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AWS FOCUS ON cloudpack

cloudpack(運営:アイレット株式会社)

全てのシステム基盤をAWSへ
近畿大学の移行を強力に支援

近畿大学が、業務システムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)へ完全移行する取り組みを推進中だ。全ての業務システムをAWSへ移行するのは、日本の大学の中でも先進的な試みだという。このAWS上のシステム基盤を構築・運用する中核的な役割を担っているのが、アイレットが運営している「cloudpack」である。

 近畿大学は、2015年からの3年半で全ての業務システムをAWSへ移行する計画だ。この取り組みの狙いは、ハードウエアの保守切れによるシステムの更新作業をなくすこと。同大学で約10年間、システムの運用保守を担っている髙木純平氏は「システムを更新しても、時間とお金がかかるばかりで、誰も喜んではくれません。こうしたムダをなくして、その分の費用や人的資源を学生サービスの充実に振り向けたいと考えました」と語る。同氏は直近の7年間で40件ものシステム更新を手がけてきた。

 同大学の試算によると、AWSへの移行によってハードウエアの購入や保守費用が不要になり、システムの初期費用は10年間で約70%削減できるという。運用管理費やAWSの利用料金などを考慮すると、TCO(総所有コスト)は10年間で約20%削減できる見込みだ。

 これらの移行作業において、システム基盤の構築・運用を担うのが、cloudpackである。今回cloudpackは主にAWSの仮想サーバー「Amazon EC2」の導入支援を手がける。通常は、EC2の上で動作するOS(基本ソフト)やミドルウエア、アプリケーションを顧客企業が管理する必要があるが、cloudpackではOSやミドルウエアなどのシステム基盤の導入・運用・保守サービスを提供していたり、AWSからの請求を代行するサービスなども手がけている。顧客はインフラ運用をcloudpackに任せて、アプリケーションの業務活用だけに専念できることが大きな特長だ。

後藤氏_高木氏_前川氏

 同大学では、AWS上のシステムを構築・運用してきた実績や、技術力を評価してcloudpackを選定した。さらに髙木氏は「オンプレミスの既存の他社システムベンダーとも率先して協業するなど、柔軟に対応をしてくれるのです」と取り組み姿勢も評価。アイレット cloudpack事業部の後藤和貴氏は、「私たちは、AWSが日本に上陸する前からノウハウを蓄積してきました。お客様には、その全てをつぎ込み、AWS上のシステムを万全に稼働させています」と強調した。

基幹業務システムの移行に挑む

 同大学の前川昌則氏は、「システム基盤を柔軟に拡張・縮小できることもAWSを利用するメリットです」と説明する。例えば、学生向けに情報を告知するウェブサーバーは、授業のない夜間の利用が極端に少なくなる。そこで同大学では、ウェブサーバーのシステム基盤の性能を深夜2時に縮小し、翌朝7時に元に戻すような運用を行っている。AWSは従量課金なので、夜間に利用料金を削減できるのだ。このほか、受験や入学シーズンなどで、アクセスの増加が予想される際には、利用者の利便性を下げないために、あらかじめシステム基盤の性能を拡張している。

 現在は、教職員が利用するグループウエアシステムや、申請・承認を管理するワークフローシステムなどがAWS上で稼働中。今年は、大学組織にとって基幹業務システムに相当する教務システムの移行に取り組んでいる。



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