コロナ禍でも緻密な店舗戦略で成果を上げる

丸⻲製麺の成長を支える
商圏マーケティング最前線

多くの小売、飲食などの店舗型ビジネスが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により苦境に立たされる中、GIS(Geographic Information System:地図情報システム)を活用した新たな出店戦略を摸索する動きも出始めている。商圏分析業界でトップクラスのシェアを誇る、技研商事インターナショナルの「MarketAnalyzer™」の導入により成長を遂げてきた、「丸亀製麺」などを展開するトリドールホールディングスのエリアマーケティングの取り組みを探る。

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日々一刻と変わる人の流れ、
商圏把握のニーズが高まる

 コロナ禍で消費者の購買行動、生活スタイルが大きく変化する今、改めて注目を集めるデジタルソリューションがある。商圏分析・エリアマーケティング専用のGISだ。

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技研商事インターナショナル株式会社
執行役員
マーケティング部 部長
東京支店 副支店長 兼務
市川 史祥

 GISは、客観的なデータに基づく出店戦略立案、販促を実現するツールとして、大手チェーン企業などを中心に導入・活用されている。近年では分析対象となるデータが急増するなど日進月歩の進化を遂げている分野だが、「新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、よりスピード感を持って人の流れ、リアルな商圏実態を把握したいというニーズが高まりを見せています」と指摘するのは、GIS業界のパイオニアである技研商事インターナショナルの執行役員・市川史祥氏だ。

 同社では2000社以上の導入実績を誇るGIS「MarketAnalyzer™」シリーズを擁し、長きにわたって大手チェーン企業の商圏分析、さらに取引先支援を行うメーカーのリテールサポートなども支援してきた。

 また、分析・解析に使う情報として、国が発表するような公的データに加え、いわゆるオルタナティブデータ、サードパーティーデータなども豊富にラインアップ。

 さらに新たなソリューションとして2019年、KDDIとの協業によりリリースしたGPS位置情報搭載のGIS「KDDI Location Analyzer」は、コロナ禍により日々一刻と変わる特定エリアの人流、時間帯別傾向などを把握したい企業、さらにメディアからも注目を集めている。

 現状、一般的には小売、飲食、流通といった店舗型ビジネスは厳しいイメージがあるが、「GISをテイクアウトやECの分野で活用するなど、新たなトレンドも生まれつつあります」と市川氏は語る。

 次ページにて、讃岐釜揚げうどん「丸⻲製麺」を始め、グローバルに多業態を展開するトリドールホールディングスの「MarketAnalyzer™」の詳しい活用方法に迫る。

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