SOLUTION REPORT

革新的クラウドが可能にする未来型経営ーー「SAP HANA Cloud Platform(HCP)」連載

第2回【導入事例】
わずか2カ月でグローバルコールセンターを設置した仏ダノン社

クラウドと言えば、早期にプロジェクトを開始する俊敏性や、コンピューターリソースの割り当てを必要に応じて容易に変更する柔軟性などが大きな利点の一つですが、SAP HANA Cloud Platformはこれらに加え、ユーザーフレンドリーなインターフェースの構築を短期に実現したり、他のアプリケーションとの容易な連携を可能にするなど、技術者の方にとってうれしいさまざまな特徴があります。

 この記事では、これらの特徴を最大限に活用して、短期アプリケーション開発を実践されたGroupe Danone(ダノン社)の事例についてご紹介します。

本社同様の環境を遠隔地でも素早く構築

 ダノン社といえば、ヨーグルトを真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。実際に同社の起源はヨーグルトにあり現在も主要製品の中心ですが、グループ全体では世界最大手の食物、飲料と機能性食品メーカーの一つとして位置付けられています。

Danone_Food
 パリに本拠を置くダノン社にとって市場の拡大は大きな命題です。また、ダノン社の成長計画において、地域特性に合わせたブランド戦略を実地することは重要な要素です。そのため、同社におけるシステム基盤の整備が不十分な発展途上国においても、同様の品質・サービスレベルを確保する必要があります。それらの地域において多くの人々が携帯電話を保有しており、クラウドの利点を活かすことでダノン社は顧客とつながることができます。

 ダノン社が最初に取り組んだクラウドプロジェクトは、同社が南アフリカに拠点を構える顧客コールセンターです。

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山澤 雅史

山澤 雅史

SAPジャパン株式会社ソリューション統括本部のシニアソリューションスペシャリスト。ハードウェアやデータベースなどのITベンダーにて顧客システムの提案・構築や、製品技術支援に従事。2008年、SAPジャパン入社後はSAP NetWeaverを中心とするテクノロジー製品の製品管理を担当。現在は、Cloud Platformの活用を中心にすえ、活動を行う。