特集1

社員が辞めない「強い組織」をつくれ 〜従業員の7割が50代の老舗企業が平均34歳の中小企業に変身した訳〜

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働き方改革の嵐が中小企業にも及びつつある。中小企業はアベノミクスの恩恵をまともに受けることもないままに、今度は働き方へのプレッシャー。社長の嘆きが聞えてきそうだ。しかし、そんな外圧と関係なく働き方改革を"強み"に変えた中小企業もある。その秘訣をいち早く解き明かす特集サイト誕生。第一回目は、人材不足が慢性化している中小企業ならではの弱みを“強み”に変えて急成長した会社を報告する。

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働き手の多様なニーズに対応する働き方改革

岩鼻 宏樹 氏

株式会社 日本綜合経営協会
代表取締役
岩鼻 宏樹 氏

2013年、日本綜合経営協会の代表取締役である岩鼻宏樹氏は、就業規則の壁に当たっていた。

「当社に欠かせない優秀な人材がガンに罹患してしまいました。勤務にも非常に積極的で、『治療をしながら働きたい』という強い要望も受けていました。中小企業こそ、こういった人材を逃してはなりません。しかし当時、当社では在宅勤務に対応した就業規則ではありませんでした」(岩鼻氏)

日本綜合経営協会は、このことをきかっけに働き方改革を断行したことで、現在では従業員の平均年齢が34歳、50代以上から20代に至る幅広い年代層が活躍する会社となっている。

中小企業は人材不足が続いており、深刻な問題となっている。若手社員が採用できなかったり、すぐに辞めてしまうことで、企業としての新陳代謝が進まずに“老法人“になっている企業が多い。ベテラン社員といえば聞こえはいいが、会社の将来性にも陰りが見えてしまう。

この課題解決の一つの方法が、「働き方改革」だ。日本綜合経営協会はどのような働き方改革を行ったのだろうか。