様々な業種で経営戦略に影響 転換期を迎えるエネルギー市場

再生可能エネルギーとEVシフトに注目が集まる

世界のエネルギー、特に電力の市場において化石燃料から再生可能エネルギーを中心とした“グリーン”なエネルギーへのシフトが続いている。特に2016年にパリ協定が採択されたことは大きなトリガーだ。アメリカでは2017年にトランプ大統領によるパリ協定からの離脱表明があったがこの流れは変わっていない。これまで比較的環境対策が遅れていたエネルギー消費大国の中国でも政府主導の取り組みが進む。具体的には鉄鋼などの余剰生産能力の削減、脱低炭素・再生可能エネルギー、電気自動車(EV)へのシフトなどだ。

一方、国内の動向を見ると、エネルギー構成比は二酸化炭素排出量の低いLNGが増えているものの、引き続き石炭が25%と他の先進国と比べて高い水準にある。火力発電の稼働は続き再生可能エネルギーへの転換はなかなか進まない。

このように、今日のエネルギー市場は複雑な要素で構成されており流動的だ。企業がリスクを回避し、ビジネスチャンスを拡大するためにはマクロ/ミクロ両方の視点からエネルギー動向を注視して事業計画を立案する必要がある。

2035年のエネルギー需要はどうなるのか?