AI・IoT時代のデータ活用羅針盤 ビッグデータ・コンパス2018

次世代データ分析基盤で見通す未来

ベンダーロックから脱却しようとする企業の“本気”を感じる

限られた IT 予算でいかにデータ活用を図っていくか。まずコストの観点で大きな課題となるのが、ハードウエアとソフトウエアが一体となったデータ・ウエアハウス・アプライアンス(以下、DWH アプライアンス)の保守やリプレースに要する高額な費用である。その問題点について日本マイクロソフト パートナー事業本部 プリンシバルパートナーテクノロジーストラテジスト 佐藤邦久氏はこう説明する。
「企業内外に散在するデータを活用しやすい形に集約できる DWH はビッグデータ分析に必要不可欠です。しかしアプライアンス製品の場合、ソフトウエアとハードウエアを個別に購入することができず、ベンダーロックがかかった状態となるため、リプレース費用だけでなく、運用コストや保守コストも増加傾向にあります。DWH アプライアンスはビッグデータの活用を見据え、性能を最大限に引き出すために登場しましたが、ハードウエアもソフトウエアも進化した現在、特別な製品を購入しなくても、低コストのハードウエアにコストパフォーマンスに優れたデータベースを導入して、十分に同等のパフォーマンスが出せるのです」

日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部
パートナー技術統括本部
プリンシバルパートナーテクノロジーストラテジスト

佐藤 邦久 氏

データ・ウエアハウス用クラウドサービス Azure SQL Data Warehouse を利用すれば、初期導入コストや運用コストをさらに削減できるという。
「初期導入費用2億円、毎年5,000万円の保守費用を要していたものが、月々200万円でご利用いただいている例もあります。またビジネスの成長やニーズに応じて、必要なときに必要な分のサービス料金のお支払となるためコストの最適化が図れます」(佐藤氏)
DWH の選定ではコストの観点だけでなく将来性も重要なポイントとなる。佐藤氏は「ビッグデータ活用において、膨大なデータから付加価値を見い出すには AI の活用がポイントとなります。一般的な DWH アプライアンスで AI を活用する場合、新規でその機能を実装しなければなりません。しかし Microsoft SQL Server 2017 には AI 機能が標準で搭載されています。DWH アプライアンスから移行して削減したコストを AI にあてることで、より費用対効果の高い BI の仕組みを実現できます」
近年、DWH アプライアンスからMicrosoft SQL Serverへの移行案件が倍増していると佐藤氏は話す。「ベンダーロックから脱却するために本気で移行しようと、企業の意識が変わってきているという実感があります。日本マイクロソフトではパートナー様と共に、手軽に、なおかつ確実に移行できるソリューションに力を入れています」

「 DWH( DB+BI )まるごとマイグレーション」で次世代データ分析基盤へ転換

1968年創業、完全独立系ソフトウエア会社の株式会社システムコンサルタントは、データベース分野で技術を磨き、高い評価を確立するとともに、現場視点に立った自社開発の BI ツールをリリース、好評を博している。
日本のデータベース分野の進展とともに歩んできた同社においても近年 DWH の移行案件が増えていると、同社 第一営業部主任 福栄治雄氏は話す。「アプライアンス製品の場合、ハードウエア更新のタイミングでの移行となるため、ベンダーロックから抜けるためにどうすればいいのかといったご相談が多くなっています。DWH の移行では、そのデータを活用するBIツールのリプレースも合わせて検討する観点が大切です。旧来の重厚長大な DWH と BI の仕組みから脱却し、オープンなデータベースと誰もが使いやすいBIツールを組み合わせて、移行コスト・運用コストを圧倒的に削減しながら“企業競争力を高める次世代データ分析基盤”への転換を図ることが重要なポイントとなります」

株式会社 システムコンサルタント
第一営業部
主任

福栄 治雄 氏

今回、Microsoftと組んで「 DWH( DB+BI )まるごとマイグレーション」という移行メニューを用意した理由について福栄氏はこう話す。「当社のBI ツール Excellent / WebQuery は、開発開始から20年目を迎え、5,500を超える導入実績を持っています。ウェブブラウザから自由にデータ検索・分析ができることに加え、現場での利用ニーズが高い Microsoft Excel との連携に大きなアドバンテージがあります。また当社はMicrosoft SQL Server、Microsoft Azure SQL Data Warehouseの構築実績も豊富です。移行の難易度が高い案件は、DWH アプライアンスの Teradata と、その専用BI ツール Access Navigatorのように、BI ツールと DWH がセットになっているケースですが、当社は DWHと BI ツール の両方に高い技術力と知見、そして豊富な実績を有しており、安心して移行いただくことができます」

既存の BIツールと DWH を、使い勝手をそのままに、より経済的なシステムに移行することができる。

移行ツール活用と充実のサポートで安全・スピーディな移行を支援

BIツールの移行では、「見たいデータを見ることができない」、「現場への普及が進まない」など 従来の BI における様々な課題の解決が求められる。「使いこなしていない BI に運用・保守コストを払い続けるのは非常に無駄な投資です。しかし、多くの企業が高額の移行コストがかかることを懸念し移行に踏み切ることができていません。当社ではこれまでの BI 移行の実績とノウハウを活かした移行ツールを利用することで、移行コストの抑制を図っています」と、同社 システムコンサルタント スーパーネット部 主任 足立大樹氏は話す。また BI ツールの移行では、利用者の観点から移行後の見た目や操作性の違いもポイントになる。「 Teradata のAccess Navigator は、当社の WebQuery のインターフェースに非常に近く、移行後も違和感なく利用できるため、多くの移行実績があります。また当社の BI ツールは自社開発なので、国産の信頼性と充実のサポートにより安心してご利用いただけます」

株式会社 システムコンサルタント
スーパーネット部
製品企画
主任

足立 大樹 氏

DWH の移行はマイクロソフトの提供する移行ツール SSMA( SQL Server Migration Assistant )の利用により期間を大幅に短縮できると同社 オープンシステム統括部 マネージャー 鈴木隆夫氏は話す。「当社は SSMA を利用した移行実績も豊富にあり、そこで得たノウハウを活用することで、規模に限らず3カ月から半年前後で移行は完了しています。移行ツールは毎年バージョンアップされており、変換率は非常に高くなっています。移行をきっかけに、Microsoft SQL Server や Azure SQL Data Warehouse の豊富な標準機能を最大限に活用し、性能の向上や運用の効率化を図っていくことが大切です。SQL Server の豊富な標準機能を活用する事で、オプションや製品追加による余計なランニングコストもかかりません」

株式会社 システムコンサルタント
オープンシステム統括部
マネージャー

鈴木 隆夫 氏

豊富な経験に基づく的確な診断と見積りで移行コストを大幅に抑制

システムコンサルタントでは、BI+DWH の移行に関してアセスメントサービスを実施している。その内容について同社 オープンシステム統括部 麻生亜希氏はこう話す。「 BI+DWH の移行では難易度によって移行コスト、移行期間などが大きく変わります。例えば DWH の移行に関して、当社が棚卸をお手伝いしたことで他社ベンダーの見積の半分以下、最大1/10に抑えられたケースもあります。当社のアセスメントサービスは、これまでの豊富な移行実績に基づく的確な診断と見積りの最適化により、移行コストの抑制や移行期間の短縮を図っています」。

システムコンサルタントの提供する「 BI+DWH マイグレーション診断サービス」。豊富なノウハウを有しているため、無駄を省いた的確な診断と見積もりが可能だ。

株式会社 システムコンサルタント
オープンシステム統括部

麻生 亜希 氏

BI+DWH の移行で重要なポイントは、既存と新規の運用コスト・保守コストの差額の数年分で移行コストが賄えてしまうということだ。「他社 BI ツールからのリプレースで運用コスト・保守コストの平均20%削減を実現しており、3年から5年で移行コストの回収が可能です」と足立氏。
DWH 移行のコストメリットについて鈴木氏もこう話す。「 Microsoft SQL Server に移行した場合、2年程で移行コストを回収できます。またクラウドの Azure SQL Data Warehouse であればハードウエアの購入が不要で運用コストも抑えられるため、さらに回収期間を短縮できます。運用するために専門の技術や知識を必要とする DWH アプライアンスと異なり、Microsoft SQL Server は汎用的であり、要員確保も容易です。クラウドの Azure SQL Data Warehouse は運用に人員をかける必要もありません。これは、長い目で見て、事業継続にもつながるポイントだと思います」

現在の BIツールと DWH から移行することで、大幅なコスト削減を実現可能だ。

価値ある投資で次世代データ分析基盤に移行し企業の未来を拓く

福栄氏は日本マイクロソフトとの協業について「 Microsoft SQL Serverや Azure SQL Data Warehouseの進化は目を見張るものがあります。マイクロソフトさんからの情報提供やノウハウの共有のもと、新しい機能を活かした提案を積極的に行っていきたい。また AI や IoT など、Microsoft Azureのもつテクノロジーの可能性は、お客様の持続的成長への貢献につながります」と語った。
最後に日本マイクロソフトの佐藤氏は、移行支援体制について次のように捕捉した。「 DWH( DB+BI )まるごとマイグレーションでは、DWH アプライアンスの Teradata と BI ツール Access Navigator のセットという難しい案件も、システムコンサルタントさんの懇切丁寧で“かゆいところに手が届く”アセスメントや移行ノウハウによりコストを抑えながら確実に移行することが可能です。また Exadata をはじめとする Oracle Migration や Puredata / Netezza Migration など他の DWH アプライアンスからの移行実績も増えています。
今こそインフラにかかるコストを抑制し、高度な分析や活用面に価値ある投資をすべきと、企業の意識も大きく変わり始めています。こうしたニーズに対して、マイグレーションのメニュー、移行時の特別ライセンス、期間限定のフリーの移行ツール『 Attunity Replicate for Microsoft Migrations 』などの提供とともに、パートナー様と密に連携し、既存のアプライアンスからのスピーディな移行をご支援していきます」
システムコンサルタントと日本マイクロソフトの連携がもたらす次世代データ分析基盤への進化は、デジタライゼーションをチャンスに変え、企業の未来の成長ストーリーの推進力となるだろう。

関連リンク

システムコンサルタントの「DWH・BI ソリューション」の紹介はこちら

http://www.ksc.co.jp/home/services/dwhBISolution.php

日本マイクロソフトのSQL Server 案件支援コールセンターはこちら

https://www.microsoft.com/ja-jp/cloud-platform/SQL-direct/

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  • 「 DWH( DB+BI )まるごとマイグレーション」で次世代データ分析基盤へ転換
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