こちら宇院堂寺 十蔵(ういんどうじ じゅうぞう)博士 研究室 どうする? 社用パソコンの「Windows 10」アップグレード 悩める経営者の不安・疑問をスッキリ解消!

本棚には膨大な研究書が並べられ、部屋の中央には複数のサーバー群。デスクには様々なデバイスが所狭しと置かれている――。 ここは、IT研究の第一人者・宇院堂寺 十蔵博士の研究室。日々、IT活用の悩みを抱えた経営者が相談に訪れてくるが、最近増えているのが、業務利用するパソコンを「Windows 10」にアップグレードするにあたっての相談だ。2016年7月29日に無償アップグレード期間の終了が迫っていることから、会社で利用するパソコンのアップグレードも検討し始めたものの(※)、「様々な機器との接続性は大丈夫か?」「今のOSが問題なく使えているのに、本当にアップグレードしたほうがよいのか?」と悩む経営者が少なくないのだ。 こうした悩みや不安に博士はどう答えるのか? さっそく研究室をのぞいてみよう。※ 企業での利用を想定した「Windows 10 Pro」であれば、約2万8000円の費用なしでアップグレードが可能になっている

■宇院堂寺博士への相談1 Windows 10へのアップグレードで これまでのIT資産はムダになってしまうの?

西脇社長:宇院堂寺博士、こんにちは。

宇院堂寺博士:こんにちは、西脇社長。なんだか張り切っているようじゃのう。

西脇社長:実は当社もいよいよWindows 10へのアップグレードを考えておりましてね。Windows 10へのアップグレードには、様々なメリットがあるというではないですか。スタート画面からしてWindows 7とWindows 8.1の「良いとこ取り」になっていて、アプリ一覧と見やすいアイコンタイルの両方が表示されるとか。

宇院堂寺博士:さすがよくご存じじゃな。ただ、スタート画面だけではありませんぞ。例えば、一度Windows 10 にアップグレードすれば、以後は大がかりなOSの入れ替えなしで、最新の機能が利用し続けられる自動アップデート機能を備えておる。仕事の効率を高めるには、最新の機能を使いこなすことが何よりの近道じゃからな。企業にとってWindows 10へのアップグレードは、今すぐ取り組むべき取り組みといえるじゃろう。

西脇社長:なるほど。やはりWindows 10へのアップグレードは進めるべきですね。ただ、ちょっと心配していることがありまして……。というのも、今まで使ってきた機器やソフトウエアなどが使えなくなったりしないかと不安なんです。せっかくのIT投資がムダになったり、業務に支障が出たりするのは困るなぁと。

宇院堂寺博士:経営者として、機器の入れ替えや改修のコスト、業務停止のリスクを抑えたいと考えるのはごもっともですな。しかし、心配は無用じゃぞ。もともとWindows 10は、Windows 7/Windows 8.1で利用できる機器やソフトウエアとの高い互換性を持っておるし、マイクロソフトでは、各社のハードウエアやソフトウエア製品がWindows 10に適合しているかどうかを、Webサイトを通じて公開しておるからな。私のところに相談に来た者には、そのサイトを教えてあげておる。おかげで皆、予想外のトラブルもなくアップグレードできたと言っておるぞ。

西脇社長:なるほど、それはいいことを聞きました。でも、当社が独自に構築したアプリケーションが適合しているかまでは、そのWebサイトでは分からないでしょうねぇ……。

宇院堂寺博士:その点も、懸念には及ばん。オリジナルのアプリケーションとはいえ、近年ではWebブラウザを通じて利用するものが主流じゃからな。サポートポリシーの関係で、すでに西脇社長の会社でも、最新版のWebブラウザである「Internet Explorer 11」へ移行済みじゃろう? であれば、OSをWindows 10にしても、まず問題なく使えるはずじゃ。

それでも不安だったり、オリジナル・アプリケーションがWebブラウザベースのものでない場合は、マイクロソフトのパートナー各社が提供しておる「互換性検証サービス」を利用するのも手じゃ。そうすれば、余計な心配をせずに、安心してアップグレードに取り組めるはずじゃぞ。

西脇社長:いつもながら的確な助言、ありがとうございます。さっそく会社に戻って、IT担当者と一緒に、マイクロソフトのサイトを見てみますよ。

「互換性チェックページ」と「パートナー紹介ページ」

「互換性チェックページ」と「パートナー紹介ページ」

マイクロソフトのサイトに掲載された各メーカー/パートナー企業のアイコンをクリックすることで、各メーカーが開設する互換性案内のページや、各パートナーが提供する移行支援サービスの詳細情報を閲覧できるようになっている

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Windows 10へOSをアップグレードする際、既存のハードウエア/ソフトウエア資産がそのまま使えるかは、多くの経営者にとって気になる問題の1つだ。そこでマイクロソフトでは、こうした不安を解消できるよう、各ハードウエア/ソフトウエアとWindows 10との互換性情報をサイト上で公開。自社で利用しているハードウエア(パソコン、周辺機器)やソフトウエア、プリンターなどのメーカーのロゴをクリックするだけで、各社が提供する互換性情報を確認できるようになっている。

また、宇院堂寺博士が紹介したように、マイクロソフトのパートナー各社が提供する移行支援サービスを活用すれば、独自開発したアプリケーションの互換性を確認することも可能だ。マイクロソフトでは、移行支援サービスを提供するパートナーを一覧できるWebページについても提供しているほか、アップグレードの仕方についてまとめたWebページも公開している。こうした情報やサービスをうまく活用することで、アップグレードを安心かつ計画的に進めることができるようになるはずだ。


■宇院堂寺博士への相談2 日々の業務に潜む情報漏えいの危険…… Windows 10がリスク回避に役立つことはある?

大本社長:ご無沙汰しています、宇院堂寺博士。

宇院堂寺博士:これは大本社長。お久しぶりじゃのう。今日は、どんなご相談かな?

大本社長:はい、今日は情報セキュリティの件でご相談に来ました。というのも、先日、我が社の問い合わせアドレス宛てに、怪しいファイルが添付されたメールが届いたのです。社員には以前から「怪しいメールには注意するように」と指導していたこともあり、誰かがファイルをクリックしてしまい、ウイルスに感染するといったことはありませんでした。しかし、こういったことが何度も続けば、いつかは大問題になりかねません。情報セキュリティを強化し、情報漏えいなどを未然に防ぐ、何か良い方法はないかと思いまして。

宇院堂寺博士:なるほどのう……。ところで、今、貴社でお使いのパソコンの「OS」は、なんじゃったかな?

大本社長:OSですか? 当社のパソコンは今、Windows 7に統一していますが、それが何か関係あるのでしょうか?

宇院堂寺博士:もちろんじゃ。情報セキュリティ対策を手軽に強化したいなら、ワシはパソコンのOSをWindows 10にアップグレードすることをお勧めするぞ。Windows 10は、マイクロソフトが心血を注ぎ込んで情報セキュリティを強化させたOSじゃからのう。

大本社長:そうなんですね! 具体的にはどんなセキュリティ機能があるんでしょう?

宇院堂寺博士:まず、Windows 10は、世界中のウイルス情報などをリアルタイムに分析し、パソコン内への侵入防止に生かす機能を強化しておる。さらに、利用が許可されていない不正プログラムなどが、端末上で実行されるのを防ぐ機能も備えておるのじゃ。ワシ個人の意見としては、これまで必須の対策だったアンチウイルスソフトも不要なのではないかと思っているほどじゃよ。

セキュリティの重要性はすでに多くの企業が認識し、多くの企業が「自社では対策済み」と思っておる。しかし、セキュリティの世界に“絶対”はない。一度事故が起きてしまえば、企業のブランドは大きなダメージを受けてしまうのじゃからな。Windows 10を活用して、パソコンレベルでのセキュリティ強化も考えたほうがよいじゃろう。

大本社長:Windows 10にするだけで、情報セキュリティ強化が実現できるのですね。さすが宇院堂寺博士、よくわかりました。さっそく社に戻って、Windows 10へのアップグレードを検討してみます!

「Windows Defender」の設定画面

「Windows Defender」の設定画面

利用しているパソコンが、Windows Defenderによって保護されているか、ウイルスやスパイウエアなどを発見するための定義ファイルが最新かなどをチェックできる。パソコン内のスキャンに「クイック」「フル」「カスタム」から選んで実行することが可能だ

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Windows 10の大きな進化ポイントの1つが、情報セキュリティ面の強化だ。まず、マルウエア対策については、常に最新のウイルス情報などをもとに、悪意あるプログラムの侵入を防止する「Windows Defender」が大きく強化されている。加えて、あらかじめ管理者が設定したアプリケーションの利用だけを許可する「Device Guard」機能も搭載。執拗に仕掛けられるサイバー攻撃を100%防ぐことは難しいともいわれているが、万が一、マルウエアなどの侵入を許してしまった場合にも、被害を最小化できる仕組みを標準機能として用意しているのだ。

※「Windows 10 Enterprise Edition」に搭載


■宇院堂寺博士への相談3 アップグレードに難色を示す社員も納得 「現場の社員が働きやすくなる」は本当?

樫野社長:宇院堂寺博士、教えてください!

宇院堂寺博士:いきなりどうしたんじゃ、樫野社長。御社はもう、Windows 10への移行は完了されたのかな。

樫野社長:まさにその件で、今日は相談に来たんです。当社は会社の規模こそ大きくはありませんが、他社との競争に打ち勝つために、最新のITを積極的に取り入れてきました。すべての営業社員にタブレットやスマートフォンを持たせているのも、ビジネスの機動力を高めるためです。

宇院堂寺博士:そうじゃったな。そのたびにワシのところに相談に来てくれた……。

樫野社長:ええ。Windows 10についても、リリース直後からアップグレードを検討し、高い互換性によってIT資産の継続利用ができること、セキュリティも強化できることなどを調べてきました。そして、いよいよアップグレードを全社的に実施しようとしたところ、営業部を中心に「アップグレードを先延ばししてほしい」という声が上がり始めたんです……。

宇院堂寺博士:というと?

樫野社長:「OSが変わるとパソコンの操作感が変わる」 「パソコンのパフォーマンスが低下しないか」 「現状で不便はしていないから、アップグレードはもう少し先でもよいのでは?」 「せめて新入社員が仕事に慣れる1年後まで待ってほしい」……と、何を今さらというような意見も出てくる始末です。そこで博士には、営業部を説得するための良い材料がないか、教えを乞いに来たわけです。

宇院堂寺博士:なるほど。では、こうした利点を伝えたらどうじゃ? 「Windows 10で、現場の社員がもっと働きやすくなるんだ」とな。

樫野社長:それはどういうことですか?

宇院堂寺博士:例えば、Windows 7からWindows 10にアップグレードすることによって、起動時間やスリープ状態からの復帰時間は66%も短縮されるという調査結果が出ておる。Web閲覧のスピードにいたっては94%も高速化されるというのじゃ。どうじゃ? 仕事がはかどりそうじゃろう。

ほかにもWindows 10は、キーボードの脱着が可能な“2 in 1”のデバイスで利用する場合、キーボード装着の有無を自動で認識する機能を備えておる。そのうえで、キーボード装着時はマウス/タッチパッド操作に最適化された画面を、キーボードを外した時はタッチ操作に最適化された画面を、自動で表示してくれるのじゃ。御社でも、2 in 1のデバイスを使っている社員がいるじゃろうから、電車での移動中などにさっと作業をしたい時、Windows 10のこうした特長は、きっと気に入ってもらえるはずじゃ。もちろん、スマートフォンでも最適な画面を自動表示してくれるようになっておるぞ。

樫野社長:さすが博士。ほかにも何かあれば教えてください!

宇院堂寺博士:社員がパソコンを使う際の“手間”を省けるというのはどうじゃ。Windows 10は指紋認証や顔認証といった生体認証にも対応しているから、これらの認証に必要な機器をつなげば、ログインのたびにIDやパスワードを入力する必要もない。

それから、Internet Explorerに代わって標準Webブラウザとなった「Microsoft Edge」は、閲覧しているWeb画面にマウスや指で手書きのメモを書き込めるようになっておる。その画面を保存してメールなどで送れば、取引先や社員同士での情報共有、意見交換なども、スムーズに行えるようになるはずじゃ。

樫野社長:なるほど! よし、明日にでも再度、営業部と話し合いの場を持ってみます。宇院堂寺博士、今回もありがとうございました!

Windows10の標準Webブラウザとして新たに搭載された「Microsoft Edge」

Windows10の標準Webブラウザとして新たに搭載された「Microsoft Edge」

Internet Explorerに比べ、さらにシンプルなインターフェースへと生まれ変わるとともに、Webページに手書きメモを残して保存するといった機能なども装備されている

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Windows 10は、パソコンのパフォーマンス向上に大きく貢献するOSとなっているだけでなく、デスクトップパソコンや、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンといった多様なデバイスでの利用を想定して開発されている。つまり、一貫したデザイン思想に基づいた画面が、各デバイスに最適化されて提示されるようになっているのだ。これによって、社内ではデスクトップパソコン、社外ではタブレットといったように複数のデバイスを使い分ける営業担当者なども、常に同じ操作感で、よりストレスなく業務を継続することが可能。生産性の向上を支えるOSとなっている。

また、Internet Explorerに代わって標準Webブラウザとなった「Microsoft Edge」は、「Webノート」機能によって、Webページに直接手書きメモを残すことができる。Webサイト上のコンテンツに対するコメントを記載し、関係者にメール送信するといった作業もシームレスに行うことができ、業務の効率化・迅速化にも寄与するだろう。



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