2018年5月8日(火)
「正直言うと、ちょっと入りにくいです……」
就活イベントで、就活生が思わずそうこぼす企業のブース。
それは……。
お世辞にも華やかとはいえないオジサンが正面に座っている。
しかも、座る姿勢もよくないので、余計に疲れて見える。
……そんなブースです。
こうした企業のブースは実際少なくありません。
疲れて見えるオジサンは、実は人事の責任者だったり、採用担当者だったりするのかもしれません。
でも考えてみてください。
ブースにいる人は、その会社の顔です。
型が崩れてヨレたダークスーツ姿のオジサンをブースに座らせていては、会社の印象はアップしません。
「でも、そんなもんでしょ? 就活イベントのブースなんて……」と思ったら、あなたの会社は即アウトです!
就活生と接する社員は若手を中心とした、華のあるメンバーであるべきです。
就活生は口を揃えてこう言います。「よほど興味がある企業や業種でなければ、まず入りやすいブースに入る」と。
例えば、次のような2つのブースがあるとしましょう。
・無愛想な顔をしたオジサンが待ち構えているブース
・学生と年齢が変わらない若いスタッフが、ほほ笑んでくるブース
出展している企業にもともと強い関心があったのでない限り、就活生が前者のブースを選ぶことはないでしょう。そして、後者のブースが入りやすいと感じて、席に座るでしょう。
すると……。
次から次へと就活生がブースにやってきます。
誰もいないブースには入りにくいものですが、1人でも就活生が先に座っているブースは入りやすく感じます。
就活生を多く集めている企業のブースは、そんなシンプルなメカニズムで回っているのです。
人事の担当者や責任者が、オジサンであることは構いません。
が、ブースに立つメーンのスタッフは、別の人がいい。
どんな人がいいか? それは、若手中心でリクルートチームを組むことです。