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AWS FOCUS ONシーエーシー

株式会社シーエーシー(CAC)

セキュアで迅速な開発環境を構築
ビジネスニーズを早期に実現

アマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用するメリットの1つが、現場のニーズに基づいて早期にアプリケーションを立ち上げられることだ。この点を評価して、医薬品大手のファイザーが業務系システムをAWS上に構築している。同社が日本で最初にAWS上で稼働させたシステムを構築したのが、シーエーシー(CAC)である。

 世界150カ国以上で約9万人の社員が医療用医薬品の研究・開発・製造・販売を行っている米ファイザー。同社の日本法人であるファイザーが、業務系システムをAWS上で稼働させている。現在、AWSは同社にとって重要なビジネス基盤の1つとなっている。

わずか3カ月で新システムを構築

 ファイザーがAWSを活用し始めたのは2013年のこと。セールス&マーケティングの事業部門で、最初のシステムを稼働させた。製品情報などを部門横断で共有するためのシステムだ。このシステムを構築したのがCACである。

 ファイザーが要望した開発期間は、わずか3カ月。CACでは、独自のソリューションを活用することで、この難題の解決を図った。同社の提案では、「Amazon Virtual Private Cloud」を基盤とし、セキュリティーに関する各種の厳しい要件をクリア。さらに、ビジネス展開に必要な運用管理機能を統合したCACのクラウドサービス「enterpriseCloud+(eC+)」と、プログラム自動生成機能を持つ開発基盤「AZAREA」という2つの独自ソリューションを組み合わせた。

鈴木氏_南部氏_柳沢氏

 具体的にeC+では、AWSにおけるシステム構築や運用管理、セキュリティー対策などの機能を、クラウドサービスとしてオールインワンで提供。CACの鈴木氏は、「ソフトウエアを自社で導入するのではなく、サービスとして利用できる形態にしたことが、ファイザー様にご評価いただきました」と語る。

 一方のAZAREAは、データベースの基本的な構成を決めるだけでグラフィカルなウェブアプリケーションを構築できる機能を備えた開発基盤。アプリケーションの開発期間を短縮できることが大きな特徴だ。CACの南部氏は、「ファイザー様が、経営環境の変化に合わせて素早く必要な時にアプリケーションを立ち上げたいというご要望をお持ちでしたので、AZAREAが適していると判断してご提案しました」と、当時を振り返る。

グランドデザインの策定も担う

 ファイザーではAWSの複数サービスと仮想サーバー数十台の上で様々なアプリケーションを稼働させている。実は、AWS上で稼働するシステムの「グランドデザイン(システム基盤に採用する仕様の標準化)」も、CACが策定している。ファイザーが、同社の技術力や実績を評価した結果だ。CACの柳沢氏は、「ビジネスニーズを早期実現したい企業の場合、グランドデザインを決めておくことで、アプリケーションを立ち上げるまでの期間の短縮が可能になり、開発ベンダーを問わずメリットがあります」と強調した。現在、さらにクイックなシステム構築を目指し、Amazon API GatewayやAWS Lambdaといったサーバーレスアーキテクチャーを利用したAPIプラットフォームの検証に取り組んでいる。



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  • 株式会社シーエーシー(CAC)

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    東京都中央区日本橋箱崎町24番1号

    TEL:03-6667-8049

    URL:https://ecloudp.com/