刺激的な走りが人生を豊かにしてくれる 史上最速、最強のMINI「MINI John Cooper Works」を選ぶ価値

お洒落で可愛らしいルックスと軽快な走りで人気のMINI。そのラインナップ中、最も速く、優れた運動性能を誇るハイパフォーマンスなモデルが、MINI John Cooper Worksだ。驚異的な走りで運転する喜びと愉しさを存分に味わせてくれるこのクルマの魅力と特徴を、MINIが歩んできた歴史と共に紹介しよう。

常識に背を背け、挑戦を続ける伝統

 プレミアム・コンパクトカーの代表格として絶大な人気を誇るMINI。その歩みは、数々の“驚き”に満ちたものだった。

 それは1959年に誕生した際も然り。

 当時の英国では1956年に勃発した第二次中東戦争の影響で燃料費が高騰。それを受け、同国の自動車メーカー、ブリティッシュ・モーター・コーポレーションは、燃費のよいコンパクトカーの開発に取り組んだ。その結果、誕生したのがMINIだったのである。

 MINIの生みの親と称される自動車技術者、アレック・イシゴニスによる設計やクルマ作りのコンセプトは、数々の斬新なアイデアにあふれ、当時の感覚から言えばまさに“革新的”。軽量・コンパクトなボディでありながら大人4人が乗れる居住性を確保していることはもちろん、それを実現するために車体の四隅一杯に小径タイヤをレイアウトしたスタイリングや当時はまだ珍しかったFF(フロントエンジン・フロントドライブ)による駆動方式は、それまでのクルマづくりの常識を覆すものであった。

 さらに驚かされるのが、基本的な設計やデザインはその後40年間変えられることがなかったという事実だ。これは初代MINIの完成度の高さを物語るエピソードだといえよう。

 そして、2001年(日本では2002年)、見た目の愛らしさとコンパクトなボディ故の運転のしやすさ、性能の高さから世界各地で愛され続けたMINIに大きな転機が訪れる。BMWグループの手により、新世代のMINIとして新たなクルマに生まれ変わったのだ。

 伝統を受け継ぎながらモダナイズされたデザインや時代に合わせたテクノロジーが採用された新生MINIは、「プレミアム・コンパクト」という新たなセグメントを築くほどの人気を博し、現在に至っている。

 現在のMINIが受け継いでいるのはデザインだけではないようだ。常識に捉われず挑戦を続けるという精神は、MINIというブランドの伝統として脈々と息づいている。それは後述する、MINI John Cooper Worksというモデルを見ても明らかである。

性能の高さを裏付けるレースでの名声

 一般的には、コンパクトで燃費がよく、運転しやすいクルマとしての評価を得てきたMINIは、モータースポーツの分野でも輝かしい功績を残している。

 栄光の歴史は、英国のレーシングカーの開発者であったジョン・クーパーが、レーシングカーとしてのMINIのポテンシャルを見抜いたことに始まる。

 1962年の「チューリップラリー」では1位から8位までをMINIが独占するなど、クーパー自身がチューンナップしたMINIがレース界を席巻。さらに当時のラリー最高峰「モンテカルロラリー」では1964年、65年、67年と3度の優勝を収め、圧倒的な強さを見せ付けたのである。

 小さなMINIが、ハードな山道をしなやかなハンドリングで駆け抜け、車体の大きなライバル達を蹴散らす様が、多くの人に驚きを与えたのは言うまでもない。

 レースでの強さは、ある意味クルマの性能の高さを証明するものだが、それは新生MINIも同様である。2015年の「ダカールラリー」では、MINIのラリーカーが4年連続で優勝するという偉業を達成。そして、そのベースとなったモデルが、先述した伝説のチューナー、クーパーの名を冠したMINI John Cooper Worksである。

 現在、市販車としてもラインアップされているこのクルマは、MINIの中でもスポーティなチューニングが施されたハイパフォーマンスモデル。可愛らしい見た目に反して、走りは刺激的で、まさに「羊の皮をかぶった狼」を思わせる。アクセルを踏み込んだ瞬間、レーシングカーの遺伝子を感じさせる驚異的なパフォーマンスには誰しも魅了されるだろう。