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この会社は伸びると思わせる企業の共通点

 誰よりもシビアに企業の成長性を見極める人々といえば、やはり投資家や金融機関のプロフェッショナルたち。果たして、彼らは、企業のどこを見て、その成長性を判断しているのでしょうか。そこで、投資信託「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの運用部長であり、シニア・アナリスト、ファンドマネージャーとしても活躍する渡邉庄太さんに、「人で伸びる企業」に共通する特徴を聞きました。

伸びる会社とは「ビジョンが浸透している会社」

――ひふみ投信では、渡邉さんをはじめとするファンドマネージャーの方々が直接投資したい企業に出向いて、投資するかどうかを決めるというスタイルをとられていると思います。これまでにさまざまな企業をヒアリングされているなか、「伸びる企業の共通点」について伺いたいです。

渡邉さん(以下、渡邉)まずは、ビジョンがしっかりしているという点です。もちろん、ビジョンが明確でなくとも、トレンドに乗って急成長する会社もなかにはありますが、2~3年ほどの短期的になることが多い。持続的に成長する会社は、ビジョンがしっかりしていること。

さらに加えて、そのビジョンが、社長など経営陣だけの言葉で上滑りせず、現場の人まできちんと根付いていることが重要です。現場にまでビジョンが落とし込めている会社は、仮に業績が落ちても、そこからもう一度復活して、最高益を更新する「強い企業」が多いという印象がありますね。