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短期導入、即分析。SAPデータ活用事例

 ビジネス環境の変化に即応する経営が求められる中、いかにして精度の高いデータを収集・分析し、業務に活かしていくかが課題になっている。SAP ERP(統合基幹システム)を導入したものの、うまく活用できずにデータが埋もれたままの企業もあるのではないだろうか。このような状況の中、眠っているSAPデータを手軽に業務で活用できるツールを導入し、迅速・的確なデータ分析と分かりやすい表示により、現場の業務効率化などを実現する企業の成功事例が増えている。

BIツールの短期導入でSAPデータを業務改善に活かす企業の成功事例が続出

 SAPは特殊で使いづらく、欲しい情報が出てこないといった声も聞かれるが、そのSAP ERPに格納された大量データをいとも簡単に抽出・集計し、経営層からマネージャー、現場の社員まで幅広く情報活用している企業がある。

 例えば、SAP ERPの導入に合わせて財務分析・販売分析テンプレートを利用してBIシステムを1カ月で稼動させた食品メーカーや、予算策定や決済に必要なデータを一元管理し、番組別にドリルダウンして精度の高い予算実績管理を可能にするBIシステムをわずか3カ月で構築した放送局もある。

 また、財務分析テンプレートを用いて分かりやすい形式で財務諸表を参照できる仕組みをつくったアパレル会社や、SAPの標準BIでは困難だった大容量データの高速処理を実現し、経理部門でのMicrosoft Excelによる手作業のデータ加工業務を改善した鉄道会社の事例もある。さらに、テンプレートを使ってグローバルな収益管理を実現するメディア関連企業や、海外拠点の会計データなどを一元管理する精密機器メーカーなど、様々な業種・業態でSAP ERPのビジネスデータ活用が進んでいる。

 これらの企業はSAP ERPのデータ活用を促進するBIをどう実現したのか。次ページで詳説する。

>> 企業はどのようにしてビジネスデータ活用を実現したのか?
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