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IoTシステムの構築と運用をもっと簡単に

IoTは、製造業はもとより、運輸・物流、医療、土木建築、農業など様々な業界に革新をもたらしつつある。その一方で、IoTを活用した新しいビジネスやサービスのアイデアはあるものの、システムの構築と運用にハードルを感じている企業も少なくない。IoTプラットフォーム「RealSightIoT」を提供するNEUSOFTでは、IoTシステムの構築に必要なハードウエアや通信キャリアとのパートナー戦略を強化。簡単かつ効果的なシステム構築と運用で、ユーザーのIoT活用を実現する体制を整えている。

 「IoTを使って新しいビジネスはできないのか」「社内に蓄積している多くの業務データの有効な活用法を探せ」。こうした指示を上司から受けたものの、それに応える糸口が見つからず途方に暮れている人が多いのではないか。その理由は明白だ。「IoTの応用分野の多くが、必ずしもITシステムの構築と活用に習熟していない業界にあるからです」とNEUSOFT Japanの楊軍氏は言う。

 より広範な業界でIoTをフル活用できるようにするためには、システムの構築と運用のハードルを下げ、完成度が高く、使いやすいIoTプラットフォームが欠かせない。こうした要求に応えるのがNEUSOFTのRealSightIoTである。RealSightIoTはIoTプラットフォームとして、データ収集・組み込みAI 用SDK、データの蓄積・可視化・分析といった基本機能と、機械学習機能を活用した予測・改善をサポートする。

飯塚 登氏
NEUSOFT Japan
エンベデッド ソリューション& サービス
新規事業開発室
室長
楊 軍氏
NEUSOFT Japan
エンベデッド ソリューション& サービス
第2事業部
開発3部 部長代理

 同社は車載組み込みシステム開発を起点にして1991年に創業した、中国のIT業界の草分けといえる企業だ。「電機業界や自動車業界各社など、多くの日本企業との取引も活発です」と同社の飯塚登氏は言う。現在、IoTプラットフォームを提供するIT企業の多くは、クラウド側に軸足を置いてサービスを提供している。ところが同社はクラウド環境の提供はもちろん、現場(エッジ側)に置く組み込みシステムも提供できるのが大きな強みだ。

パートナー戦略で、IoTをもっと簡単に

 NEUSOFTは、IoTシステムをもっと簡単に構築し、効果的に運用できるようにするため、パートナー戦略の強化に取り組んでいる。センサーやマイコンなどを供給する半導体メーカー、デバイスベンダー、顧客と応用の開拓を推し進める技術商社、通信キャリア、応用サービスを提供する事業者など、多様な企業が同社のパートナーとなっており、共に協力して、IoTの応用開拓とその普及促進に取り組んでいる。

中村 周氏
菱洋エレクトロ
営業戦略本部
ビジネスデベロップメント部 部長

 パートナー企業各社は、IoT関連製品やサービスの展開に欠かせない、データを扱うソフトウエア供給の部分で、NEUSOFTに全幅の信頼を寄せている。パートナー企業の1社である菱洋エレクトロの中村周氏は「私たちは、LPWA関連サービスを活用したIoTの応用開拓に取り組んでいますが、集めたデータの解析と見える化で、Real SightIoTの完成度は頭抜けています。NEUSOFTは、頼れるパートナーです」と語る。

 NEUSOFTは、顧客のIoTシステム構築を支援するオープンプラットフォームとしてRealSightIoTを提供する。また、開発者の個別のニーズに応じたIoTシステム開発を担うパートナーを組織化することで、各パートナーの強みを活かし、RealSightIoTを中核としたオープンエコシステムの実現を目指している。さらに、顧客のカスタマイズ要求、開発リソース不足など課題に応じて、B2B用サービスの構築に向けたパートナープログラムを用意。業界ごとにパートナーの組織化も進めている。

 IT、AIのノウハウを持つNEUSOFTだが、全ての業務環境には必ずしも通じていない。業界ソリューションで実績を持つ各社と技術を互いに補完しながら、顧客の現場へのIoTシステム導入を支援する。

IoT活用のアイデアを具現化

 IoT関連の製品やサービスを提供する企業は、NEUSOFTをパートナーとしてどのようなIoT活用に取り組んでいるのか、その一端を紹介したい。

胡 興華氏
NEUSOFT Japan
エンベデッド ソリューション& サービス
第2事業部
グループマネージャー

 NEUSOFTは、ソニーから新しく発売されたIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSETM」向けのアプリケーションを開発している。省電力でありながら高い計算能力を有するSPRESENSEの特長を活かしたアプリケーションは、世界各地で開催されているDIYイベント「MakerFaire」で展示。中国では、NEUSOFTが経営する情報大学で、ソニーの協力を得てワークショップを開催した。「SPRESENSEのカリキュラムを作り、常設実験室を設置、大学を中心にSPRESENSE活用のコミュニティを作る予定でその活用の啓蒙と使いこなせる人材の育成に取り組んでいます」(NEUSOFT Japanの胡興華氏)。

 欧州のSTマイクロエレクトロニクス社(以下ST社)とNEUSOFTは、日本の大手不動産会社と協力して遠隔検針を可能にするメーター(電気、ガス、水道)のスマート化プロジェクトに取り組んでいる(図)。IoTシステムを構築するには、まず身の回りにあるモノにデータ収集機能を組み込む必要がある。しかし、既存の装置や設備をIoT向け仕様のモノに取り換えるのではコストがかかり過ぎ、普及もままならない。プロジェクトでは、既設されている電気・ガス・水道などのメーターに、安価に後付けできる数値読み取り用アタッチメントを開発した。メーターの数値を撮影するカメラと、数値を高精度に読み取るOCR機能、無線通信機能を、メーターに装着できる筐体の中に組み込んだ。数値の読み取りはST社製の32bitマイコンSTM32に搭載した組み込みAIを使うことで、クラウドを使用せずに画像データから符号化する。読み取った数値は、Bluetooth®Low EnergyやLPWAなどを介して、NEUSOFTまたはサードベンダーのクラウドに集められ、データ集計、解析される。読み取りとデータ伝送の頻度は制御でき、電池交換なしで5〜10年の使用が可能だ。将来の検針員の人手不足対策や、運用の工数削減、電気利用量の可視化、需給バランス分析などの付加サービスが期待されている。さらに、利用シーンを拡大すると、産業設備の巡回点検、設備監視の容易化、効率化も図れる。

図◎電気・ガス・水道メーターのスマート化で遠隔検針を実現
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データを活用してクルマを賢く運用

 NEUSOFTは、RealSightIoTの機能を強化した、クルマのコネクテッド化を後押しする運転行動分析システム「Sensteer」の日本市場への投入を狙っている。

 クルマに取り付けた各種センサーから収集したデータを、クルマの状態やドライバーの運転傾向、走行環境の状況などの把握に役立てる。集めた情報は、的確なアフターサービスの提供、ドライバーの運転傾向に応じた自動車保険の設計、業務車両の運用コスト削減と安全向上などに用いる。

 ライドシェアやカーシェアリングなどのサービス、業務車両を管理するシステムの構築には、後付け可能で、しかも高度な解析ができるSensteerの活用が効果的だという。

 IoTやコネクテッド・カーに関わる製品やサービスの普及を目指す企業にとって、NEUSOFTはまさに頼れる強い味方となるに違いない。

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