバイスマネジメントサービス」とOffice 365を手軽に使える「たよれーるOffice 365」も展示されていた。
サービスの分野では、ダイワボウ情報システムが「Windowsモバイルビジネスセンター」をアピール。これは同社が日本マイクロソフトと共同で2015年8月に設立した組織で、スマートフォンを含むWindows搭載モバイルデバイスを導入しようとする企業を支援するのがねらい。ブースには、各社のタブレットと2-in-1デバイス、スマートフォンが並んだ。Windows 10デバイスのラインアップが着実に進んでいるようだ。


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