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第6回・ユニフォーム刷新は「採用活動」そのもの

~採用ブランディングを構築せよ~

村尾 隆介 スターブランド共同経営者
日経BP総研 中堅・中小企業ラボ

2018年7月2日(月)

「あの服を着て働きたい!」と評判の会社になる

青い上着と黒いパンツを組み合わせたシャープなデザイン。どんな会社のユニフォームでしょうか
青い上着と黒いパンツを組み合わせたシャープなデザイン。どんな会社のユニフォームでしょうか
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 「仕事をする時間が人生で一番長い。だから……」という言い回しをすることはよくあります。

 しかし、この形の文章が出てくると、後に続くのは、

 「だから楽しい職場にしよう」といった話が多いように思います。

 もちろん、それも悪くはありません。

 でも、採用力アップを目指す社長なら、

 「だから、格好いいユニフォームを作り直そう」と発想してもらいたいところです。

 いや、絶対にそうするべきです。人によっては、人生で最も長い時間着る服になるのですから。

 ユニフォームが格好いいかどうか。それだけで採用活動のあり方もグッと変わってくるものです。

 冒頭の写真は、地盤沈下・床沈下の修正、地盤改良を手掛けるアップコン(川崎市)のユニフォームです。

 ユニフォーム改革に取り組んだ結果、見ての通り、社員には若い世代や女性が増えました。

 アップコンはメディアへの露出も増え、業界誌のユニフォーム特集や“ドボジョ”(土木女子)特集で頻繁に取り上げられる会社になりました。

 それが新卒・転職採用にもいい作用を与えていることは先ほどの写真がはっきり示しています。

 記事中で一つの例として取り上げられるだけでなく、アップコンはユニフォームを変えただけで、こんなふうに業界誌の表紙にも登場しました!

ダイセン(大阪市)が発行するユニフォーム専門誌「ユニフォームプラス」の2016年5月号。アップコンの新ユニフォームが表紙を飾った
ダイセン(大阪市)が発行するユニフォーム専門誌「ユニフォームプラス」の2016年5月号。アップコンの新ユニフォームが表紙を飾った
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 ユニフォーム、特に現場作業用のユニフォームを、単なる作業着としか捉えていない企業がまだ数多くあります。

 でも、ユニフォームは作業着であるという発想から抜け出せずにデザインを決めていては、ユニフォームはいつまでも“昭和の香り”に包まれたままです。

 ここは発想を変えましょう。「ユニフォームは若い社員を採用するためにある! だから格好よくする!」。こう発想するのが正解です。

 地域や業界で一番、ユニフォームが格好いい会社になる! これはそれほど難しいことではありません。

 斜陽であるとイメージされがちな業界こそ、より積極的な発想でユニフォームを考えましょう。ユニフォーム一つで、明るい未来や楽しい会社を表現することは十分にできるのです。まさに、このアップコンのように!