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フィンテックが扉を開く金融サービス新時代

金融と技術の結びつきは一層強固なものになりつつある。金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)という2つの言葉を組み合わせた「フィンテック(FinTech)」という言葉も頻繁に用いられている。新たに登場したフィンテック企業が大きく躍進する一方で、既存の金融機関もその取り組みを強化している。金融サービスの可能性が大きく広がる時代、その将来を展望する金融業界最新動向セミナー「FinTechが拓く未来」が開催された。ビジネスとIT、法規制など多角的な視点からのスピーチを通じてフィンテックの現在と未来が浮かび上がった。

freee株式会社 代表取締役 佐々木大輔氏

FinTechの真髄:ユーザーエクスペリエンスのあり方
— ユーザーの高い期待値を超える顧客体験を実現するには —

クラウド会計ソフト分野のトップランナー「freee(フリー)」。たった数年で60万の事業所が同社のクラウドサービスに登録し、現在は会社の設立から運営、成長をトータルで支えるクラウドサービスへと事業を拡張。その事業の成長をドライブしてきたのが、ユーザーエクスペリエンスへのこだわりだ。よりよい顧客体験を実現するために工夫を凝らし、新しいサービスを実現してきた。同社が考える「フィンテックの真髄」とは——。

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日本アイ・ビー・エム株式会社 技術理事(IBM Distinguished Engineer) 二上 哲也 氏

FinTechのためのAPIバンキングによる共創戦略
— APIバンキングで始まるフィンテックのさらなる進化とは —

デジタル技術を活用し、顧客との関係をさらに強化しようとする企業が急増している。金融サービスにおいては、フィンテックがそのカギを握る。次々と生まれるフィンテックアプリとの連携によって金融サービスの魅力を高め、顧客の利便性を向上することができる。そのための第1ステップは、APIバンキングによるデジタル基盤の構築だ。フィンテックの活用、そのための基盤整備などをIBMはさまざまな形でサポートしている。

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上智大学法科大学院教授 
金融審議会「決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ」座長 森下哲朗氏

FinTech時代の金融法のあり方
— 金融審議会の決済高度化WGが打ち出した4つの基本方針とは —

フィンテックの発展に伴い、法律や規制にも見直しが求められている。たとえば、ビットコインのような仮想通貨をどのように位置づけるか。あるいは、規制の体系をこのまま維持することは妥当か——。政府の金融審議会では多様なテーマが議論されている。同審議会の「決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ」で座長を務めた上智大学法科大学院の森下哲朗教授が、法規制とフィンテックの関係やそのあり方について語った。

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