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顧客と伴走するDMPサービス「diip」

分析の高度化や負荷軽減、
マーケティングROI向上などに効果

 diipのもう1つの特長は、インプットからデータ処理、アウトプットまでをトータルにサポートしていることだ(図2)。データ処理の部分だけをDMPとして提供するベンダーが多い中、diipはインプット/アウトプットについても多様なサービスメニューを用意している。

図2. DNPが提案する次世代型マーケティングプラットフォーム
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 「インプット側では、主要なID-POSに対応しているほか、会員データや店内動線データ、ポイントデータなど様々なデータを取り込むことができます」と小路氏。ネットとリアル両方のデータを活用して、diipはオムニチャネルの実現をサポートする。

 小路氏の言う店内動線データを提供するのは、スプリームシステムコンサルティングの「moptar®」という動線分析ツール。店舗などにレーザーセンサーを設置し、一人ひとりの動きをトラッキングすることができる。これをdiipと組み合わせれば、ID-POSを通過した瞬間に顧客IDと動線を紐付けることができる。リアルとネットを相互につなぐよりも高度なマーケティングが可能になりそうだ。

 一方、施策の実行につながるアウトプット側では、メール配信やスマホへの通知、Web広告やDMの配信、プリント オン デマンドなどにdiipは直結する。インプット/アウトプットの両面で、大日本印刷の自社サービスだけでなく、アライアンスパートナーの多彩なサービスが用意されている。

 diipは通販や小売、金融などの分野の企業に導入されており、分析の高度化やマーケティング施策に関する負荷軽減、マーケティングROI向上などの効果を上げている。料金はサービス一式で1500万円から。これに月額利用料が発生する。価格帯を考えれば、業界中位から上位の企業向けのサービスといえるだろう。EC事業者や流通小売業はもちろんだが、チャネル戦略の再構築、マーケティングの高度化を目指す幅広い業種の企業から大きな期待を集めている。

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