App Annieのデジタルデータを活用せよ
											モバイル後進企業はデジタル時代を生き抜けない

App Annie Japan株式会社
カントリーディレクター 代表取締役
向井 俊介

国内IT企業を経て、米Dun And Bradstreet、米Gartnerにてセールス職としてさまざまな業種を横断的に担当し、経営者レベルとのビジネスを推進。2019年1月から現職。

課題先進国とされる日本。今後、日本を取り巻く環境が大きく変化していくことは想像にたやすい。それは必ずしも良い変化であるとは限らず、課題はより一層多くなることは自明だ。そんな中、日本企業が生き残るためにどう立ち回るべきか、App Annie Japanのカントリーディレクターで代表取締役の向井俊介氏に聞いた。

デジタル分野で後れを取る課題先進国の日本

課題先進国とされる日本では、文字通り課題が山積となっている。少子高齢化に伴う労働力人口の減少、G7(主要先進7カ国)で最下位の労働生産性(2018年)、またその問題にも深く関わる大企業の低迷など、先行きが明るいとは言えない。

こうした変化が実際に起きている以上、これまで通りの経営戦略では、日本企業は世界で戦うことはできず、生き残っていくことも難しいだろう。将来、日本は一層不利な戦いを強いられることになる。日本企業は、従来のやり方を脱し、現状に基づいた新しい事業戦略を立てなくてはならない。

また、日本企業は海外企業に先んじて変化しなくてはならない立場にあるにもかかわらず、後れを取っている。モバイル分野についてはそれが顕著だ。

「スマートフォンに代表されるモバイル市場は、立ち上がってからまだ10年ほどで、そこには成功のセオリーも覇者も存在しません。だからこそ激しい争いが展開されているのですが、日本企業は置いてきぼりというのが現状です」と、App Annie Japanのカントリーディレクターで代表取締役の向井俊介氏は警鐘を鳴らす。では、日本企業はどうしたらいいのだろうか。次ページで詳しく説明しよう。