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世界が協調して社会を守るサイバーセキュリティ最前線

 日本ではCISO(最高情報セキュリティ責任者)を任命していない企業が多い。情報処理推進機構(IPA)が今年4月に公表した調査結果では、専任のCISOを設置する日本企業は27%。対して、欧米企業では70~80%の企業がCISOを設置しているという。

 こうした国内の状況では、セキュリティ対策が攻撃者の巧妙な手口に後れを取ってしまう恐れがある。本セッションでは、現状における課題を分析した上で解決策を議論した。

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 PwCコンサルティングでパートナーを務める山本氏をモデレータとして、みずほフィナンシャルグループ、参天製薬、本田技研工業、Sansanの4つの企業およびグループでセキュリティ戦略を統率している4人の識者が登壇。サイバーセキュリティ・マネジメントにおけるリーダーシップの在り方を語り合った。

 4人のパネリストに共通する見解は、「経営トップが、セキュリティ上の脅威をIT(情報技術)リスクではなく経営リスクだと認識すべきだ」ということだ。その上で、経営トップあるいはそれに近い役職者がリーダーシップをとることが重要だと指摘する。

 セキュリティ対策を企画・立案する際に独りのスーパーマンに頼る企業は少なくないが、「必要な機能や人材像を見極めてチームを組成することが重要だ」と提唱。こうした体制を既存のマネジメントの仕組みに落とし込むことで永続性が生まれてくる。

PwC Japanグループ
https://www.pwc.com/jp/ja.html